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自分の為に生きていくという事。

イルミネーションを見て『綺麗。凄いね』と言う人々
そんな中自分は何も感じなくて苦しんだ。
そんな自分に向けての話。


この時期になると街中がクリスマスのイルミネーションでキラキラと光る。

それを街ゆく人達は綺麗だねと言いながら歩いていく。

そんな中何も感じずに歩いていく自分はおかしいのだろうか。
いじめられている間に感情を落としてきてしまったのか。
何も感じない自分に対してすごく劣等感があった。
なんで自分の脳はあのキラキラを見て綺麗と感じてくれないのか。
強いて思うのは《なんか光ってるな》くらい。

今まで行くと度なく隣にいる友人の「綺麗だね」「楽しいね」の言葉に心のこもってない「そうだね」で返事をしてきたのだろう。

普通と違うのだろうか
何かがおかしいのだろうか
それとも周りの人達より冷めているだけなのだろうか。

普通になりたくて、みんなと同じ反応がしたくて必死にその場面ごとのこういう時はこういう反応をするという感情を覚えた。

こういう時は嬉しい反応をする
こういうものを見た時は可愛いと思う
こういう時は楽しいと思う
こういう時は悲しいと思う
こういう時周りのみんなは怒っている

みんなと同じ反応ができるように必死に覚えた。

そんなことをしていても自分が惨めになるだけで何も解決しなかった。



このことについて本当につい最近まで悩んでいた。

人に対しては、あなたは貴方のままで大丈夫とか言うくせに自分が1番それに苦しまされていた。

最近やっと自分に対して人は人、自分は自分
だから何か一つを見たとしても感じ方は人によって違う
感じる感情に正解も不正解も無いのだと気が付けた。

なにかを見て心を動かされるのも動かされないのもその人次第
もし何も感じなくてもそれが自分だし
自分を攻める必要はない。

しかも感動的な動画や映画を見て泣くことが出来る。
全く感情がなにも感じない訳では無かったことに気がついた。


イルミネーションなどを見て何かを感じるに越したことはないかもしれない。
その方がきっと生活していて楽しいだろう。


ただ何も思わない自分でもそれが自分なのだから愛してあげようと思う。
そしていつかクリスマスのイルミネーションを見て綺麗と感じることが出来たら自分を褒めてあげようと思う。

私は私のままで大丈夫。


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