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仕事への向き合い方をシンプルにしたらキャリアのもやもや期を脱却できた

この記事はRetty Advent Calendar 2023の15日目の記事です。


2023年は仕事への向き合い方が大きく変わった年でした。

これまでは、日々の業務の中に楽しみや充実を求めていたのですが、今年は自分にとっての仕事を再定義し、「仕事は仕事」と割り切ることにしました。
これによって自分の中に良い変化が起き、去年まで約2年間続いていた長いキャリアのもやもや期から抜け出すことにも成功しました。しかも、割り切ったはずなのになぜか仕事はより一層楽しくなったのです。

ここでは、なぜ仕事への向き合い方を変えることになったのか、どのような変化が起き何を学んだのか、今年の総括として振り返りたい思います。”はたらきかた”に迷う話はどのライフステージでも耳に入ってくるので、少しでもそのような方のブレイクスルーのきっかけになれば幸いです。




入社後9年目までの変遷

Rettyに入社し9年目を迎えました。入社から5年ほど飲食店向けのカスタマーサクセスに携わり、現場のプレーヤーからメンバー管理まで幅広く挑戦させてもらいました。飛び込みのアポインターをやったり、カスタマーサクセスの初期メンバーとして日々お店さんの課題と向き合ったりと、手探りの毎日で楽しかったのを覚えています。

アルバイトメンバーの採用と育成も任せてもらえるようになり、チーム拡大までは勢いそのままにPDCAを繰り返す日々でしたが、チームリーダーとして現場を離れ、実務がメンバーのみで安定稼働するようになったとき、私自身のステップアップを求めるようになりました。

悩んだ末、偶然チャンスもあり7年目から企画職にキャリア転換しました。仕事の内容はカスタマーサクセスから営業企画に、レイヤーはリーダーからメンバーに転換し、自分の仕事と挑戦に集中できるようになったことは、今年の変化の前兆とも言える良い変化の一つでした。


キャリアのもやもや期到来

営業企画にチャレンジしたは良いものの、最初は何をすればいいか全くわからず、ここから2年間もやもや期がスタートすることになりました。カスタマーサクセスではお店さんやチームメンバーなどの目の前の課題と向き合っていた日々から、営業企画では会社全体に目を向けることになります。社歴は長いのに、同じ会社にいるとは思えないくらい扱う課題の種類も大きさも違い、戦力になれるのか不安がありました。また、明確なスキルアップのステージをイメージできず、どこに向かって頑張っていけばよいのかわからなくなっていました。

同時にその頃、自身のライフステージや住む環境の変化もあり、ライフキャリア設計全体を見直す必要が出てきました。これから目的地をどこに据えるのか、何に重点を置くのか。考えれば考えるほど、私の中での仕事の位置付けを変える必要が出てきました。


なぜ仕事を再定義したのか

簡単に言うと、労力をかけたいものが仕事以外にも増えたからです。仕事で成果も出したいし、家庭でも大きなプロジェクトを走らせたい。家にいる時間が、オフの時間から、家庭のプロジェクトを遂行する時間になったことで、自分の持っている時間や体力の注ぎ方を変えざるを得ませんでした。ライフプランや目指したいキャリアを再設計したとき、これまで仕事に求めていた部分を必ずしも仕事に求める必要がなくなり、「仕事は仕事」と割り切って考えることにしました。


仕事への向き合い方が変わって得た気付き

この変化により得た気付きが2つありした。

1つ目は、「仕事は仕事」と割り切ると、無駄な気遣いが減り対人ストレスが減ることです(私のスタンスの問題で、相手云々ではありません(笑))。
これまでは、仕事を楽しく充実したものにしたいという思いから、一緒に仕事をする人たちとのコミュニケーションにも楽しみを求めていました。ですが仕事と割り切ったことで、コミュニケーションすべき相手が「純粋に同じ一つのことに向き合う相手」という前提になり、コミュニケーションにおいて相手の役職や部署間のしがらみを考える必要がなくなりました。逆に必要なコミュニケーションであれば忙しそうな相手であっても躊躇せず持ちかけるようになり、業務の推進スピードは格段に上がった感覚がありました。

2つ目は、「仕事は仕事」と割り切っても仕事は楽しい!ということです。これは私にとって大きな発見でした。実は、「”仕事は仕事”と割り切る=仕事に楽しさは求めず、日々淡々とお金を稼ぐためにやるもの」という観念があったので、再定義したときには「ついに仕事に楽しさを求められなくなってしまうのか・・・(墓場)」という気持ちでした(笑)。ですが、割り切ったことでより頭を使い、限られた時間と労力の中でどのように最大の成果を出そうか?と考えるようになりました。もちろんこれまでも考えていたはずなのですが、スタンスが変わったことで見える世界が変わったのだと思います。


向き合い方の変化による副産物

仕事への向き合い方が変わるだけでコミュニケーションまでもが変化するとは思いませんでしたが、おかげで嬉しい副産物もありました。
それは、以前より仕事に面白さを感じるようになったこと、そして周囲が以前より協力的に見えるようになったことです。

仕事に面白さを感じるようになった要因については、ものごとの推進が上手な人にアンテナが向くようになったからだと思います。同じものでも推進する人によってスピードや成功確度が違い、そのこと自体に興味が湧くようになりました。また、周囲が協力的に見えるようになった点については、同じ一つのことに向き合う相手という潜在意識があるからだと思います。相手は変わっていなくても、自分のスタンス、コミュニケーションが変わっただけでこんなに変化が起こることは想定していませんでした。


まとめ

これまでは、業務内容の面白さや同僚とのコミュニケーションの楽しさ、活躍実感、自身の成長……などなど、仕事の中に色々なことを求めていましたが、今年向き合い方を変えてシンプルにしてみたら見える世界が大きく変わりました。

この期間を経て起きた変化と学びから、次に繋げていきたいことをまとめておきます。

まず、仕事の位置づけは何度も再定義していいというのが今年の学びです。実現したいことが増えた時、今目の前にある仕事だけでなくライフキャリア全体のバランスを考えることで、仕事でやるべきことが明確になりました。今後もライフステージの変化に伴い、都度自分にとっての仕事の位置づけを再定義していこうと思います。

次に、ことに向き合うとコミュニケーションがシンプルで楽になるというのも今年の学びです。仕事への向き合い方によって、コミュニケーションの目的が変化することは面白い発見でした。この先仕事への向き合い方にどんな変化があるかわかりませんが、その時のコミュニケーションを楽しもうと思います。

最後に、もやもや期から抜け出せない時こそ、「本当に実現したい状態はどんな状態か?」を考えることが大事だと学びました。すると大事なものにだけが手元に残り、ひとつひとつのことに向き合うのが面白くなります。今後も行き詰まったらこの経験に立ち返り、ブレイクスルーしていこうと思います。

以上、2023年の仕事への向き合い方の変化と学びについて書きました。
今年の学びを土台に、来年も飛躍する年になるよう日々邁進したいと思います♪

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