日本トップレベルの霧の街
こんにちは。11月も暖かい日が続いていたかと思うと、急に1℃という冬の到来で寒さを感じているこの頃です。
苺の成長も順調に育ってきており、収穫も毎朝始まっています。
光いちごファームでは2年前から全てのハウスが高設栽培となりました。土耕よりも収穫は格段にしやすく、腰も痛めにくく、苺の手入れ作業も負担軽減につながっています。
晴れの日が多くて、赤く色づくことも順調に随時赤い苺を収穫して出荷できるようになりました。
光いちごファームがある街は「あさぎり町(ちょう)」
と言います。
あさぎり、、、朝霧、、、
そのまんまですね。冬の朝は霧に包まれる街です。
ただ、これがただの霧では無いわけです。
他所から来られた方は度肝抜かれて怖いというくらいの濃霧なんですね。
これは、この土地が周りを山に囲まれた盆地の中央に位置するからですが、ただの山ではなくて、ほとんどが1000m級の山々に囲まれています。
中でも市房山(1700m)から流れる日本三大急流の「球磨川(くまがわ)」が盆地の中央を雄大に流れることで発生する濃霧は日本トップレベルの条件になっています。
上の写真は曇っているわけではなく、晴れの日です。
霧が濃く、太陽の日差しを遮っています。
この濃霧によって深夜や朝早くは車の運転も危険で、先が見えないので運転できず泊まるなんてこともあります。
昼前にようやく太陽が出てきたら、急に気温が上がり、湿度もムンムンなので、湿気でメガネやカメラのレンズも曇ります。
こんなに自然の力を見せつけられる中での苺生産です。
これは大変ですよ(T ^ T)
でもね、この気温差は苺にとっては+に変わります。
今回はそんな冬の濃霧に関する記事でした。
農業は自然相手のお仕事ですが、こんな強大な自然の力の前では、すべてが小さく見えてきます。
だからこそ、自然を好きになることは農業の仕事をする上で、けっこう大事なことなのかもね。
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