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東大2023年学校推薦入試の結果関連記事メモ


経済学部の志願者減少

「23年度は経済学部の志願者が大きく減りました。経済学部は出願要件に留学を含むさまざまな国際活動など、国際的な活躍を挙げています。コロナ禍で海外との往来が止まる中、要件を満たす生徒が少なかったことが、志願者減の要因と見ています」

 東大の推薦型選抜の志願者が前年の240人から253人に増加する中、経済学部は22人から8人に激減。東大は志願者の減少について「慎重な分析が必要だと思っている」としたが、コロナ禍が大きく影響していたようだ。出願要件にグローバル色が濃い法学部も27人から14人に減少。志願者が増えているのは、比較的にグローバル色が薄い教養学部や、理系人気を背景とした工学部、理学部、農学部などだ。

コロナ関連、学校間格差の可能性


さらに、駿台の石原氏は出願要件のハードルが高い難関大の推薦入試で、新型コロナウイルス感染拡大による学校間格差が生じている可能性を指摘する。

「高校入学時からの一斉休校で教員との人間関係がうまく作れない生徒が多かったことは、総合型選抜や推薦型選抜を目指すにあたって大きなマイナス要因。その点、中高一貫校の生徒は中学時代に教員との人間関係ができていて相談しやすい分で優位だった。コロナは、特に地方の公立校の生徒に影響を与えていると思います」

 東大の推薦型選抜の合格者数は、前年と同じ88人。そのうち、一貫校が充実している東京は前年を3人上回る27人で過去最多となった。東京以外の関東は4人減って14人、その他の地域は1人増で47人。この状況について東大は、その他の地域が全体の53・4%を占めていることから、推薦型選抜が目指す「学生の多様性」は確保できているとしている。

秋田高校

一貫校優位の中、3年制で複数の合格者を出した秋田は、コンスタントに東大合格者を輩出する高校でもある。進路指導主事教諭が、その背景を語る。

「来年度に150周年を迎える当校は、勉強や課外活動、学校行事など全てに全力で向き合い、そこに楽しみを見いだす精神が『蔵付きの酵母』のように受け継がれています。こうした気風と学校のシステムが、東大に連続で合格できる要因。先輩が合格することで後輩も頑張れるという循環も大きい」

同校の進路指導副主任で、学校推薦型総合型選抜対策室長の教諭が続ける。

「特別な対策をしているわけではなく、東大が求める学生像と合致する生徒が自然と育成され、評価されている結果だと思います。今年の医学科合格者は臨床医志望でしたが、課題研究の授業で研究の面白さに目覚め、主体的に研究を進めていく中で、研究医の道を選びました」

 コロナ禍で移動が制限される中でも、自前で東大の選抜に耐えうる生徒を育むフィールドを用意できることが強みとなっている。

累積人数

 16年度に始まった東大の推薦型選抜で、秋田は17年度を除き毎年合格者を出している。途切れることなく、8年連続で合格者を出している学校は、日比谷と渋谷教育学園渋谷の2校。8年間の累計合格者数は、日比谷と渋谷教育学園渋谷が14人で最多。11人が秋田と広島、9人が筑波大付、麻布、海城、灘となっている。


高校別人数(2023年度)



2023年東京大学推薦入試合格者出身高校 

東京大学2023年度学校推薦型選抜(旧推薦入試)

3名 灘高校 早稲田高校 小石川中等教育学校

2名 立命館慶祥高校 八戸高校 秋田高校 県立千葉高校 
日比谷高校 麻布高校 渋谷教育学園渋谷高校 広尾学園高校
聖光学院高校 岐阜高校 金沢泉丘高校 藤島高校
神戸大学附属中等教育学校 県立広島高校 

1名 旭川東高校 秋田南高校 山形東高校 
仙台二華高校 福島県立福島高校 高崎高校 
栃木高校 並木中等教育学校 土浦日大高校 
栄東高校 豊島岡女子学園高校 海城高校
東京都立科学技術高等学校 桜修館中等教育学校
晃華学園高校 成蹊高校 横浜翠嵐高校
横浜市立南高校 浅野高校 サレジオ学院高校
長岡高校 海陽中等教育学校 可児高校
金沢大学附属高校 武生高校
洛星高校 京都女子高校 天王寺高校
四天王寺高校 長田高校 兵庫高校
加古川東高校 姫路西高校 
倉吉東高校 松山東高校 丸亀高校
久留米大学附設高校 大分上野丘高校 諫早高校
鹿児島ラサール高校 沖縄尚学高校
以上、公立進学校BOT様より引用

https://twitter.com/superschoolbot/status/1628682787741114368

公務員で受取出来ませんので、お気持ちだけで大丈夫です~