うどん at新宿
久しぶりに、新宿に行く。
目的は、「切麦や 甚六」という、うどんのお店。
友だちと何食べようかと相談したところ、さっぱりしたものがいいねということで、うどんに決まったのだ。
丸の内線の新宿御苑前駅から徒歩5分くらい。
わずかな距離を歩くだけでも、汗をかく。ジメジメッとした暑さ。お店に着くと、同じ会社の同僚であろう3人組しか待っていなかったので、わりとすぐに店内に入れた。
頼んだのは、「親子天かけぶっかけうどん(950円)」
コシがすごい自家製麺に、いりこの効いただし、それに半熟たまごのてんぷらとかしわ天(鶏肉のてんぷら)3つ。
うどんがきれいに盛られた器に出汁を注ぐと、自然と顔がほころぶ。
(うどんが出汁に浸かった図)
箸でうどんを崩し、口元に運ぶ。噛んだ瞬間、うどんの弾力が歯をはじき返した。コシがすごい。出汁とも絶妙にマッチしている。
なにより驚いたのは、かしわ天。
ジューシーかつフワッ。うどんはもちろんこのかしわ天を食べに行くだけでも価値がある。
その後、食後の幸福感に浸りながら、新宿駅の方に向かう。この日はやたら風が強く、すれ違う人がみな顔をしかめながら、歩いていた。
途中、新宿御苑に寄った。東京に住みながら、一度も行ったことがない。けど、入園料が必要なことを知り、入り口まで行って、また次の機会にということで通り過ぎる。
何件かの本屋をはしごした後、「AALIYA」というカフェで休んだ。フレンチトーストで有名なお店らしい。
疲れた体に、甘いものは必要不可欠ですね。
(フレンチトーストとバニラアイス ¥650)
フレンチトーストの食感は、とろっとろっ。歯がなくても食べられる柔らかさ。
そういえば、うどんは噛みごたえ抜群で、フレンチトーストは溶けるような柔らかさ。この組み合わせは、なんだかおもしろい。
冷房の効いた店内を出ると、日差しは落ち着いたけど、ジメっとした暑さは相変わらず。
ビルの間を突風が吹き抜ける。
ぼくはさっき食べた、冷たいうどんがもう恋しくなっていた。
Twitter:@hijikatakata21
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