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学歴コンプレックスを抱えた新入生が失敗しがちなこと


新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
「いやべつに入りたかねえけどなこんなクソ大学」
と、思っている人、結構多いと思います。

私の初期大学イヤイヤも物凄く、入学式から不貞腐れ話をまったく聞かずに『ニューシネマ・パラダイス』を脳内上映し、その後のオリエンテーションで自分の人生の映画性のなさに絶望し静かに泣いていました。
家に帰るなり「仮面浪人 方法」で検索をかけ、そういうサイトはほぼすべて見尽くしたといってもいいと思います。
何故私がここまで嫌だったかというと、進学先に受かるため勉強した時間が4日しかないからです。
赤本が楽勝すぎて基本正解、解説も見ずに楽々合格でした。


さて、不本意入学組は非常に大学生活に希望が持てていないのでヤラかすことが多いというのが私の持論です。
都会る、酒やセックスに入り浸るだとか、そういう新入生の可愛い失敗ではなく、下手したら一年間ずっとつまらなくなるものです。
皆さんには私と同じ失敗をしてほしくないので書きました。どうぞお付き合いください。


 1.友達を作ろうとしない


 私みたいな意識高い系高校出身者にありがちなのが学歴で人格まで判断してしまうことです。「こんなバカ大学にのうのうと入学してきたバカな学生どもと友達になる気はない」とか思ってません? 
~高校生までは世間をなめ腐っていたので、自分がどこかで見下していたような人たちと同種になることが受け入れられなかったんですね。

友達が全くいらないと言うのならそれはそれでいいと思いますが、その気持ちにほんの少しでも強がりがあったら、辞めることをお勧めします。

非常に残酷ですが、学部間偏差値に差があろうと不本意だろうとそうでなかろうと卒業したときの学歴はみな一様に同じ。

知恵袋で似たようなベストアンサーもう何度も見ましたよね? 履歴書に何入試で合格とか書かないでしょ?

あなたがどんなに器用で頭が良かろうと、口に出さないだけでなんとなく見下されてる感覚は分かります。

素直に隣に座った子と話してください。人を寄せ付けない悲壮感丸出しのオーラ出してると誰も寄ってこないです。マジで。

仮面浪人を考えているあなたは特に友達作っといたほうがいいと思います。いうまでもなく講義の関係で、です。

私は仮面浪人を選ばなかったのでアドバイスできることが無いのですが、課題とか出席とか、本腰入れる後期になっても頼れる友達がいないと全部一人で抱え込まなくてはいけないので 負担マシマシ。

せめて持ちつ持たれつくらいの1コマ限定友達でもいいのでラインを交換してみてください。

私のバイト先にはフリーターがわんさかいましたが、普通に仲良くなりましたし友達や先輩として好きです。学歴だけじゃ分からない人としての良し悪しは絶対にあります。


2.やりたかったサークル見学をしない


 入学直後に学歴コンプが爆発してからというものの自分がこの世の中で最も醜く無能な存在に思えました。

だから学外サークルを探してもやけに頭のいい大学ばかりがいると委縮してしまい、見学すらしませんでした。これ、結構大きな失敗だと思っています。
サークルでやっていることは基本勉強の得意不得意は関係ないということに気が付いたのはずいぶん先の話…。私の場合は女だから高学歴男目当てって思われるのが嫌だったことも理由のひとつです。

その後いろいろな場所に顔をだすようになって分かったのですが、学歴で判断する人は思っていたよりも少ないし、彼らは頭がいいので口に出しません。おそらく被害妄想が8割です。
もちろん完全にいないとは言い切りませんが、対等に接してくれる人を大切にすると大学卒業後も仲良くしてくれる良き友に恵まれます。

アカデミックサークルとか意識高い系サークルは少し毛色が違いますが、その他の一般的なサークルは基本的にメインの活動への参加度・能力値・人格(時間や期限を守る、モラルマナー)がよければどこも受け入れてくれるので学歴を気にするのは損かなと思います。

 

3.大学生ノリを馬鹿にする


乗れといっているわけではありません。ただ思い出してほしいのは彼らは「基本的には」そこまで迷惑をかけてないはずなんですよ。

バカにするとこちらにも害が生まれます。それはふと冷静になったときに「こんなに嫌なのは私生活が充実していないからかもしれない…あちらはあんなにも楽しそうなのに…私は…私は…」って 悲しくなることです。
自分が楽しければ気にもならないはずなんです。

私の中学には合唱コンクールがありました。2年生の時、クラスがなぜかすごく仲良くなって「よし! やるぞ! 団結!」みたいな感じで相当燃えていたんですけど、他クラスからは相当キモがられていました。

でも内にいると楽しくて仕方ないんですよね。
大学ノリも似たようなものだと思います。

 

4.将来について投げやりになる


「もう未来はないし地方零細に就職して酸素吸って二酸化炭素吐いて寝よ! お先真っ暗!!」
上記は爆発中の私が実際に思っていたこと原文そのままの心情です。


一刻も早く就職課に行き内定したひとの体験レポート的なものの中から、過去の自分が一番なりたかったものに近い姿を探してください。

現在、私は社会人2年目の年ですが、何かしら夢中になれたり努力できるものがありさえすれば、どのような立場の人でも人生楽しく生きている印象です。


5.大学の不満をずっとツイートする


まず、そこを第一志望としてた人が見ると反感を買います。でも私たちにとっては包み隠せぬ本心なのでそれをいわれても困ります。だからこれは正直そんなに言うつもりはないです。

一番大きいのは、周りから見て気持ちのいいものではないということです。魅力半減します。

大学生になってできた友人がそのタイプで(灘→東大落ち浪人→私立)、年がら年中そういうツイートをしていたのですが、異性であっても同性であってもまだ受験について言ってるんだ、という印象。

Twitterって気持ちいいですよね。本当の自分はこうなんだ!って友人知人に間接的に伝えたくなる気持ち、痛いほど分かります。
でも続けても負の掃き溜めにしかならなかったと振り返って思います。


その空間って生命力を奪うコタツみたいなもので、居心地はいいけどそれでしかなくて、気づいたころには体と心がボロボロになってるんです。そのぬかるみでボーっとするのも時には必要です。でも、そんな場所でボーっとしている姿が、あなたがなりたかった姿なのでしょうか? 

この世の終わりのように感じてしまう不本意入学。でも残念ながら世界はまだまだ滅亡しそうにありません。


散々見てきたよ!っていうものがほとんどだったかもしれません。でもそれくらい誰にでも通じることだと思います。
みんな苦労してます。一人じゃないよ。がんばろう!

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