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【RIZIN LANDMARK vol.3超絶簡単解説】萩原京平は格闘技界のツインターボなのか

*この記事は執筆者の個人的な考えや推測が多く含んでおり、また格闘技関係者から直接話を聞いて執筆したというものではなくただの一格闘技オタクが書いたものであるため間違った情報が書かれている可能性があります。もし間違いやご指摘、誤字脱字があった場合はコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
 またこの記事内で選手や格闘技関係者の敬称を省略している場合があります。予めご了承ください。


➀はじめに

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この記事は「RIZIN LANDMARK vol.3」(5月5日19:00開始)の全カードを簡単に解説しようというものです。
全5カードで内容的にも物足りなさは感じますが期待値が低い時ほど爆発した時はデカくなると信じて盛り上がっていきましょう!


②YUSHIvsZENKI

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"華”の擬人化と筆者の中で話題のYUSHI選手とおそらくプロデビュー戦であるZENKI選手の一戦です。

ZENKI選手に関しては試合映像がほとんどなく、THE OUTSIDERの試合が確認できたぐらいなんで実際の強さがどんなもんかは正直ふたを開けてみないとわからないという次第です。

この後どういうキャリアをZENKI選手がしていたかはわかりませんが、予想できるのは試合後にYouTubeチャンネルを開設するだろうなということです。

YUSHI選手といえばやはりあの入場ではないでしょうか。
大晦日に三浦孝太選手のデビュー戦の相手として、悪く言えばかませや見た目だけのような否定的な意見を入場1つで手のひらを返させたとてつもない漢です。RIZIN.33の成功の立役者は三浦孝太選手とYUSHI選手といっても過言ではないでしょう。

もう正直この入場のブンツカブンツカを見るためだけにチケットを買ったっていいくらいのYUSHI選手。LANDMARKの花道でどのようなパフォーマンスが出るか注目です。

今回の大会もメインカードの1つである三浦孝太選手の試合がなくなってしまったことでどう転ぶか全くわかりませんが、このオープニングマッチで一気に期待値を爆上げさせてほしいです。まぁ試合内容はおそらく決め手に欠ける展開かなと思いますけどね。


③関鉄矢vs原口央

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今年もまだまだ荒れ模様を感じさせるRIZINフェザー級ですが、牛久チャンプと斎藤選手のあの試合でとりあえず牛久選手がチャンピオンであることに文句を言う人を何割か減らすことが出来たかと思います。斎藤選手には一回ゆっくりと休んでもらって、牛久チャンプは激動のフェザー級で暴れてほしいですね。

そしてそんなフェザー級にまた有望若手選手がRIZINにやってきました。
原口央選手は高校時代レスリングで全国3位になりながらもMMAに挑戦してきた選手で現GLADIATORフェザー級王者です。

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戦績は6勝2敗(2ko、4判定)でバックボーンはレスリングです。
レスリング仕込みのテイクダウン技術とバックコントロールが強くGLADIATORのタイトルマッチでもそのレスリング技術で王座に就きました。

まだ27歳と若く今後のRIZINフェザー級をかき乱してほしいですね。

対戦相手の関鉄矢選手はこれがRIZIN3戦目で前回は元UFCの堀江選手に敗北してしまいそこから連敗をしてしまいましたが、前戦は山本歩夢選手に復活勝利を上げました。ボクシングバックボーンの強烈なパンチが強みの選手です。

打撃と組みというわかりやすい構図になる試合だと思いますが、両者ともMMAらしい技術の連結もできるファイターですのでその点も楽しめるポイントです。

個人的に今回のLANDMARKで一番楽しみにしているのはこの試合ですね。
お互い同じくらいの規模の団体の王者でもありますので、レベルの高い攻防と今後のRIZINフェザー級にどれだけ絡んでいけるのかが楽しみです。


④所英男&金原正徳vs中村大介&太田忍 

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三浦選手の試合がなくなったことで急遽組まれたグラップリングマッチです。勝者陣営には賞金100万円が贈呈されるという大盤振る舞いっぷりからも何とかしてRIZINがカードを組まなければという悲壮な決意を感じられます。

ここ最近ではグラップリングという競技がかなりの速度で市民権を得ている気がします。具体的にはグラップリングだけで食っていける選手はここ5年10年で増えてきた気がしたり、アメリカでは多くのUFCファイターが出場する柔術の大会があったりとグラップリング業界がにぎわっているのは確かです。
代表的には柔術ではアブダビコンバット、ノーギ(柔術衣といった道着を着ないグラップリングの種目)ではムンジアルといったように様々な多くのグラップリングの大会があります。

筆者おススメはQUINTETという組み技競技です。
日本格闘技界のレジェンド桜庭和志選手が立ち上げたQUINTETは5対5のチーム戦で行われ勝ち抜き式で勝敗を決めます。
とにかく見ていてわかりやすいグラップリングの試合であり、またホベルトサトシ・ソウザ選手といったRIZINにも出場しているファイターゴードン・ライアン選手といった世界トップのグラップラーも出場していたりと技術レベルもトップクラスの見ていてとても面白い団体ですので皆様も良かったら見てみて下さい。



⑤倉本一真vs魚井フルスイング

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倉本選手は前回のRIZIN TRIGEER 3rdで試合が組まれていましたが金太郎選手の2日前のぎっくり腰で流れてしまったものの早急に組まれて良かったです。いまの倉本選手との試合オファーを連絡を受けてすぐに了承した魚井選手には本当に頭が下がります。

倉本選手そして魚井選手ともRIZINには定期参戦をしているため、詳しいスタイルや特徴などは筆者が過去のnoteで書いているので気になった方は読んでいただけると幸いです。

覚醒した残虐レスリングの倉本選手とマン振りフルスイングの魚井選手という個性の強いグラップラー対ストライカーの試合ですが、倉本選手が前に出てプレッシャーをかけて魚井選手がそれをモロに受けながらも逆転の一発を打つ機会をうかがう非常にヒリついた試合になるかと思います。

ですがここ最近の倉本選手の勢いを考えると試合開始から一気に倉本選手が押し切って決着がつく画ですら想像できるのは恐ろしいです。しかしこういう時こそ魚井選手の一発がどうなるかが怖いですね。前戦ではあまり積極的に動けなかったからこそ今回は今勢いに乗っている倉本選手を倒してバンタム級で存在感を出していってほしいです。

今年のバンタム級の台風の目になりそうな倉本選手の進撃をいったい誰が止めるのか。今年のRIZINバンタム級の表テーマが対世界なら裏テーマは今のところ”Stop The 倉本”になりそうです。


⑥クレベル・コイケvs萩原京平

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おそらくこのカードが組まれることを予想できた人はマジでいなかったと思います。もしこれを予想できたならその鋭いヨミで競馬や競艇の予想家でご飯を食べていけますよ。

まぁ試合予想に関しては逆立ちして考えてもクレベル選手の一本勝利ポペガーだと思うんですけどね。
しかしここであぁはいはいそうですかと見る気をなくしてしまうのはちょっともったいないかもしれません。

話は少し変わりますが、筆者の趣味の1つに競馬がありまして特に好きな馬の一頭に”ツインターボ”という馬がいます。
詳しくは下にある東京スポーツさんのnoteを読めばわかるのですがとにかくこの馬のレースはハチャメチャで、レースではいきなりスタートから猛ダッシュをして一番前を走るものの最後のコーナーを曲がるころにはスタミナ切れでへとへとになって最後尾でゴールするというスゴいレースをするのです。
ただそのド派手なレースと偶にその戦法で勝つことからファンからの人気はとても高く愛されているお馬さんですね。

その中でも特筆すべきレースは1994年の”有馬記念”です。
競馬に興味ない人でも有馬記念というレースは聞いたことがあると思います。暮れの中山で行われる一年の総決算的なレースです。例えるなら大晦日の紅白や格闘技興行みたいなものです。実は世界で一番馬券が売れるレースでもあるんですよね。

閑話休題。
1994年当時の競馬業界は三冠馬ナリタブライアンが世代最強を証明し年末の有馬記念で現役最強の座に座ろうとしています。一方ツインターボはいくつか重賞も勝っていてそのレースっぷりから人気は高いものの、当時は燃え尽き症候群なのかスランプ気味なのかで中々結果にはつながりませんでした。

しかしそんな中ツインターボが次戦に選んだのは有馬記念でした。
有馬記念の相手は当時日本最強の馬であるナリタブライアンを始めそうそうたるメンツがそろっています。
このような条件なら通常は多少日和っていつもの逃げっぷりは出にくいはずです。ところがツインターボはこのレースでもいつも通りのツインターボで勝負に出ました。その結果は下のレースを見ていただければ幸いです。

ここまで長々と格闘技に関係ない話を書いていましたがなんとなく言いたいことは察してもらえたらなと思います。

恐らくこの試合も萩原選手は100%一切ビビることなく前に出て思いっきりパンチを撃ってくれるいつもの萩原京平で勝負することだけは確実です。
なら見てる人間が全力でその神輿を担がないわけにはいきません。

皆さんご存じ青木真也御大はよく見る側や楽しむ側の腕という話をします。これを筆者は自分がいまいち乗れない試合にこそ乗れる要素を見つけて自分なりにその試合を楽しむ要素を見つけることだと解釈していますが、まさにこの試合こそ見る側の腕が問われると思います。
いつも通りでいつも以上の萩原京平に期待して試合を待ちましょう。


⑦おわりに

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今回の記事はいかがでしたでしょうか。
このRIZIN LANDMARK vol.3の視聴は今からでも間に合いますので、下部のリンクから自分の都合の良いPPVを買ってみて下さい。

またこの記事や今までのnoteに対しての感想や意見はドシドシお待ちしていますのでコメントやTwitterで反応や拡散をしていただけるととてもうれしいです!泣いて喜びます!

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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