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現代貨幣理論MMTの問題性について(2020/06/04)

こんにちは。今日は、最近注目を集めている現代貨幣理論についてまとめてみたいと思います。

①現代貨幣理論(MMT)とは。

一言でいうと、「時刻通貨を持っていればいくら借金をしても財政破綻しない」という理論です。世界各国で、コロナ対策として大規模な金融政策が追い込菜われています。金融政策とは、政府が債権の対価として紙幣を大量に発行するものですが、そのリスクとして「財政破綻しないの?」という疑問があると思います。その根拠として信じられているのがこのMMT理論です。

②MMTの問題性

財政破綻は果たして起こるのだろうか。そもそも財政破綻という定義が「財政支出をまかなう資金が調達できなくなる」あるいは「政府が債務不履行に陥る」ということだとすると、MTTの主張するように財政破綻を回避することは常に可能かもしれない。だが、根本的な問題はインフラが起きない日本などで起こる過剰な財政支出による資源の浪費(経済学的に言えば、非効率な配分)なのだ。

③MMTは将来の投資機会を阻害する。

現在行われている金融政策は、低金利での貸し付けを行うことにより経済の底支えを行うことだ。金利とは、金利市場において需要と供給のバランスにより成り立ついわば資金の価格付け機能である。政府が大量に国債を発行すれば、自然と需要が増加し金利市場としては将来の民間への投資が減少する「クラウディング・アウト」が起こる。

お金を借りたいのに政府の借り入れのせいで借りられない民間企業が増加するのです。

参照:https://www.newsweekjapan.jp/obata/2019/07/mmt-1.php
参照:https://imidas.jp/ichisenkin/g04_ichisenkin/?article_id=a-51-003-08-02-g204

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