推しバンドについてとペンライト事件

※こちらの記事は以下リンク先の補足説明のために書いたものです。

推しバンドは元々バンドではなくて、楽器を弾かずに持って踊るエアバンド、オタクはペンライトを振って推しに猛アピールするような所謂「アイドル」でした。

彼らが「バンド」として活動をシフトし始めたのは2017年頃。それでもファンはずっとペンライトを振って応援していました。
彼らがそれをあまり良く思ってないことも薄々感じつつも…(一時期「バンドのときはペンライトやめて」なんて話もありましたが、いつの間にか有耶無耶になってました。)

2018年にはベース(元推しです、彼については過去記事に書いてます)が脱退し、一時期ドン底を経験した彼らでしたが、そこで挫けることもなく活動を続けていました。

こんなにカッコイイのに、こんなに楽しいのに、ボーカルはこんなに歌が上手いのに、彼らの楽曲はこんなに素敵なのに、なんで売れないの!?って思いながらオタクをしていた7年目、2020年。

世界中でコロナウイルスが蔓延。

私がオタクしていた別のアイドルは解散、分裂、活動休止…自粛を余儀なくされる世界は、接触で稼ぐアイドルにとって苦境でしかありませんでした。

ただ、私が大好きなバンドだけは違いました。

コロナ禍で、自粛期間で、爆発的に需要を得たオンライン配信。

とりわけYouTubeにアップされた1発撮りの楽曲たちが一世風靡したのは記憶に新しいと思います。

そこで、私の推しバンドは爆発的に売れました。

ボーカル(私の現推しです)は俳優としても大活躍、そんな彼が、彼の美声で、これまた大人気女性歌手が手がけた楽曲を歌う。ウケないはずないんです。
やっと、やっと推しバンドが世間に見つかりました。

そこから、彼らと彼らのファンを取り巻く状況は目まぐるしく変わりました。

歌番組なんてこれまでは深夜か地方の番組にしか出られなかったのに。
Mから始まるあの番組、夏に放送される長時間の歌番組、そして2021年には年末に国営放送で放送されるあの番組にまで出演しました。

今まで誰に言っても伝わらなかったグループ名も認知され、エアバンドアイドルだった彼らは、国民的バンドへと登りつめたのです。

そんな彼らが、私は本当に本当に大好きで。

売れたら遠くなるって言うし、実際遠くなりました。
これまで年に何度もあった接触イベントは年1回(コロナ禍もあって)オンラインのみ、人気が出たのでキャパは大きくなり、FC1次先行でチケット取っても天井席なんてざらにありました。

それでも、私は彼らに飽きるどころかどんどん好きになり、彼らの人気が嬉しくて仕方ありませんでした。

そして、2023年2月22日…彼らが大きく変わりまりました。

彼らのライブでペンライトの使用が禁止されたんです。

インスタライブ(だったかな?)で、メンバーから直接、「次のライブではペンライトではなく、ライトバングルと拳で」という話がありました。  

これを聞いたオタクたち、とりわけ古参(結成〜2018年くらいまでが古参及び中堅と自称される界隈です)は大荒れ、ペンライト振れないならライブになんて行かない!ファンを馬鹿にするのもいい加減にしろ!なんて言葉が飛び交いました。 

さて、2013年よりオタクをしている私は、このペンライト事件とも言われる出来事をどう思ったかというと「彼らがそうしたいんなら、そうしたらよくない?」でした。

ペンライトなんてあってもなくてもどーでも良いし、彼らが良く思ってないことも薄々感じてたわけで、今更ペンライトに固執する意味が私にはわかりませんでした。 

ファンを馬鹿にしてるとか言うけど、そもそもあの人たちそんなにファンのこと大事にしてた時期なんてありましたか?とすら思ってました(笑)

私は彼らの音楽も、彼らの人物像も、すべてが大好きで、ペンライトが振れないくらいで好きじゃなくなれるほど、簡単な気持ちで推してませんでした。

いや、厳密にはペンライトがどーでもいいと思ってたわけじゃなくて、単純に彼らが望むかたちで応援したいってだけでした。

ペンライトなんて、他で振りゃあいいんですよ。

実際、ライトバングルと拳で臨んだライブは本当に楽しかったです。

彼らの紡ぐ音楽が、世界が、最高に楽しくてしょうがなかった。

ペンライトに固執するより、新しくなったいまのバンドをいまのかたちで応援するのが、何よりも楽しいって思っています。

私はこれからも、彼らが作りたい音楽と彼らが望む世界で、彼らを応援していきたいと思っています。


ちなみに、もうペンライト振ってないの?って言われたら、彼らと同じ事務所の後輩グループ(ダンスボーカルグループ)に爆ハマりしてめちゃくちゃ振ってます(笑)ペンライト振りたきゃ振れる現場行けばいいだけだと思ってます(笑)


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