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正解は無いように見えて実は一つだけある

ひぐらし坂の母でございます。

数年前に中学受験を終え、無事に開成中学に合格しました。
このnoteでは息子の中学受験を振り返り、親子のメンタルを最強にするための考え方をお伝えしています。

中学受験は究極的には【親子のメンタル】が重要です。
特に【母親のメンタルが9割】というのが私の持論です。
このnoteの基本姿勢はプロフィールをご覧ください。

さて。
前回『こんな母親のメンタルはヤバい』という記事を書いたのですが、逆にどんな母親だったら安心なんだろうと考えていました。

ヤバいパターンはいくらでも思いつくのに、その逆がなかなか一言で言えない・・・
それほどまでに難しいのかも。

でも、やはり一つだけはっきりしていることがあります。

凪いでいること

一言で言うとこれだけ。
凪いでいること

凪ぐ【なぐ】
1.風がやんで水面が静かになる。風や波がおさまる。
2.心が穏やかになる。和む。

こういう心持ちでいるお母さんは安心です。

子供のやることにいちいち目くじらを立てずに、じっと待てること。
ネガティブな言葉を使わずに、他者を受容できること。
そして、常に自分の軸がしっかりあって、人の言葉に惑わされないこと。

子供のことを受容できていたら、受験くらいで揺らがずにどっしり構えていられます。
そういうお母さんのお子さんは、間違うこととか失敗することを躊躇しません。
必ずしもうまくいくことばかりじゃないし、大きく回り道をすることもあるかもしれませんけれど、お母さんがポジティブに見守ってくれているから失敗からきちんと学ぶことができるのです。

そうすると子供の自己肯定感がどんどん高まります。
これは中学受験だけでなく、むしろその先の人生をイージーモードにする魔法になります。
たとえ中学受験が残念な結果に終わったとしても、学びを得ることができます。

3秒待つ

とはいえ、「そんなの難しい!」という方も多いかと思います。
ついつい何か言いたくなってしまうとき、とりあえず3秒息を止めて待ってください。

これから自分が言おうとしていることは、言ってどうにかなることか?

一瞬息を止めて自問自答してみます。
こうして考えてみることで、だいたいの余計なことは言わなくてすみます。
余計なことというのは子供の自己肯定感を低めるだけでなく、自分自身の自己肯定感まで低めてしまいます。

わかっていないように見えて、子供は子供なりにわかっています。
自分が子供だった時のことを思い出してみると、相当生意気じゃありませんでしたか?
ちゃんと色々と考えていたし、たとえ失敗したとしてもそこから自分で学んでいたはずです。
子供の自ら学ぶチャンスをつぶすことのないようにするのです。

誰の問題かをはっきりさせる

言ってどうにもならないことは、言っても意味がありません。
それは自分の問題ではないからです。
「勉強しなさい!」というのは、言っている親の問題ではありません
子供が勉強するかしないかというのは、子供の問題だからです。
自分の問題は、勉強しない子供をどのように受け入れるか?ということです。
その理屈を子供に説明してみるとすんなりと理解するかもしれません。

勉強するもしないも、受験をするもしないも、親の問題ではなく子供の問題であるということ。
だから自分で考えてね!と。
子供が自分で考えて決めたことなら、親は全面的に協力するしバックアップするよ!と。

バックアップすることは親の問題ですから、そこだけに集中すれば良いわけです。
お金を稼ぐ、ごはんを食べさせる、塾に行かせる、学校に行かせる、ちゃんと食べさせて寝かせる。
なかには勉強をサポートするお母さんもいるかもしれません。

言ってもどうにもならないこと、自分でやってもどうにもならないことは自分の扱える範囲を超えているので手出し口出し無用です。

使い古された言葉ですが、
過去と他人は変えられないけれど
未来と自分は変えられる
のです。

これを実践すると子供だけでなく、お母さんの自己肯定感も高まりますし、自立した一個の存在として親と子が認め合えます。
精神的なへその緒を切った自立した親子になれるわけです。
無駄なことを言い合わない親子関係は、凪いでいます。

中学受験が上手くいった親子は、比較的これがスムーズにできているパターンが多いと思っています。

母親のマインドチェック

・自分にどうにもできないことは自分の問題ではない
・余計な一言を言う前に自問自答する
・過去と他人は変えられない
・精神的なへその緒を切る
・気持ちが凪ぐ状態を実感する

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