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近くの沢で、ミニ遭難しました。(軽躁状態)

地元警察署、警察庁、地元消防署、山岳救助隊の方々に感謝します。ほんとスミマセンでした。追記と訂正2022/09/30

昨日2021/10/31は休みなので一人で散歩。天気予報も午前中は大丈夫だろうし、もっと鳥鳴き声アプリBird Netで鳥を探そうと思いスマホを持って一人で散歩。途中で「住宅街よりも少し高い所の方が鳥がいるかな?」とハイキングコースに行きました。(結局高い所は鳥の声は少なかった)

コースは市街地に近いし、以前コース反対出口(沢戸橋)から歩いた事あったので気軽に地図に右下ある「都立小峰ビジターセンター」からハイキングコースに入り尾根沿いに左上の「沢戸橋」方面に向かいました。

途中しっかりした標識があるし、コースも整備されてるから大丈夫だろうと、普段散歩する格好で。上下ジャージ、夏のTシャツに、ウォーキング専用の靴、スマホ、家の鍵。近いし暑くないから水なし、短時間ですむと思うから食料なし。

「小峰ビジターセンター」から「小峰公園」を登り、尾根づたいを進む。東京電力の施設を左に見ながら進み、鉄塔そば(ここは来たことある)、151-560標識(標識の番号なのね、今知った)を右へ進む。

151-580標識ははっきり覚えているのだけど、私が目指していた151-590標識は記憶に無い(-_-)ここを右に下るはずだったのに。そうすれば、151-600/620を通り広徳寺方面に降りれたはず。
発見された場所から想像するに地図の「←沢戸橋まで30分」の文字あたりで右上に降りた模様。

★間違えた でも引き返せない?

途中で間違えたのに気が付いたのになかなか引き返す決断が出来ず、ずるずると下っていく。途中途中の立木に白いビニールが巻いてあり、「おっ人が来ている」を勝手に勇気もらったり(ハイキング客が入らないように注意する意味という説、登山道説、間伐目印説諸説あり)がんがん下って行く。

双極性障害の躁状態の時なので、止まらないのよね。決断力ある方向音痴状態。動き出したら止まらない。鬱状態だったら逆に決断出来ないし、だいたい散歩に出る気力がない。

下って行くと、さすがに不安になってきて、「そうだこんな時は沢を下るって有ったな、映画だったかな」(←オイどこからそんな知識得たんだよ/登山初心者向けサイトは沢には絶対行くなと書いてある)。

★救助を頼むか 迷う
 沢を下ってから足下が水に濡れたり、汗が冷えたりしてあり寒くなってきた。天気予報は午後から少し雨だったし、ぱらぱらしてきた。
「どうしようか、救助を頼もうか」何回も考え、

「いや何とかなる」(←オイどこからの変な自信/躁状態がなせる技か)
「いや迷惑かけたくない」

引き返すという選択がない 振り返って気が付いた。昔似た様な経験が。

自宅で深夜に寝ている時に急にお腹が痛くなり、凄く痛いなと思いつつ、110番かけるが迷ってもだえ苦しみ、また迷ってもだえ苦しみ、しばらく時間たったら少し和らいだので110通報やめた事があった。後に父の具合が悪くなった時は迷わず110番できたのに、自分の事となると迷ってしまう。
あれから程なくして検査で自分に大腸がん見つかって「あの時110番していれば・・・」と悔やんでいる。

豆知識
 東京では「病院へ行く?救急車を呼ぶ?迷ったら・#7119」が有ります、ただ日本全国が共通では無い様です。

★救出まで

沢には倒木も多く、くぐりながら進んだり、またいで進んだり、さすがに体力が奪われる。喉が渇いて沢の水を飲む。ついに諦めて、救援を頼む事にした。
運よく携帯電話アンテナ1本立っていた。圏外だったらどうなっていただろう。

地元警察の電話番号分かっていたのでかけたら、対応にまごついていた。あまり経験がないのかな?なんとか携帯ナンバー教えてSMSで連絡しあい、私がマップappでスクリーンショットした位置情報を送る。

しばらくすると地元警察から「110番かけて山岳遭難と言って。そうすればGPS確認できるから」と言われ私から110通報した。

「今いる位置は何か目印ないか」「自宅はどこ」「登り始めた時間は?どこからどの道を行ったのか、どこで降りたのか」「今の服装は、その色は」「スマホバッテリーの残量は」また同じ事聞かれる。

そっか、最初から110通報すれば良かったのか。

その後電話がかかってきて山岳救助隊センター?同じ事を聞かれる。

1時間半以上経って独りの山岳救助隊の方に発見された。色々心配された。ジャンパーを貸してもらい、チョコ(スニッカーズ)をもらい食べる。水もらう。

他の隊員と連絡を取り合い、救出ルートが決まった。谷底から広徳寺方面の稜線に向かい登るらしい。

その間にも、現場や電話で聞かれる「住所は」「名前は」「生年月日は」「歳は」「体重は」「一緒に住んでいる人いるか」「一緒に登った人いるか、単独か」「持病はあるか」「どこの病院に通っているか」「緊急連絡先は」などなど

ま、愚痴、こんな行動した私が悪いのだけど・・・救助の皆さん情報共有できる所は共有してお願い、笑顔で対応したけど疲れているの(/_;)

広徳寺側に行くために、一度沢に降りて登るのだが、降りるとき事故が起こる。滑って左に倒れれしまい左足すねと左肘を痛める。幸いにも頭は打って無い。発見されるまでは擦り傷ぐらいだったのに、発見されてから事故るとは不運。まあ歩けるくらいだから良かったけど。

反対側に登ると約10名ほどの人が待っていた。救急の方か、持病の件きかれ、酸素飽和度、体温、血圧を計る。他の方からやはり先程聞かれた事を繰り返し聞かれる。

救助の方が話し合った結果、足腰の疲れがあるだろうから担架で運ばれる事になった。体重100キロ越えを6人以上で上げて稜線に向かい何度も休憩をとりながら(済みません)、広徳寺の駐車場にでた。脱出だ。

20人以上の方がいた。再度、酸素飽和度、体温、血圧を計る。怪我の状態を見てもらい、本人の気持ちしだいで救急車よんでも良いよと言われるが、断った。

電池の残量40%だったのが救助された時は25%になっていた。

初めたパトカーに乗る(犯罪者じゃないよ)

パトカーに乗せてもらい地元警察署にいって、簡単な聴取、写真撮影(怪我の部分含む)、怪我の部分を水洗い(いまは消毒しないらしい)して絆創膏を貼ってもらう。すねの傷が少し膨らんできていた。再度「救急車呼んでいいんだからね」と言われる。パトカーで自宅まで送ってもらった。

多くの関係者に迷惑をかけました、救出本当にありがとうございました

★反省
 登山者向けのサイトから
 道に迷ったら戻れ!!!
 谷に降りるな!!!
 稜線を目指すのがセオリー
 道に迷ったらいったん休憩

次回はモバイルバッテリー・水・チョコ(マヨネーズ)・着替え・タオル・カッパ・ヘッドランプ・熊よけ鈴・身分証明書のコピーを持っていきたい。

緊急連絡先が分かる物・持病と通院先・飲んでいる薬(軽い糖尿病だと話たらインシュリンのことを聞かれた)

なお、iPhoneには「メディカルID」というアプリがあって、指紋・顔認証していない他人でも緊急時に事前登録してあれば緊急先情報・健康情報が見る事ができます。Androidにも似た機能があります。

でも電池切れのスマホだと情報とすぐには取り出せないので、紙で持っているのがいいかな。スマホはバックアップとして。

★服装とカラダへのダメージ

家に帰って確認すると擦り傷だらけ。パンツは切れており、ウォーキングシューズも穴が空いてました。汚れた土を服をシャワーで落とし洗濯機にぶち込む。

警察では歩けるし、ちょっと恥ずかしかったので病院搬送は断ったのですが、心配になり休日診断してる病院探したら、ちょうどいいことに整形外科がやっている、さっそくいったらレントゲンとられて骨折など無し簡単な傷の手当てと、痛め止めと抗生物質もらいました。

私の救出にいったい行くらかかったのかな 済みませ(了)

★その後(追記)
左足の怪我は歩けない程ではないのですが、傷部分の皮膚が薄くなりすぐ出血しなかなか治りませんでした。
。・゚・(ノД`)・゚・。

上記の経験からパウチした状態で名刺サイズの「緊急連絡カード」を自作しました。以下の項目を入れました。

顔写真
名前(ふりがな)
住所
体重
身長血液型
連絡先(3箇所)
iPhoneのメディカル I D の使い方
国民健康保険番号
(保険証は別途両面コピーが良いと後から知りました)
かかっている病気名
通院先名と電話番号
飲んでいる薬

役立たないほうがいいのですが、念の為


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