制作過程【余談:ときめく本】
次の記事は、欲しい本のデザイン【制作過程 #03】を予定してますが、その前に私の好きな本について紹介させてください。というのも、とにかく自分が「ほしい!」という感性やトキメキ、買いたくなる欲に駆られるような書籍を作れるように目指していました。ここでは、“私のときめく本”について紹介します。
ときめく本の共通点
「私が買う本の特徴はこれだ…!」というのがいくつもあります。
①建築系、さんぽ、街、入門系の書籍
②エクスナレッジ社、グラフィック社
③細山田デザイン事務所
④A5判の120〜180ページぐらいの書籍
少なくとも、ここ1〜2年でときめきの衝動で買っている本たちは9割がA5サイズです。また、適度な読み物であるとともに、イラストや図解、写真などが含まれていて眺める本としても飽きないものが多いです。サイズ感も素晴らしく愛しい。そんな書籍のデザインで私がいつも参考にしているのが、細山田デザイン事務所です。色味や書体の選び方、装飾の使い方、崩したレイアウト、全てのバランスが私好みで憧れです。とってもエディトリアルデザインの勉強になります。
また、エクスナレッジ社の書籍を、ここのデザイン事務所が担当することも多く、解剖図鑑シリーズが人気書籍として知られています。この出版社は建築関係の書籍をいくつも出していて、親しみ持てるイラストで表現されていたり踏み込みやすい内容の本が多くあります。入門というタイトルがついてなくても、手に取りやすい雰囲気でつい惹きつけられます。グラフィック社も同様です。
そうした出版社の影響からか、建築紹介、めぐり系や「〜さんぽ」というタイトルの書籍につい関心が行くようになりました。他にも好きな出版社の本はたくさんあります。私のお気に入りのときめき本を載せておきます。
東京イラスト建築さんぽ[エクスナレッジ社]
日本でもできる!英国の間取り[エクスナレッジ社]
台湾レトロ建築さんぽ[エクスナレッジ社]
東京のちいさなアンティークさんぽ レトロ雑貨と喫茶店 [エクスナレッジ社]
魔女の庭 不思議な薬草図鑑[グラフィック社]
てくてく地獄さんぽガイド[グラフィック社]
復興建築 モダン東京をたどる建物と暮らし[トゥーヴァージンズ]
TAIWAN FACE GUIDE FOR 台湾文創[トゥーヴァージンズ]
ふらりと寄席に行ってみよう[辰巳出版]
ときめくカエル図鑑[山と渓谷社]
空色のクリームソーダRecipe[ワニブックス]
のらもじ まちに出よう もじを探そう[MdN]
一番近くに置いてある、お気に入りのアンティークの本棚に並べて眺めるのが、とても好きです。こうした本と出会った時は、一目惚れして愛しく感じます。今すでに欲しい本も数冊あるので、早く手にしたくてうずうずしてます。
(写真はチーズケーキと珈琲をおともに作業していたある日のこと)
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