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12才年上の夫に浮気されまくってた話

 結婚して丸4年。その間子どもが二人生まれ、慌ただしくも順調な日々を過ごしているつもりだった。夫とはたまに喧嘩をすることもあったけど、日常的にお互いの話をして笑い合ったり、子どもたちの成長を発見してはそのかわいさに顔を見合わせるような毎日で、決して関係は悪くなかったと思う。
 まさかなー。まさかだよ。浮気されてたなんて。それも一度や二度じゃない。この4年間、断続的に、つまりは恒常的に、浮気され続けていたらしい。本人が白状しただけでも相手は4人。肉体関係の回数で言ったら、軽く見積もって50回は超えるだろうな。まじかよ。まじなんだよな。
 夫は私(32歳)よりひと回り上の45歳(浮気発覚時は44歳)。そして浮気相手は1人を除いてみんな20代前半。若い子好きなんだよねえ。
 いやさ、夫にとっちゃ私だって十分「若い子」なんだよ。夫が小6のときに私生まれたんだぜ? 夫が成人したとき私小2だぜ? でもそんなん誤差なんだな、奴にとっては。夫が成人したときに生まれたような子たちと、せっせと浮気してたんですもの。
 どうでもいいけど、24歳の男が4歳の女児に手出したら犯罪だけど44の男が24の女子に手出してもOKなのよね。不思議。いや全然OKじゃねえけど。
 2020年8月27日未明。夫の悪事がすべて(なのか?)明るみになったこの日のことを、私は一生忘れないだろうな。本当に苦しかった。悲しかった。悔しかった。死にたいと思ったし殺したいとも思った。
 まだ全然ちゃんと回復できていないしカウンセリング通い中だし思いっきり生傷でジクジクだけど、何度も心の中で反芻して悪い物語を自分に語り続けるのはよくない(ってカウンセラーが言ってた)し、文字に起こすことで自分の気持ちに何か変化が起こるか試してみようと思い立った次第。
 とりあえずここまで泣くこともなく書くことができたのでほっとしている。
 私は自分で思っているよりもタフなのかもしれないな。そうでありたいな。