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妄想アジア縦断旅行(9) 中国大陸編8

廈門から深圳に到着した。深圳は東洋のシリコンバレーと呼ばれるほどIT産業が発達している。あのファーウェイやテンセントの本社があることでも知られており、都市の発展が著しい。
深圳は、わずか30年で人口30万人から1400万人に成長しており、平均年齢は32歳、65歳以上の人口はわずか2%と、街全体がとても若いことも特徴だそうだ。ファーウェイの紹介本を読んだことがあるが、様々な国のエリートたちがファーウェイに入社し、この深圳で研修を受けるのだという。ファーウェイ本社は広大な敷地で、移動のためのバスが走り、見学や研修者のためのゲストハウスもあるという。
西側諸国の間ではファーウェイは悪者になっているが、これは米国IT企業のGAFAでも及ばない高度なテクノロジーと中国の覇権主義による海外進出とのコンビネーションを恐れている結果とも言えなくはない。今回は深圳を旅する。

まずは秋葉原の30倍もある世界最大の電気街、華強北に行ってみたい。やはり中国はもの作り大国であ利、ハードのシリコンバレーと称されるのも理解できる。ままたJACK & JONESという顔認証専門のアパレル店もあるとのこと。中国のITテクノロジーの高度さがうかがい知れる。テンセントやファーウェイの本社にも可能であれば足を運んでみたい。

そしてなんといっても楽しみなのはグルメである。深圳は関東省に属している。あの食は広州にありと言わさしめた、あの広東料理がここにはある。XO醬や沙茶醤、オイスターソースなどを使った味わいがありスパイシーさはない。またゲテモノ系が多いのも広東料理の特徴だそうだ。肉、海鮮を巧みに使う料理が広東料理なのである。

深圳を十分に楽しんだら、次の目的地は香港・マカオである。成長著しい深圳から英国から中国に返還された香港へ。1国2制度のゆくえや、現在の香港の立ち位置など、知りたいことはたくさんある。香港・マカオ編は次回に続く。

【今回の旅程】
廈門 〜 深圳  高速鉄道

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