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どん太の漫画 『美大生⭐︎人』


私の漫画の背景を描いてくれている、息子のどん太が『美大生⭐︎人』という漫画を描きました。

16ページあります。

所々 文字が小さいのが気になりますが、拡大して読んであげて下さい。

どん太といえば、子供の頃から絵ばかり描いていました。

授業参観に行ってみれば、やけに熱心にノートをとっているなーと思っていたら、パラパラ漫画を制作していたり

テスト用紙の裏一面に絵を描いて、0点でも全く気にしない子でした。

母親の私も何回学校に呼び出されたかわかりません (^^;;

「どんちゃん、美大に行きたいなら、勉強もしないと…!悲しいかな、今の日本の美大は絵だけ上手でも行かれないの。国語、数学、理科、社会、英語。最低限はやらないと!」

何度 言って聞かせたことか……

それでも武蔵美に入れたのは、どん太が高3の時に出会った家庭教師の先生が素晴らしい方で、どん太のやる気を引き出してくれたからです。

彼は当時、慶應大学の3年生でした。たまたま成田市内の、しかも近所に住んでいたのです。
とても穏やかで前向きで、それでいて行動力のある方で、海外留学にも率先して行き、英語の他に中国語もペラペラでした。
NHKのニュースにも出演したことのある優秀な学生さんでした。

話がそれてしまいましたが、この『美大生⭐︎人』は、どん太の美大での生活が描かれています。

なかなかテンポよく描かれていると思います。

下記からご覧いただけます ↓


どん太と私は親子で漫画を描いているので、たまにケンカしたりもします。

でも、この間は 鮭のパスタを作ってくれました。

どん太 作 パスタ


卵黄やらオイスターソースやらバターやら、やけにたくさん使ってるけど、大丈夫かいな?と思って横目に見ていたら、ちょっと味が濃かった (^^;;

そこで、どん太が「牛乳で薄めてみればどうかな?」と言って、リトライしてみたら、鮭のクリームソースパスタみたいになって、ちょうどいい味になりました。

今では、国語、数学、理科、社会、英語からも解放され、好きなことをして生活しているどん太です。

どん太が子供の頃は ADHDなんて言葉も世の中に周知されていませんでした。
忘れ物、失くし物はいまだに多いです。
この間なんて、免許証や保険証、キャッシュカードなどが入っている財布を電車の中に落としてきてしまいました。

一応 警察に届けは出したものの、半ばあきらめていたら、なんと!成田から10駅ほど離れた津田沼駅に財布が届けられた、と、翌日 駅員さんから電話があり、引き取りに行ってきました。

中に入っていたものは、現金 含めて全て無事!届けて下さった方の氏名などは聞いていないとのこと。
どこのどなたか分かりませんが、ご親切に本当にありがとうございました!

こんな感じで、どん太は子供の頃から財布を何度 失くしたかわかりません。

ある時など、いきなり家電に
「こちら上野警察です。」なんて電話がかかってきて、何事か?!と冷やりとしました。
どん太が落とした財布が上野警察署に届けられていると言うのです。
この時も身分証明書を持って、上野まで引き取りに行きました。財布の中身は全て無事でした。

またある時は、家電に担任の先生から電話がありました。
「またテスト用紙の裏に絵を描いていたのかな?」「それともまた提出物を出し忘れているのかな?」と、嫌な想像が頭を駆け巡りましたが、この時の電話も財布でした。

経緯はこうです。

どん太がまだ携帯を持っていない学生の頃、公衆電話から電話をかけて、その電話ボックスの中に財布を置いてきてしまい、その財布をどうやら次にボックスに入った海外の方が盗んだようなのです。

その方は現金だけを抜き取り、財布はホテルの部屋のくずかごに捨てたみたいなのです。
それを拾い上げた清掃担当者が財布の中を見ると、学生証が入っていて、ホテルの方がどん太の学校に
「おたくの生徒さんの財布がうちのホテルの部屋のくずかごに捨てられている。」と電話をかけ、担任の先生から うちに事実確認の電話がかかってきたというわけです。

どん太ったら「電話の後ろに並んでた海外の人、怪しい感じだった」なんて言うんですよー
そう思ったなら、財布を電話ボックスに置いて来なきゃいいのに…
でもこれもADHDの注意力散漫にあたるのかなー?と思うのです。

この時も日航ホテルまで財布を引き取りに行きました。

なんか、どん太の漫画を紹介しようと思ったら、財布を失くす話になってしまいました。

ADHDのお子さんを持つ親御さんは不安な点も多いと思いますが、きっと何かしら得意な分野があると思うのです。
そこをうまく伸ばしてあげられたら、その子の幸せにつながるんじゃないかな、と思います。



「せっかく この世に生まれてきたのだから、1冊でもいいから自分の本を残したい」子供の頃から本好きだった自分の夢をかなえるべく、エッセイ漫画を描いています。よろしくお願い致します。