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日常の中にテーマを持つ


自分が日頃育児をする中で大事にしていることについてお話しします。


それは
日常を大事にし、テーマを持って取り組むということ
です。


日常にこそ、成長の過程があり、
発達を促すためのテーマをそこに持つことで、
親としての育児に対する罪悪感を減らすことができるのです。
つまり親のメンタルが安定させることのできるマインドなんです。


いつも日常に変化がなく、つまらないというのも問題がありますが、
つまらないということを体験することも、子どもにとって意味があります。

当たり前を楽しむにはテーマを持つとその日が有意義になります。

今日は究極にダラダラする!とか
今日は水遊びで自由に遊ぶ!とか
今日はひらがなに興味を持つように声かけを意識する!とか

なんでもいいんです。テーマをクリアしなくてもいい。
1日が終わった時、『これでいいのだ』『課題が残ったから次からこうしよう』
と振り返ることがテーマを持たないで過ごした日より、できると思います。

クレヨンで遊ぼうというテーマを持って遊んだ時の作品

さて、ここから私の経験の話。

育児を楽しくするヒントはTikTokや、Instagram、Xなどに沢山あります。
保育の仕事をしている時は情報収集する時間すら取れず、
もしやりたいことが見つかっても、
その多くは集団保育の中では実現することが難しいことが多いのです。

子どもが生まれてからというもの、そういうやりたかった遊びをようやく消化している。
そんな日常を我が家は過ごしている。

『何事も経験』とは昔からよく言われているが、本当にその通りだと思う。
だからこそ、子どもの遊び場によく出向く。
挨拶をしても声が小さい大人もいる。
支援センターで携帯ばかりいじっている大人もいる。
気になる保護者がいたらじゃあ自分だったらどうやって職員として関わるのか、
考えるきっかけを見つけに出かける。
子どももそういう大人を見ているものである。
遊び場に行くのは、自分のためであり子どものためでもある。

育児は究極の見返りを求めない仕事だ。
だからこそ、保護者は育児に対してポジティブな方が得だろうし、
ネガティブだったら損しかない。
保護者が一時的にネガティブであれば立ち直る姿を背中で見せることが必要だろう。

自分が保育士だとしたら、どんな声かけ・支援を保護者にするだろうか、
育児のポジティブさをプレゼンするにはどうしたらいいのか、
自分には何ができるのか、じっくり考える時間が今はある。

世の中にはいろんな人間がいて、育児に対して無関心な保護者もいる、
逆に子どもに過度な期待をしてしまう親もいる。

世の中にいろんな保護者がいるのを受け入れた上で、
育児に対するモチベーションの格差を減らして、
トータルで子育てを楽しめる親が増えることで、
少子化対策や、学力格差などの多くの社会問題を解決していくだろう。

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