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サブキャラっていいよな

来たる映画「ワイルド・スピード9」に、死んだと思われていたキャラクター・ハンが復活するらしい。これに狂喜したのは私だけではないはずだ。居ても立っても居られず、早速Amazon Primeでワイスピを2作品も復習してしまった。

ハンの件でふと思い出したことがある。映画でも漫画でも、昔から自分が好きになるのは必ずサブキャラだった。ハンなんかが良い例だ。ゴリゴリのアメリカ映画で、パワー系筋肉野郎が主要キャラクターを占めるワイスピ・ファミリーの中で、ハンは唯一のアジア人(中国人)だ。ケンカも強くない。彼は間違いなくサブキャラだ。私はそんなハンが大好きだ。画面の端の方にいても、何をやっているのかつい気になってしまう。(大体お菓子を食べている)

「ハム太郎」ではトラハムちゃんが一番好きだったし、「ハリー・ポッター」ではルーナ・ラブグッドに夢中だった。ミニーマウスよりもデイジーダックの方が気になるし、「サザエさん」ではハヤカワさんが圧倒的に俺のマドンナである。

なぜ、こんなにもサブキャラが好きになるのだろう?

サブキャラにはいろんなやつがいる。彼らが主人公の周りを鮮やかに彩っている。主人公だけでは絶対に画がもたないからだ。けれど、結局いいとこ取りをしていくのは主人公である。自らの力が及ばないところで、サブキャラは決して主役を張ることはできない。私はそのちょっとした理不尽が、なぜか嫌いになれない。親近感みたいなものを抱いてしまう。

もちろん自分の人生の主人公は、自分である。だけど同時に、自分は常に誰かの人生のサブキャラで、その立ち位置の方がしっくり来るなんて時もある。兎にも角にも、「ワイスピ9」でハンのカムバックが楽しみで仕方ない。

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