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なぜ自分の考えを伝えることは「勇気」がいるのか?#食#PR

10月は、世界食料月間!ということで、フードスコーレ×ハンガーフリーワールド(以下HFW)スペシャル授業、”私が「飢餓・フードロス・食料問題にできること」”に参加してきました!!

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ファシリテーターは合同会社流域共創研究所だんどりの矢野加奈子さん。1日目の講師に、HFWから田中梨佳さんと学生ボランティアの方々。2日目の講師に、PRコンダクターのこくぼひろしさん。
という豪華な授業構成!!

今回のnoteでは、授業を受けての自分の考えを書き残しておこうと思います。

授業を受ける前:「伝える」怖さ

私は、小学生のころから環境問題や社会課題に興味を持っています。しかし、自分で問題にかかわる活動をすることや自分の考えを発信することはしませんでした。

大学生になって、そんな自分を変えたい!と、自分から一番身近にあった「食」の問題について調べたり、興味関心に沿って、海外や日本の地方へ視察に行ったりするようになりました。そして、自分が感じたこと、考えたことなどをSNSで発信し、さまざまなご縁があって環境問題、社会課題に取り組んでいる方々とつながることができました。
”「発信」したことがきっかけ”で、ありがたいことに考えのシェアをすることができていると感じています。

ただ、伝えることは「怖い」です。話をするときもSNSの投稿というボダンを押すときも。特に「身近な人に発信する」ということはとても怖いです。SNS等で不特定多数の人に、「自分の考え」を発信することはできても、家族や友達、恋人に伝える事はなんだかできない。そんな経験をする人は多いのではないかと思います。

今回のスペシャル授業では、みんなで「飢餓」「フードロス」などの食料問題の関係性を可視化し、どう取り組んだら良いのか、自分にできることは何かを想像します。そして最後に宣言する、というテーマ。

ちょっとドキドキしながらも、わくわくする気持ちをもって参加しました。


DAY1:「あるもの」に目を向けること

DAY1 では、HFWの田中梨佳さんと学生ボランティアの方々の講義。「飢餓」「フードロス」などの食料問題の関係性を可視化し、改めて世界全体の「食」の状況について学ぶことができました。

その中でも、田中さんの”「あるもの」に目を向けること”という言葉が印象に残っています。

栄養不足人口のほとんどを占めるにもかかわらず、世界から比較的注目されることが少ない慢性的な飢餓。それをなくすためには、将来にわたり自分で食料を手に入れることができるよう自立を支援することと、根本的な課題を解決することが必要です。その際に、HFWが大切にしているのが「あるもの」に目を向けることでした。

・突発的な飢饉とは、一時的に食料が不足してたくさんの人々が栄養不足に陥ること。緊急食料支援が必要
・慢性的飢餓とは、継続的に食料を手に入れられずに慢性的に栄養不足に陥ること。(HFWホームページより)

支援とは、ないものを補うというイメージでしたが、あるものを見つけてそれをどう生かすのか。それこそが自立支援であると知りました。

あるものに目を向けること。それは簡単なはずなのに忘れがちな言葉ではないかと思います。自分に足りないものばかりを探して、今ここにある大切な人やことに目を向けるべきではないかと問われているようでした。


DAY2:「伝えたいこと」はにじみ出るもの

DAY2では、ソーシャルグットの後方支援をされているひとしずく株式会社のこくぼひろしさんが、広報とはなんぞやというお話をしてくださいました。

社会貢献に興味がある人は、自分の興味分野や想いというのを大切にしている人が多くいるイメージがします。ただ、その気持ちを「だれかに伝える」という観点で考えることはあまりありません。広報・PRの専門的な視点から興味深いお話を伺うことができました。

その中でも、”「ブランドとはにじみ出るもの」”であるという言葉が記憶に残っています。伝えたいの物の中身に、どれだけ本気で向き合えているのか、どれだけ磨き上げられているのか、その姿勢そのものが、一番強い、広報・PRであると知りました。

伝えるのではなく、「伝わる」のがPRの特徴であり、自分や組織は「何が伝わって欲しいのか」を考えることが重要ではないのかと思います。


授業を受けた後:身近な人に発信する

HFWの田中さんのお話であった「あるもの」に目を向けることと、こくぼさんの大切にしている伝えないという広報から、行動への勇気をもらいました。

世界中のことを考えるのはとても大切なことですが、今は、いつもの自分の行動や身近な人との関係にもういちど目を向ける重要性を感じています。自分が伝えたいことの前に、身近な相手のことを理解しようとする。自分自身の取り組みから「伝わること」そんな発信を意識していきたいと思っています。


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