主人公を脇役化することに成功している稀有な漫画、それがHUNTER×HUNTERだ
こんばんは。投稿2日目の肱岡であります。2日目とは言え、もう日をまたいでしまったので、もはや2日目とは言えない。まあ細かい事は気にするなという感じだ。
今日も22時半くらいまで仕事だった。業後に講師たちとだべる時間が最近一番楽しいことかもしれない。ちなみに今この記事を書いているのは、大学1年の頃からの腐れ縁である、ボロ目のsurfaceだ。会社で使うThinkPadとは比べ物にならないくらいキーボードがうちづらくてイライラする。絶対これで仕事をしたくはない。そろそろMacbookairへの買い替え時である。
余談はこのくらいにして、今日はカンテツから要望があったHUNTER×HUNTERについての記事を書く。明日は公文について、明後日はONE PIECEについてという予定だけは決まっている。続々と執筆のネタが集まって嬉しい限りだ。僕はおしゃべりなクセに最近はコーチングなどというものを初めて聴くようになってしまったため、おしゃべり不足なのである。だからこうやって文章を書いてみている。
さて、HUNTER×HUNTERについて何を書こうかと考えていた。個人的に一番好きなシーンは、キメラアント編で階段付近からゴン達が城内に侵入するあのシーンである。あそこまで突入を待ち望んだ漫画はないと言えるほどに、そこまでの溜め方が秀逸だった。この点についてはまた書きたいと思う。
HUNTER×HUNTERはなぜあんなに面白いのかと帰り道にずっと考えていた。そうして出てきた一つの解は、
「HUNTER×HUNTERは主人公を脇役化することに成功した」
という事である。
ゴンは正直パッとしない主人公だ。悟空にもルフィにもナルトにもある、圧倒的な主人公らしさを感じない。けど、そこに鍵がある。
ジャンプコミックスというのは、キャラが強い。特に主人公の主人公感たるやハンパない。日向もデクも、どうしても主人公だ。
だが、HUNTER×HUNTERは違う。「主人公不在のまま驚くべきほどに物語を進めてしまう」大胆さがそこには存在する。
ヨークシン編において、ゴンはどう見ても脇役で、あれはクラピカと旅団の物語だった。キメラアント編など、もはやあれは王の物語であり、敵サイドのボスが主人公を食い散らかす魅力を放っていた。選挙編においてなどゴンはずっと病院の中だし、現在の暗黒大陸編ではもはや1ページすら出てこない。これはジャンプコミックスの漫画の中で異例の事態だ。
しかしそのことは、主人公不在でも物語を成り立たせるほどに他のキャラが立っていて、ストーリーで引き込む力があるという事である。これはマジでやばい。最後は悟空が何とかしてくれる、、!という最強の王道展開を放棄したことで、読者を予測不能の世界へ誘ってくるのである。
恐るべし富樫。これはもう休載したって許される。
、、いや、やっぱ早く連載再開してくれ。
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