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「楽しい鉱物学」を読んだ中二女子の感想

と、いうわけで鉱物第二弾!

家に螢石と紫水晶の標本があることが判明したので、手の上で転がしながら読んでいました。

螢石は中国産の淡緑色。

日本の螢石はその色だって書いてありましたが中国産もなんですね。

紫水晶はウルグアイ産みたいです。

前回ご紹介した「鉱物きらら手帖」に比べて専門性の高い本なのかな。

という印象でした。

写真は少なくて、鉱物のできかたの説明も多いです。

結晶のあたりはよくわからなかったので、一応読んだけど頭に入ったかと聞かれると・・・。

という感じです。

ミラー記号というものが存在するということだけは理解しました。

結晶に関することや地質学、わからないことがいっぱいあるなぁ・・・。

と若干打ちのめされましたが、この本自体はすごく面白かったです。

特にお気に入りが

「水晶」「オパール」「青い石の歴史」「万葉翡翠」「鎌倉のめのう」

の五章です。

それぞれ、水晶、オパール、ラピスラズリ、ヒスイ、めのう、の詳しい性質やその鉱物にまつわる歴史について書かれています。

シルクロードや越の国のヒスイの話が面白くて、小説みたいに読めました。

奴奈川姫を才色兼備の女性であったことにしたい、というあたりでは堀 秀道先生の鉱物好きがうかがえて、クスッとなりました。


それから、この本では鉱物採集に必要な道具や肉眼鑑定のやり方も説明されています。

色々な鉱物の違いを知ることができて楽しかったですし、私も鉱物採集をしてみたいな~、と思いました。

例えお金にはならない鉱物でも、自分で採集したとなればきっと愛おしいですよね。

費用を考えると本格的には無理そうですが、今度川や山、海岸に行くときは周りの石をよく見てみようと思います。

旅行に行くときにその土地で見つかる鉱物を調べていくのも面白そうですね。


肉眼鑑定のやり方も錬金術師みたいでかっこいい。

一回やってみたいです。

というか、先生ご自身は機械を使って分析できそうな立場にいらっしゃるのにノリノリですね。

最初は炎色反応にはあんまり興味を持っていなかった私ですが、先生につられてやってみたくなりました。

本当に好きで、これを書いているんだなって分かる著者さんの本って面白いですよね!

地質学、結晶について学んでからもう一度読んでみたいと思います。

と、いうわけで。

今回の記事はこれでおしまいです。

最後まで読んで下さってありがとうございます!




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