ヒイラギ

本を読んだり映画を観たりして、哲学的なことをあれこれ考えるのが好きです。note初心者…

ヒイラギ

本を読んだり映画を観たりして、哲学的なことをあれこれ考えるのが好きです。note初心者ですが、覚え書のつもりでぼちぼち投稿していきます。読んでいただけた方の心に何か一つでもひっかかるものを届けられれば幸いです。推しの哲学者は、カント、ウィトゲンシュタイン、荘子です。

最近の記事

【感想】すずめの戸締まり *11/21追記

新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」を観てきました。正直、そこまで期待しないで観に行ったのですが、思っていたより良かったです。 本稿は【感想】として、観るなかで感じた良かった点と気になった点を簡単にまとめたいと思います。あとで投稿する予定の【考察】では、作中に登場する「ミミズ」と地震について、村上春樹の小説「かえるくん、東京を救う」との関連を述べたいと思います。 なお、本稿はネタバレがありますので、まだ観ていない方はご注意ください。 良かった点⒈映像が美しい 新海作

    • モノとしての本の魅力

       #わたしの本棚 というタグがあったので、筆者が持っている本のなかで特に気に入っているものを5冊紹介したいと思います。なお、今回は本の内容には触れず、モノとしての本の魅力ということで、特にデザインに注目して取り上げたいと思います。  ちなみに、筆者は綺麗なデザインの本や変わったデザインの本が好きで、内容が同じでもデザイン違いのものをよく買ってしまいます。これから紹介する本も、文庫本や電子書籍に収録されているものと内容は基本的に変わりませんが、モノとして見ること・手に取ることの

      • 意味と無意味について

         今回は、一つのテーマについて複数の作品をもとに考察を行いたいと思います。そのテーマとは、タイトルにある通り「意味と無意味」というものです。抽象的な内容ですが、本稿を読んでくださっている皆さんなら、おそらく一度は似たようなことを考えたことがあるのではないかと思います。  取り上げるテキストは、『アンドロイド基本原則 誰が漱石を蘇らせる権利をもつのか?』(漱石アンドロイド共同プロジェクト、日刊工業新聞社)より「人がアンドロイドとして甦る未来」(谷島貫太)、『美しいをさがす旅にで

        • ご挨拶

          初めまして、ヒイラギと申します。 プロフィール欄にも一部書いてありますが、改めてご挨拶させていただきます。 何を書いていくの? 基本的に本を読んだ際の感想や考察を書いていきます。 たまに映画や音楽の歌詞についても書くかもしれません。 個人的に哲学・思想的な小難しい話が好きなので、対象作品や考察の方向性もそのようなものが多くなると思います。 専門的な話が多い? 何か特定の思想をもとに考察するというのではなく、あくまで「哲学的」な観点から作品を見ていくという趣旨なので、専

        【感想】すずめの戸締まり *11/21追記