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「勝てる」と「勝てない」の間に

精神状態の話です。

勝ちたい試合に臨む時、まだ掴んでいない勝利に対して考えを巡らせ、どう思うかの話です。


まず「勝てない」はお話になんないです。
勝てません。



「勝てる」もまた、難しい精神状態です。
「勝てる」と思う理由をなんらか持ちこんで、その答え合わせのような試合になります。

昨年の神奈川県2部リーグの、FCSCに引き分けるまでの11試合がこういう感覚だったと思います。(今になってそう思うわけですが)

問題なく答え合わせが出来ればいいんですけど、出来なかった時は途端に試合が難しくなります。

そしてサッカーというスボーツにおいて答え合わせはめっちゃムズいです。
自分という個人の中にもコントロールし切れない変数があり、10人の他人と一緒に神経が全然通ってない足でボールを扱います。
それを相手が邪魔してきます。

往々にして、答え合わせは上手くいきません。

あとよくあるのが、勝利を得られても答え合わせできなかった部分があって、それを「課題」とか「内容」と言った名前をつけて持ち帰らなければならなくなります。



今シーズンに入ってわかったのが、
この「勝てる」と「勝てない」の間に
「わかんないけど勝つ」が
存在するということです。

ここでいう「勝つ」というのはそれが決定しているという意味ではなく「勝つ」と心に決めるということ、つまり決意です。
「どうなるかわかんないけど、勝つ」です。

「勝てる」と思えない怖さがあります。
不安で、落ち着かない、そんなかんじ。
その状態で心に決める「勝つ」には他にはないタフネスが備わっています。


相手の方が能力高いかもしれないけど勝つ
ずっと押し込まれるかもしれないけど勝つ
先に点取られるかもしれないけど勝つ

みたいな

「わかんないけど勝つ」は
「どうなっても勝つ」です。


この居心地の悪い狭間でバランスを保って、試合に臨むのが1番強い気がします。


「勝てる」に流されないために必要なのは徹底的な準備と想定でしょうか。自己追求もそうかな。

「勝てない」に追いつかれないために出来ることは敵を知ること、勝つ方法を創るのに頭を捻ることか。あとは自分に鞭を打つことか。


いろんな環境要因に左右されることだと思いますが、仮に自分たちで自分たちをこの狭間に留まらせることが出来る能力があるとすればそれが「強さ」だと思います。


きっと今節も過酷です。
まじでどうなるかわかんないです。

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