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"いじめ"オブラートの罪

教職員同士のいじめと言われる行為がニュースになりました。

激辛カレーを目につけたり、キムチ鍋の素を無理やり飲ませたり、足を踏みつけたり体を叩いたり、車の車内に飲み物をわざとこぼしたり、車を凹ませたりやっていることは犯罪です。

傷害罪、器物損壊罪など刑事事件ですが、なぜか"いじめ"という言葉を使い、問題が矮小化しています。

個人的には"いじめ"という言葉は使うべきではないと考えています。真実をふんわり包んで問題の矮小化に繋がり、犯罪行為を不問に付すことにつながるからです。それぞれの行為に対して、犯罪行為であることの理解をさせることがこれらの問題を減らす第一歩と考えています。

無論、犯罪行為と認識しつつ行う悪質なケースもあるため、犯罪がゼロにならないようにこの問題もゼロにはなりませんが、抑止には繋がります。

今の政治の姿勢にも見られますが、問題が発覚したらとりあえず謝って終わらせてしまい、法的な問題があってもその責任は負わない。問題そのものに蓋をしてしまい、再発防止策という上っ面の話だけして終わります。同じような問題が繰り返されるのは、その程度のことと認識されているからです。バレなければ良いし、バレても謝れば良い。

これをやったら刑務所行きになるかもしれないということでしか抑制できないレベルというのが問題ではありますが、まずは行為に対して相応の責任を負うという基本を知らせることが大切なのではないでしょうか。

目には目をの世界は知的で賢明な社会とは言えませんが、そういうことすらやらねば収まらないような社会になりかけているようにも思います。もちろん一部であり、大多数は良心と良識を持って行動していることは言うまでもありません。

この社会、おかしくないか?ということを一つ一つ正していくことから始めていきましょう。

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著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com