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事業課題の見つけ方(2020/07/19)

こんばんは、いつも拝読ありがとうございます。
コンサル業務でよくあるのですが、特定事業の課題をどうやってみつけるのかをいつくか具体的な方法も交えてまとめて見たいと思います。

今までよく考えたことがなかったですが、そもそも課題とは「現状(実際の姿)と目標(あるべき姿)との差異」とビジネス上では言われますが、これを特定するのは骨が折れるものです。

私が現状考える課題の導くための手順についてまとめてみたいと思います。


①市場の一般論を理解する
まずは、その事業が置かれている市場背景を理解します。3Cや外部環境をPESTなどで整理すると分かりやすいと思います。特に、「誰のどのような課題を解決しているサービスなのか」「今のトレンド(成功事例)はなにか」等を理解することが一番の目的です。

②他の業界の一般論を知る
次に、類似する他業界の事例やスポットでの成功事例などを理解しておくことが重要です。理想があれば、現状とのギャップから課題はできてくるので、焦らず成功事例等を頭に入れておくことが大切だと感じます。

③バリューチェーンの中でのキャッシュポイントを知る
市場環境等のマクロ的な理解が進んだところで、ミクロでどこが根本的な課題なのかを理解を進めます。上流から下流までどのようにお金が流れているのか、主なプレイヤーなどを上げながら状況理解を進めます。

④事業フローを知り仕組み化/業務改善できる場所を知る
バリューチェーンの理解が進んだところで、事業の業務フロー(ビジネスフロー)を整理します。ここで具体的に違和感に感じた部分や、他の業界での成功事例が転用できないかなど理想論と現状のギャップを課題として定義します。その上で、この課題を解決する方法を逆算的に根拠(他社成功事例※同業種かどうかは問わない)を元にまとめ上げます。

業務の中では、一度ビジネスフローをまとめてしまえば全体の流れがスッキリし、具体的な課題が見えてくるイメージです。

いかがだったでしょうか。業務に没頭すると、課題の根本的な3M(無駄/無理/ムラ)に気づきづらくなりがちです。一度俯瞰的に、他の業界や他社の成功事例をもとに担当事業の仕組みの中で課題を把握し、解決方法としてシステム導入や、新規サービスの検討をするきっかけとしてはいかがでしょうか。

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