木造住宅設計という仕事

こんにちは
暮らしの整え専門家です

住宅設計を愛し
片づける・整えることの効果を実感し
自分を含め多くの方が時間の流れの速さや
情報の多さに翻弄されていることを知り
見えないモノの整えも行っています

生きているということは
心をの中や取り巻くモノを
常に常に整えていく作業の連続なのだと
腹落ちしてきました

週末の土曜日
今朝は私が一番の朝寝坊
起床すると主人は仕事へ向かい
長男はヨット部の活動のため海へ
次男は部活動参加のため学校へ

お弁当をつくらない朝はのんびりと起床します

今日も清々しい気候
午後になり少し風がでてきましたが
このところ　昔　昔　
幼いころの5月の気候のような
気持のよい日が続いていると感じます

気持のよい午前中
驚くほどの成長をみせるクワズイモ
鉢の植え替えと
新しく生えて生きた子供の挿し木作業を
ようやく終えました

気候が安定している時期に植え替えを行わないと
枯れてしまうリスクが高くなりますから
そういう意味では今日は絶好の植え替え日和

大きな鉢に植え替えられた様子は
伸び伸びを葉を広げて気持ちよさそうです

前置きが長くなりました

最近知人から住宅を建てたいとの相談がありました
勿論　是非相談になります！
と予定をいれて打ち合わせをしました

よくよく話を聞くと
世間体やら様々な事情があって
自分自身はあまり乗る気ではないのだけれど
家を新築しなくていけない気がしている
そんな話でした

3000万　4000万
という大金が必要となる家つくりです
さらに　物価の上昇は家建設にも大きく影響しています

相手が本気になるように、ワクワクを仕掛ける
営業が上手な方はそうするのでしょうが
その方が今　この精神状態で家をつくるのはどうなのだろう？
と思い、話を聞きながら様々な資金がかかることや
今後のご家族との関係や
何のための家なのか　について話をしてみたところです

大手工務店やディベロッパーは
モデルルームや広告費に多額の資金を投入し
その分は間違いなく　それぞれのマンションや住宅建設を購入する方が負担しているのですが、意外とこのことを知らない
あるいは意識していない方が多いことに驚きます

私たち設計者は建築費の7％～15％
事務所によって幅はあるのですが
決して安くない設計料をいただいています

短くても三か月　通常であれば6か月の設計期間
極力自然素材を用いた家作りの建築期間は
最低でも4か月から6か月の期間をかけての作業
設計者は図面通りに工事が行われているのかを監理し
問題や良い提案があればその都度依頼者に説明し
最善の方法を模索し続けています

注文住宅は決して資金のある人だけのものではありません
ただ、材料費の高騰から　現実的にはかなり難しいことも事実
建築費をできるだけ下げていかなければならない時代となりました

設計者は設計作業はと工事中の監理は勿論ですし
見積もりの段階でより良いコストバランスとなるように
気を配っています。
その中には勿論広告費やモデルルーム等の費用は含まれず
純粋に依頼者ご本人の家にかかる費用のみが計上された見積もりなのです

先にお話しした
家を建築したいと考えている方の反応は
『設計費がこんなにかかるのね・・・』
というものだったのことに
非常に残念な気持ちになりました

設計者によって様々ですが
少なくとも私が関わっている設計者の方々に中で
金儲けだけのために家づくりをしている人は皆無

どの方も　どうしたらよい空間がつくれるか
どうしたらよい暮らしができるのか
そんなことにひたすら向き合って
時給換算すれば1000円も満たないような場合も多々あります

効率はもちろん大切ですから
それが今後の課題だと実感はしております
住宅設計をこよなく愛していますので
正直　住宅設計作業は全く苦にならないことは反省ですね

家作り　
暮らしの整え
心の整え等
暮らしの整え専門家とし
一人でも多くの方に良い人生を歩んでいただきたい
そんな風に考えています