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大学サッカー 回想録

自分は主将だったけれど、ずっとメガホンを持っていた。
ベンチにも入れない、4番手のキーパーだった。

怪我とかじゃない。


というか、4年間で、4年の後期リーグしか公式戦に出れていない。




去年の前期リーグを全て終え、降格圏内に落っこちたあと、監督と話す時間をもらった。


4番手キーパーの自分が試合に絡んでいくためにどうすればいいか、何が必要か。


それが全然わからなくて、手探りであがくのが辛くてとうとう監督に話を聞きに行った。


そうしたら、色んな評価が返ってきた。


良い評価をしてるポイント、弱いと評価してるところ、ここは随分良くなった、など。

そして最後に

"俺は、お前が試合に出れないとは思わないし、今はチャンスだと思うぞ。"


と言われた。






監督は俺の頭の中が見えていたのか?

そう、俺は無意識に自分は出れないと思ってたんだ。

だって、「試合に出たい」で努力してたんだから。

試合に出れるようになるため、努力をしていた。

つまり、今の自分では試合に出れないって思ってたんだ。

それで努力をして、どこまでいったら自分は試合に出れるって思えるんだ?


「試合に出たい」と強く思っていたのが

「あ、出た時の準備しとかないと。」に変わった。



そしたらプレーが変わった。

僕は関東リーグに出る力がないんじゃなくて、関東リーグに出れないと思ってただけなんだ。


ブレーキをかけてるのはいつも自分だ。

そのブレーキは案外簡単にはずれたりする。



そして、俺は大学で初めてスタメンになった。



俺は大学サッカーの終盤でブレーキのはずしかたをひとつ知ったんだ。


油断するとすぐブレーキかけちゃうからな。
ブレーキはかけたらあかん、もったいない。


夢も目標も、''今日'' 叶える。



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