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「アヒマディ博士の宝石学」を読んだ中二女子の感想

鉱山のことがここまで詳しく書かれている本って、初めて読んだかもしれないです。

科学的なこととか専門的なこととかも多く書かれているのですが、綺麗な宝石の写真がたくさん載っているのでただ「綺麗やな~」とみていることもできると思います。

宝石を科学的な目で見るのって、面白いですねぇ・・・。

なんか、「七つ屋志のぶの宝石匣」に出てきた知識がより詳しく、網羅されている感じ。

ヒートとか含浸とか、宝石のことなんですけれど鉱物の方面から知っている知識もあって・・・。

全面カラーで綺麗ですし、とにかくいい本でした。

カットした宝石を、こういう目線で見ている本って珍しいなぁと思います。

宝石の科学・・・って考えてみればあるんですもんね。

でも今も進化しているとは。

面白いなぁって思います。

鉱物の研究ってだいぶ前に粗方終わってしまったようなイメージだったのですが、宝石の加工とか、見分け方についてはまだまだ伸びしろがあるんだなぁとおもって面白かったです。

宝石を買うときに気を付けたいことなんかも載っていました。

とはいえ、その辺はあまり覚えていないのですが・・・。

ダイアモンドの代替品と捉えられてしまいがちなジルコンとか、ヒスイ輝石と間違えられやすいということで個人的にイメージが悪かったネフライトまで、作者さんの愛を持ってかかれているので好きになってしまいました。

本当に、色々な宝石のことを知れる本です。

カットされた石。

色むらもないですし、面白みがないなぁと、思っていたんですよ。

でもこの本を読んで、カットしたり磨いたりした方が面白くなる石もあるんだなという考えに変わりました。

ムーンストーンなんて、ただの白い四角い長石のように見えるのに、綺麗に丸くカットされた写真では青く神秘的に輝いているんですから。

長石って結構地味なイメージが強かったのですが、「うわぁ、こんなに綺麗なんや。そりゃ宝石としての歴史も長いわな」と思いました。

それから水晶って、カットされたりするんですねぇ・・・。

こんな風になるんや~と意外でした。

お気に入りはステップカットのアメシストの指輪の写真。

アメシストと緑色のトルマリンって配色も好きですし、スッキリした感じのカットですし、指輪の台の部分の色も何とも言えず可愛いんですよ。

ピンクブロンズみたいな?

まぁしかし、どんな宝石も、本に出てくるような最高級品は綺麗ですね。

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