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大らかすぎる

私はどうも、大らかすぎるのかもしれない。それが最近ちょっと悩みだ。

この頃、周りの人と感覚が合わないな、と感じることが多々ある。私が「まあいっか」と感じる物事に対して、周りの人が「これはまあいっかじゃないだろ」と必死に盾突いて来るのだ。同じ物事を目の前にしているのにも関わらず、感じ方があまりにも違いすぎる。そして私の大らかさは、「まあいっかじゃない」派の彼らをイラつかせるのに物凄く効果があるらしい。この場合、彼らの目に私は決して「大らか」なんかではなく、たぶん「大雑把」とか「損」とか「マヌケ」に映っているのだ。

これは本当に困った。わからないのだ。私は結構な頻度で、色々な「仕方ない出来事」に対して「まあいっか、死ぬわけじゃねえし」と許してしまうことが多い(もちろん本当に許せないことは地獄まで追いかけて行くレベルで許さないが)。確かに、損な人生なのかもしれない。でも、本当にどうでもいいなと思ってしまうのだ。細かいことにこだわって同じ場所で地団駄を踏み続けるより、「まあいっか」で次に進む方が調子いい時だってある。

この感覚が、他の人にとってはかなり違うらしい。全然「まあいっか」と言わない。絶対に自分の思い通りに物事を運ぶのが、彼らの道理らしい。私にはそんな考えが毛頭ないので、「まあいっか」が簡単に口から飛び出て来ない人ってすごいなと感心してしまう。

そんなことがしばしばあり、ついに「そんなんどうでもいいわ!」と口走りそうになった。あ、自分ってそんなに大らかでもないのかなと思った。

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