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Loulalee/下北沢 THREE

3月22日、天国姑娘、D.B.Inches、LoulaleeによるLoulalee 1st EP Release Live
「WORLD CATCHBALL CLASSIC」Release Liveが、下北沢 THREEで行われた。

01.Catchball Rules
02.9ine Thirty
03.makiba no morning
04.Inbetween Days
05.Football Rules
06.新曲
07.three out
enc.くすりをたくさん

爽やかなサウンドに、louのボーカルが軽やかに乗る1曲”Catchball Rules"からスタートした。なんとなく、春の日中の甘ったるい空気を思い出させるよう。歌詞には、「これでさよならだ」とある。出会いも別れもいっぺんに連れてくる春が、やってくることに、louは気づいているのかいないのか、そんなそぶりで歌う。

3曲目”makiba no morning"は、たくさん寝た後の朝にさっぱりした心を手に入れたような気分になる。よく動く体。行ったことのない牧場にいる羊。Loulaleeの音楽。それらは、私たちを広々とした気持ちにしてくれる。

4曲目”Inbentween Days"(The Cure Cover)は、春めいたかと思ったら、冬の寒さに戻るような近頃の天気のように、先ほどまでの曲とは変化がある。(MVのイメージも大きいかもしれない)。ボーカルlouの声と、演奏のギャップがたまらない。

”Football Rules”、新曲と披露し、切ないけれど、すっきりと澄んだ気持ちになれる1曲”three out"で幕を閉じた。

Loulaleeの音楽には、風景を連れてくる力があると思う。記憶にある風景、記憶にない風景。昼過ぎの電車の中。水面の光のきらきら。牧場の芝生と青空。行ったこともない誰かの部屋。これから、Loulaleeはどんな風景を見せてくれるのだろうか。始まったばかりのLoulaleeの活動に目が離せない。(紀月ひお)


photo by 横浪響

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