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資料作成における演繹・帰納法の使い分けについて(2020/07/02)

こんばんは。いつも拝読ありがとうございます。
今日は資料作成や、文書作成時に使う論理構成の種類と適切な使い分けについてまとめたいと思います。

論理構成は、メッセージをより分かりやすく伝える手法です。そして論理構成には演繹的、帰納的なものの2つがあります。2つには特徴があり、伝える情報の多さで主に使い分けます。

人間が一般的に用いるのは、以下のような演繹的な論法です。
①コロナの影響でマスクが品不足になった。
②ユニクロがマスクを新発売するらしい
③ユニクロのマスクは売れるに違いない。

一方、帰納的な考えは生活をしていて中々使うことはありません。一見異なるように見える事象の共通点を見つけ、グループ化するという作業があります。そしてこの作業がとても労力がかかるため普通に生活をしていても気づきません。
①コロナで航空業界の売上が減少した。
②コロナで旅行代理店の売上が減少した。
③コロナで飲食業界の売上が減少した。
④コロナによって、人々の外出が減少したに違いない。

では、資料作成ではどちらの方が聞き手に取って好まれるのでしょうか。結論はメッセージをサポートするために必要な情報によって使い分けるのがベストだと思います。

演繹法のメリットは結論を早く伝えることができることですが、一方各章の関係性を聞き手に理解することを強要します。その点では、帰納法的な考えの方がより複雑な状況を整理しメッセージにつながられるため適切だと思います。

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