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ムービングアース新作公演レポート

しばらくぶりの投稿になってしまいましたが、
8月は主宰教室の発表会と
所属カンパニーの公演とがありました

所属カンパニーの新作劇場公演は実に3年ぶりとのこと!
この3年というのは、そういう年月だったのだなあ・・・
と改めて思わされます

8月末、
Kei Takei’s Moving Earth Orient Sphere
LIGHT, Part 53 「家」〜ある日の幻想〜
無事、終演しました
全員で公演を迎え、そして無事全員で終えることができたこと、
本当によかったです
これさえも当たり前のことではないのですよね…

お越しくださった方、応援してくださった方、気にかけてくださった方
ありがとうございました
主宰のケイさん、メンバー、スタッフさん、
関わってくださったすべてのみなさま
ありがとうございました

作品の入り口はいつも以上にわからずに
でもそのわからなさの中にとびこんでみて
ある時ふわあ~っとすべてがつながっていく感覚を味わいました

個人的なことですが、この作品のリハーサル期間中に
引っ越しをして、拠点を移しました。 
自分にとっては大きな一歩

拠点を移すことはずっと考えていて、いつかはそうすることになるだろう
とは思っていましたが、なかなかその一歩が出なかった

怖がりだった私がこの一歩を踏み出せたのは、
心強いたくさんのご縁のおかげでした

子どもたちの発表会準備と自分のリハーサルをしながら、
引っ越しはなかなか大変でもありましたが、
やろうと思えば、なんとかなった
そういうものだ

公演リハーサルの話に戻ると、
今回の作品は前述したとおり、
いつも以上によくわからないところからスタートしました

でも、引越しをして、この地にきて、
つながっていくこと
否応なく想起されていくこと
たくさんありました

だからここにきたのか?
だから今、これを踊るのか?

そう感じることがありました

ただ、なにかそれを必要以上にドラマチックに仕立て上げて、
妄想して酔いしれるようなことはしたくなかった
たぶん、そんなことじゃない

否応なく想起されていくことはたしかにあったし、
それはなにかを私に伝えてもいてくれたと思うけれど、
それはできるだけ静かに受けとめて
何度も踊ってみること
その時その時の渦に飛び込んでみること

私の頂いたパートは特に即興性をもたせたパートで
きっと毎回毎回かなり違ったのではないかと思います
積み重ねたというより、毎回更新
もしかしたらここから先は、もし再演があるとしたら、
今度は少し練っていく作業に入っていくのかもしれません

今回の作品は見てくださった方からも
カンパニーとしても、作品としても、
なにか新しい領域に入ったようにみえた
という感想を多く頂きました

そして、長年創作を続けてなお、
新しい領域に踏み込んでいくボスのエネルギーを
改めて感じています

少しですが、こちらで公演写真なども見られます
ケイタケイ’Sムービングアース・オリエントスフィア


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