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樺沢紫苑「毎日を楽しめる人の考え方」を読んで

今日で上海ロックダウンも36日目になりました。36!
字面にするとなかなかインパクトが出てきました。笑

昨日、樺沢紫苑さんの「毎日を楽しめる人の考え方」を読了しましたので、本日はその感想のようなものを書いておきたいと思います。今後、読んだ本のアウトプットも継続的にしていきたいと思っています。

樺沢紫苑ってどんな人?

まず著者である樺沢紫苑さんについて。個人的にとても好きなので過去に数冊著書を読んでいます。精神科医としてキャリアをスタートし、たくさんの本を執筆されています。

最近はかなり売れているようで、TwitterやYouTubeでも積極的に発信し(You Tubeは何と8年間毎日発信)、週刊誌やWEBメディアなどでも記事をたくさん書かれていますので、知っている方も多いかもしれません。「アウトプット大全」はベストセラーにもなっています。

どんなところが好きなのか?

で、この樺沢さん(以降著者)ですが、どんなところが好きかと言うと2つだと思っています。

ひとつは言っていることがシンプルで一貫性があること、ふたつ目は今日からすぐ実現できることが多い、です。

例えば著者は「心と体の安定には朝散歩が良い」ということをずっと言っています。朝散歩とは何か?
「とにかく、朝起きたら30分以内に5分でもいいから外を散歩しなさい!」というもの。とてもシンプルで今日からできますよね。笑

で、朝散歩をすると何が良いか、というと自分の体内時計がリセットされる、と。人間の体内時計は25時間と言われていますので、放っておくと基本的に夜寝る時間が後ろにずれていってしまうんですね。これをリセットし、陽の光を浴びることでメンタルの調子とフィジカルを整える方法は、シンプルに「朝起きらた散歩することだ」としています。

僕も著者の本を読んでから、朝散歩を始めました。かれこれ1年くらい朝散歩を続けていますが、確実に体調が良くなったことを感じています。余談ですが、ロックダウン当初の3週間は朝散歩ができなかったのが結構辛かったです。

YouTubeなど見ていただければ分かると思うのですが、個人的に風貌のその「うさんくさい感じ」もとても魅力だと思っています。(失礼しました!笑)
別の言葉にするととても人間味がある、とも言えるかもしれません。

「毎日を楽しめる人の考え方」には何が書いてあるのか?

で、著者の最新作「毎日を楽しめる人の考え方」には何が書いてあるのか?書かれているひとつひとつのことは、すでに著者の本を何冊か読んだことがある方には目新しい内容は少ないかもしれません。

どちらかというとこれまで書かれていることを「仕事と幸福」という切り口で捉え直しているような内容になっています。

ざっくりようやくすると以下になります。
1)仕事ばかりしていても幸せになれませんよ、日本人は働きすぎです!
2)幸せになる人というのは、今を毎日を楽しんで遊んでいる人で、もっと遊びましょう、そのためにはこんなことが大切だと思っていますよ
3)例えば楽しみながら自己成長するには、6つの遊び方の掛け算があるのではないか?例えばアウトプットを続けることやリラックスをするためには技術も必要ですよ

図も多く読みやすいため1-2時間で読めます、まだ著者の本を読んでいない方にはおすすめです。

読んでみて、自分のことを考えてみた

ざっと読んでみて感じたこと、を書いておきたいと思います。
まず感じたのは、前から感じてはいたのですが、著者とけっこう趣向が似ているな、ということです。笑

冒頭で著者が自分の趣味を「映画」「ウイスキー」「カレー」「読書」「運動」「おいしいもの食べ歩き」「海外旅行」と書いていたのですが、運動を音楽にしたらほとんど一緒なのではないか、なんて思ったのでした。笑

でも読み進めると、それぞれに趣味に対して著者の突き詰め方に気合が入っていて、とてもおもしろいです。

例えばウイスキーは、近年始まったウイスキー検定なるものの1級に2年がかりで合格(そんな資格があったの初めて知りました笑)、ウイスキーの聖地アイラ島を訪れ、村上春樹の名著「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」に出てくる生牡蠣にボウモアをたらして食べる食べ方をやってみて悶絶する、などなど。
書きながら僕も盛り上がってしまいます。笑

そしてこんなことを記載されています。

ウイスキーに限りませんが、「知識」「情報」を増やすと、遊びが深まり、楽しみが大きくなることは間違いありません。趣味に関連したさまざまな「検定」がありますが、あなたも受験してみると、そのおもしろさにハマるはずです。
<中略>
「知識」は、一度身につけると一生ものです。何ヶ月か集中して勉強すれば、それが一生ものの知識として身につくのです。

樺沢紫苑「毎日を楽しめる人の考え方」

さて、何をしようか

本を読んで、さて何をしようかと考えました。
本にも書いていましたが、本を読んだら3つはTo Dosをつくってみよう!と。

ひとつ目として、言語化してある「自分の好きなことと価値観」を改めて眺めてみました。定期的に棚卸しをしている方だとは思いますが、改めて眺め直すことで考えが整理できました。

読書や音楽を通して知的好奇心を広げていくこと、それを実際に観にいくこと、その過程でたくさんの文化た外国など異なることに触れること、地場地場に溢れる食や酒を思いっきり楽しむこと、などなど。
ここでは細かく書きませんが、改めてそんなことを見つめ直しました。

あとの2つは軽めです。笑

ひとつは40分同じ座位でいることをやめること。

今は在宅のため自宅から働いていますが、どうしても同じ格好で座っていることが多かったです。同じ座位はとにかく良くない、ということ。

うちには無印良品の鳩時計が30分毎に時間を教えてくれるので、それを聞いたら立ち上がって違う場所に行く、ということを始めることにしました。
デスク→ソファー→窓際のイス、という3つをローテーションしてみたいと思います。

もうひとつはお酒の飲み方について。

これも定期的に感じていることではあったのですが、しっかりと対策していかないとどこかでお酒が飲めなくなってしまうだろうな、なんて感じていまして。改めてまずは知識を入れて対策を考えたいと思いました。

外部の考えや知識を入れて自分の生活やあり方を軌道修正していくのに、読書はやっぱりとても有効だなぁ、と感じた1冊でした。


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