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妄想アジア縦断旅行(4) 中国大陸編3

まずはじめに、前回天津には天津甘栗がないと書いたが、小宝栗子という類似のものがあることを友人のちかちゃんが教えてくれた。10月から発売される秋の味覚のようなのでご紹介しておく。

さて北京と天津を楽しんだら、次の目的地はある麺類を食べるために行くと、前回書いた。

その名前を聞いたのは会社のあるイベントだった。


当時私の働く部署は、海外の企業との提携業務を主に行っていた。中国にも提携会社があり、1年に1度その会社の優秀営業マンが日本で研修を行うことになったいた。
研修と言っても実際にはご褒美旅行の色合いが強く、彼らは東京や箱根を楽しんで帰っていくのだった。もちろん会社に来て研修も受ける。研修の夜は優秀者の表彰を兼ねたウエルカムパーティーが行われていた。私はその会社の担当ではなかったけれど、手伝いと接待役を兼ねてパーティーには毎年参加していた。
そのパーティーで中国人の営業マンたちと中国のグルメの話をしていたところ、そのうちのひとりが習近平の出身地に、名物の麺料理があることを教えてくれた。

その名を「ビャンビャン麺」というその料理は、名古屋のきしめんの2倍ほどの幅をもつ平麺で、詳細は以下のWikipediaを参照いただきたいが、なにしろビャンの漢字が凄まじい画数なのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ビャンビャン麺

なんと1字で58画もある。面が15画なので3文字で131画だ。漢字をここにコピペしようと思ったが残念ながらできなかった。
最近バーミヤンでもこのメニューを見かけるようになった。食べてみたがもちもちの太平麺と甘辛のタレ、そして豚のひき肉や野菜がトッピングされなかなか美味であったが、本場の味というわけにはいかないであろう。また東京には専門店もあるらしいが、これも本場のビャンビャン麺を忠実には再現できていないに違いない。やはり本場で堪能してみたい。

というわけで私は北京から西安に向かう。高速鉄道もあるようだが、今回は夜行列車で向かうことにする。どうやら寝台車を使っても高速鉄道より安いらしい。北京西駅から西安駅まで約13時間の旅である。憧れのビャンビャン麺に会える。妄想は広がるばかりだ。

【今回の旅程】
北京 〜 西安  夜行列車



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