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「アイスホッケー選手」ではない自分との初対面

新型コロナウイルスの影響で生活が苦しくなったり将来が霞んで見え始めた若者達はたくさんいるはず。

紛れもなく僕もその中の1人です。

昨シーズン終盤、左肩の古傷を再び痛めてしまい手術をするため日本に帰国。

手術が終わり、退院してリハビリが始まるとほぼ同時に新型コロナウイルスのアウトブレイク。

それから間も無く契約間近であったチェコの大学側から「今年はアジアからの学生及び選手は取れないと」伝えられました。

このオフシーズンにリハビリを頑張ればチェコで自分のやりたい事トップ2に堂々と君臨する「栄養学」「ホッケー」に没頭することができると思っていた僕は落胆すると共に焦りを覚えていました。

「ちょっと待った。このままだと今年ホッケー出来なくないか?」

そう思った僕は図々しくも横浜GRITS様に連絡を取り、同チームのトライアウトに参加することを決意。

ビデオ面接を終え、陸トレも順調。準備は万端のつもりで挑んだトライアウトは、まあ結論から言うと悲惨な結果でした。そりゃあ9ヶ月も最前線を離れている僕が突然リンクに戻りそして突然プロチームに受かる訳が無いですね。楽観的すぎて自分でも呆れてしまいます。

そんなこんなで自分は今、自身の短い人生の中で初めてアイスホッケーチームに所属していない、即ち「アイスホッケー選手」ではない自分との初対面を果たしました。タイトル回収。

これ、僕からしたら結構怖い事なんです。「アイスホッケー選手」というアイデンティティを失うということは、それに頼らずに自分の価値を見出さなくてはならないという事。
でも怖いはずなのに僕はこの事実を意外にもすんなりと受け止めることができました。

だって考えてみてください。6歳から毎日毎日ホッケーしかしてこなかったのです。21歳、周りの同期は大学3回生。「ホッケー馬鹿だから」という言い訳を捨て、そろそろ自分が持っている他のポテンシャルも見つけてあげる時なんじゃないでしょうか。


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初投稿という事に加えて日本語で物を書く能力が明らかに低下しているので支離滅裂な部分もあるとは思いますが、そこは温かい目で見守っていただけるとありがたいです。

誤解を招きたくないので一応書き添えておきますが、プロホッケー選手への夢を諦めたわけではありません。ただ時間ができた今、ホッケー選手ではない自分自身にもっとフォーカスを置いてみようと思った、というだけの話です。練習はちゃんと行きます。うん。