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「トップダウン」か「ボトムアップ」か。

こんばんは。

最近、前田祐二さんが出されている「メモの魔力」という本を寝る前にちまちま読んでいるんです。その本の中で、今の私にすごく印象深く残っている箇所があるんです。

「トップダウン」と「ボトムアップ」というお話。

この二つ、私は高校生のころから単語だけは知っていまして。一応スポーツの強豪校に通っていた私は、その時の顧問の先生にこの言葉たちについて教えてもらったことがあったんです。

「トップダウン」は、簡単に言えば指示待ち人間ですね。上から何かしらの指示がないと動けない人。よく言えば従順、悪く言えば考えるということができない人でもあります。これらは歴史ある企業や平均年齢が割とお高めの企業はこの考えが多いかと思います。

「ボトムアップ」は、下から上司に対して進言することを指します。これは風通しの良いベンチャー企業に多い風潮で、若い考えをどんどん取り入れ受け入れるというスタイルです。

私の今までの「トップダウン」と「ボトムアップ」の考え方はこんな感じでした。

ですが、前田さんはこの二つの言葉をこのように提示しています。

「トップダウン」は、道筋を組み立ててゴールを目指す人。目標というゴールがあったら燃えるのがこのタイプです。

「ボトムアップ」とは、自分がワクワクすると思うかどうかで行動を起こす人。ゴールをあまり深く捉えず、ぶっちゃけて言えば行き当たりばったりな人ですね。

この一節を読んだときに、私の今までの価値観とかその他諸々ひっくるめて、「自分はボトムアップだな」と確信めいたなにかを感じたのを良く覚えています。

これは自分の人生をどう歩んでいくかという点で、人生の指針になってくる大事なポイントです。

「自分はどんな人生を歩んでいけば幸せなのか?」これは私が学生時代、就職活動をする上ですごく考えていたことでした。就職活動中、ありがたいことに私はBtoBの中小企業にシステムエンジニアとして内定していました。同い年の子達よりも大分早く就職活動が終了してしまったんです。大学の単位もほぼほぼ取り終わっていたので、あとは約1年、ちょこちょこ大学に行きながらバイトして・・・と、残り少ない自由時間をどう使おうか、というまさに人生の夏休み状態ですよね(笑)

しかも私、本当にその道を極めている方々には非常に申し訳ないのですが、特にシステムエンジニアの仕事がしたくてその会社を選んだわけではなく、ただ内定がきまったから「夏に入ったらスーツで動き回りたくないし、ここでいっかな」なんて軽い気持ちで決めちゃって。本当にこの時の自分は浅はかで愚かだったとしか言いようがありません。

そしていよいよ会社のインターンが始まった10月。私は研修についていけずに社会人0年目で挫折しました。完全に文系な私にとって、数字の羅列ばかりを見るのが苦痛すぎたという単純な理由です。今考えれば「え?そんなこと?」と思えることではありますが、当時の私にとってそれは恐怖の何物でもありませんでした。そして一か月ちょっと経った頃、当時の担当さんに辞める旨を伝えました。後から知ったんですが、完全に文系の私を内定承諾してくださった理由が「第一印象が凄くよかったから」だったそうなんです。本当にそこで内定を出してくださった担当さんには今でも感謝していますし、ここで挫折を経験していなければ、今私もここで文章を書いてみようと考えもしなかったと思います。

なんやかんやあり、「さて、そろそろ就職活動を再開しますか」という時期になり、今度は自分の”幸せ”のことを深く考える様になりました。

「どんなことで自分は幸せを感じるんだろう?」「自分が本当にしたいことって何?」こんな風に毎日自問自答していた気がします。その時に行きついた答えが「私は楽しいことが好き、煌びやかで華やかな世界が好き、だから今度働くところはエンタメ性が強い所にしよう!」ということで今の職場に就職することになりました。今思えばその職場を見つけたのもSNSだったので、本当に特殊な就職活動だったと思います。

このように、私は行き当たりばったりな人生を送っています。そして、今現在でも自分の生活をより良くしようと試行錯誤を繰り返している状態です。

最近まで、それこそこの本を読むまでは、こんな私の考え方や人生の生き方は駄目なんじゃないか・・・と、結構割と真剣に悩んでいました(笑)。私の同期入社の人は完全なるアップダウンの人で、仕事をするにもなにをするにもまず期限をきっちり設ける人だからです。やはり会社に属する人間はこの期限を設ける人の方が仕事が早い傾向があると思います。私もその人を見習って仕事に期限を設ける等、自分なりに真似をして仕事をこなしてきました。そういったところで大分私は社会人的には成長できたと思っています。

ですが、こうして会社に従順に生活する、という生活に、若干の窮屈を感じているのも事実です。こういう時に、ワクワクするお話があると全てを開放してそちらに行きそうなのが私の怖い所ですが(笑)。

紆余曲折しましたが、まとめるとワクワクすることが大好きな人、その感性を人生の指針にしてね!きっと楽しい人生が送れるよ(笑)って言いたいだけでした。