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【現代詩】ヨーロピアン・カヌーの郵便番号

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そして最後には東京2020消えてしまう思い出せなくなってしまう人口ゼロの害虫たちはもはや外でも街でも害でも何でもないインカの魂よお前の交歓を味見させてはくれないか予言された洪水が…
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【現代詩】ヨーロピアン・カヌーの郵便番号20357―30485

【現代詩】ヨーロピアン・カヌーの郵便番号20357―30485

猫に求められる時の静けさが永遠に続けば争いなど発生しない扉が開く鏡が開いて反射が君を縛り上げる薄れゆく意識――微小な風船を撒き散らしたように振る雨の種類は食べることと日々の暮らしへのグラデーションにも似て資本的な思想をいくつかに紛れさせたまま窓ガラスによって仕立て上げられたアールデコ調の山手線の蓋を重たくさせる。衝撃的なブロー工事費用の献身さにもかかわらず君は綱引きの綱をなめらかな刺し身に仕立てて

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