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Apple Watch Ultraとウォッチナンバーでデジタルミニマリストを目指す

デジタルデトックスのためiPhoneを職場に置きっ放しにして、アップルウォッチのセルラーモデルのみで生活するというスタイルを続けて4年経ちました。

スマホに依存しないで生活できるようになり、このスタイルをとても気に入っていますが、バッテリー持ち(セルラーモデル単体で使うと使用時間24時間が限度)と、大手キャリアの割高なプラン契約が必須なことが不満点でした。(MVNOではセルラープランが使えないため。)

が、昨秋に発表されたApple Watch Ultraは本体の大型化により大容量のバッテリーが搭載され、セルラー単体で利用してもおよそ2日間はバッテリーが持つようになりました。

そして2020年秋にひっそりと始まったアップルウォッチのファミリー共有の存在です。
それまでアップルウォッチのセルラープランはドコモの「ワンナンバー」、auの「ナンバーシェア」など親機のiPhoneと同じ電話番号が使えるサービスだけでした。
ファミリー共有に国内キャリアで唯一対応しているauの「ウォッチナンバープラン」を利用すればiPhoneを持っていない子供や、高齢者などもアップルウォッチ単体で電話番号が割り当てられ単体で通話、データ通信が利用できるようになりました。
しかも基本料金は月額385円で家族がauでiPhoneを契約してなくても利用可能です。

実は昨年春から小学校に入学した息子に、私の使っていたお古のApple Watch series6にこのプランを契約して持たせていました。
通話、メッセージ、位置情報と見守りケータイとして必要な機能を過不足なく備えていて、ブラウザもSNSも動画も見れないアップルウォッチは子供に持たせる端末として安心感があります。
腕時計なので子供が出先で失くすこともありません。
学校にも許可を得てサイレントモードにしてランドセルのポケットにしまって持たせています。

このアップルウォッチのファミリー共有ですが、主にiPhoneを持たない子供、高齢者向けの機能のため色々と制約がありますが、デジタルミニマリストを目指す私は自分用のアップルウォッチでこのプランを契約してみることにしました。

脱iPhoneと言っても初期設定にペアリングする親機のiPhoneが必要です。
ここは息子のアップルウォッチも紐付けしてある妻のiPhoneのWatchアプリからペアリングさせてもらいます。
ちなみにアップルウォッチを使う人のApple IDが、ファミリー共有グループの代表者になっていると家族のiPhoneを使ってペアリングすることができませんでした。
我が家のファミリー共有は私が代表者になっていたので、一度ファミリー共有グループを解散して、妻を代表者に新グループを作り直すという面倒くさいプロセスが必要でした。

息子のウォッチナンバーを契約した昨春は、au以外のiPhoneを契約していない人はauショップへ出向いて契約する必要があったのですが、
いつの間にかウォッチナンバー申込用のeSIMなるものを利用してオンラインで申し込みできるようになっていました。

このeSIMをauと新規契約する形でダウンロードし(もちろん無料)、親機のiPhoneに入れてペアリングしたアップルウォッチとウォッチナンバーの契約申込をするという流れです。

注意したいのがウォッチナンバープランはMNP転入に対応しておらず、契約するともれなく新しい電話番号になってしまう点です。
息子のウォッチナンバーをauショップ店頭で契約したときは任意の電話番号下4桁を選ぶことができたのですが、今回のオンライン契約ではそれも選択できませんでした。
私は電話番号が変わることに躊躇がなかったので契約しましたが、今まで使っていた電話番号を使いたいという方もたくさんいると思うのでMNP転入の対応を望みます。

自分用に設定したアップウォッチと違ってファミリー共有で設定したアップルウォッチではアプリの制約があり
服薬、呼吸数、不規則な心拍の通知、心電図、周期記録、睡眠、手首皮膚温、血中酸素ウェルネス、オーディオブック、Remote、News、ホーム、ショートカットなどが利用できません。
しかし私はアップルウォッチで
電話、メッセージ(iMessage)、マップ、Apple Music、Apple Payの5つの機能だけ使えれば構わないので概ね満足しています。

唯一不満なのがApple Pay。
クレジットカードを紐付けしたID、QUICPayの登録ができません。
ネット記事などではファミリー共有ではWAONしか使えないということが書かれていて、実際息子のApple PayにはWAONしか登録できかったのですが、私のApple PayではWAONの他にSuica、PASMO、nanacoを登録することができました。

いつの間にかSuicaが使えるようになっていた!

きっと未成年と成年のApple IDの違いかと思われます。
プリペイドのチャージは親機のiPhoneのApple Payからチャージしてもらうか、コンビニ店頭やセブン銀行ATMなどから現金チャージが可能です。

チャージをおねだりする図

親機である妻のiPhoneにチャージを依頼するときは、ウォレットアプリからメッセージで依頼するのがお小遣いをねだる子供みたいでなんとも心苦しくなるので、こちらも自分のクレジットカードを登録できるよう早急な対応を望みます。

契約するまでのハードルも高く、アプリの制限も多いアップルウォッチのファミリー共有ですが、家族がiPhoneを持っていれば自分のiPhoneが無くてもアップルウォッチ単体で使えるようになったのは大きな進化です。
さっそくアップルウォッチ設定用だけに持っていた自分のiPhoneをヤフオクで売却できました。

iPhoneという親に依存していたアップルウォッチの子供が、セルラーモデルが使えるようになり半分自立(高校生?)、今回のファミリー共有はさながら親に仕送りをもらいながら一人暮らしを始めた大学生まで成長しました。
セルラーモデルが登場した時から夢見ているiPhoneなしで使えるアップルウォッチの完全自立まであと少しと言ったところです。

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