「旅人」感想というよりたくさん知った。
湯川秀樹さんの自伝です。物理の世界は深いですね。
なんというか、本全体から京都の学生たちの雰囲気に時代を感じる。
「風立ちぬ」とか、小説とかに出てくる学生たちみたいな。
深く考えて読んだら、湯川秀樹さんの子供の頃からの成長とか心の動きとかがわかるのだと思うのですが、私はただ知ったというか。
読み終わってから感想を書くまでに時間が空いたのもあってちょっと忘れてしまいました・・・。
ただやっぱりよく覚えているのは私と同じくらい、高校生くらいの時の湯川さんですね。
ドイツ語の「理論物理学」の本を読んでいたとか。
友達との話の間にメッチェンとかオンケルとかいう単語を混ぜて得意になっていたとか・・・。
わあ、賢そう。というのが第一印象でした。
ドイツ語ってそんな、本を読むぐらいに習得できるものなのか・・・。
そう考えれば、私の英語力はどうしてしまったのか。
今は読みたい本がほとんど日本語である、というのはいいことですが、その弊害ですかね。
もうちょっと本気になって勉強しよう。そう思った今日この頃です。
「メッチェンとかオンケルとか」にいたっては聞いたことすらない。
高校生になってから物理に関して大分勉強を進めたんですけれど、まだまだだなあ。
物理の世界は深い。
そりゃもう、人類の知恵の結晶みたいなもので一朝一夕に身につけられるものではありませんけれど。
今の時代で行くと「ファインマン物理学」とか読んでいたら格好良いのか?
いや、たまたま見たことがあるというだけで深く知っている訳でもないのですが。
とりあえず、物理についてもっと知りたいな~というのと、湯川秀樹さんのころの高校生ってすごいな、と思いました。
「知った」ことはたくさんあるんだけど、まとめるのが難しい・・・。
何はともあれ、読んで良かったことは間違いないんです。
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