長女の読み書き困難(ディスレクシア)は見え方と音が原因だった⁈③-小規模特任制度について-
小規模特任校制度について
小規模特任校とは、自然豊かな環境に恵まれた小規模校を中心に、通学区域は住所により決められている学校ではなく、他学区でも入学できる制度のことです。ほとんどの学校自体が全校生徒100人以下であるため、少人数教育が可能になります。
長女が読み書き困難を抱えながらの学校生活。どのようにしてこの制度にたどり着いたのかは『長女の読み書き困難(ディスレクシア)は見え方と音が原因だった②』を読んでいただけたらと思います。
小規模特任校制度の申し込み
小規模特任校制度を利用するためには、特任校がある市に住んでいるのが条件になります。
私の市では、この小規模特任校担当者がいてメール等でのやり取りで申し込みをしました。
担当者さんからは、住居がある区域の小学校の検討もしたほうがいいという助言もあり、小規模特任校3校と地元の小学校を家族で見学に行きました。学校への連絡や見学日・時間の調整は担当者が行ってくれて、比較的スムーズに進んだ印象です。
小規模特任校の選定までの道のり
小規模特任校の見学では校長や教頭先生との面談と、学校内や授業の見学を行いました。
その時に、今までの経緯や視覚支援の検査結果を持参し説明し、学校からは学校の特色などを説明して頂きました。3校とも自然豊かな環境にある為、川や山といった自然の強みを生かした教育をしているといった印象でした。
たとえは・・・
・川が近くにあるため、水質調査をしていたり小学校内に水族館(川の生き 物)がある。
・炭を作っている。
・学校の敷地内に小川がある などなど
小規模特任校3校と住居区域の小学校の見学が終わり、長女と小学校入学予定の長男(現在は小2)の意見を聞きました。長女は小規模特任校の中でも最も人数が少ない小学校がいい!!と、長男はら楽観的な性格なので、ドッジボールができる小学校がいいとの希望・・・。性格の差ありすぎです。
しかし長女にとって人数というのは、最も重要な条件なのだと改めて実感しました。
しかし、私は小規模特任校の中でも先生、生徒がフレンドリーにアットホームな印象があった小学校がいいのではないかと思っていたのです。その理由は、転校後の問題として先生・生徒たちとの関係構築があったから。
そこで、面談の時に私が注目したのは先生たちの服装と生徒たちの反応です。
校長先生というのはいつでもスーツのイメージ。何となくですがお堅いのです。今までの風潮にとらわれているというか・・・。学校トップの校長が柔軟性に富んでいないと変革は起こしにくいと考えました。そのため服装に注目したんです。
そして生徒たちの反応とは、誰しもが知らない子が突然教室で見学を始めた時、「なんだ?なんだ?」と興味はあるけどちょっと距離をとってしまうもの。その距離感ができれば近いほうがいいなと思いました。つまり「なんだ?」ではなく「こんちは」みたいな。
そしたら、1校だけあったんです。校長がTシャツを着ていました。しかも教頭も(色違いのおそろい!!!)。そして、生徒たちは授業中にも関わらず「こんちは」とあいさつしてくれたのです。
私としては、それが決定打。先生が同じTシャツを着ているというのはチームとしてまとまりがあると思いましたし、生徒たちの関係性も問題ないと確信しました。なぜなら、長女も長男も放課の時間に生徒たちと一緒に遊んでいたから・・・。うまい具合に旦那さんもその小学校の印象がよかったみたい。
そこからは、話し合いです。1クラスの人数は長女の希望した小学校は6人、私たちが希望した小学校は10人。4人の差は私的にはそれほど大きくはないと考えました。
長女も印象は悪くなかったようで、あっさりOKをもらえました。
こうして、いま通学している小規模特任校への転校が決まったのです。
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