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選手ゲーフラを作ったら本人に手を振ってもらえたお話

■ゲーフラを作りたくなった

始まりは突然でした。

この酔っぱらいツイートをしたあとに本当にゲーフラを作り始めたわけです。

しかしこの時すでに作るならあの選手のゲーフラと決めていました。

そうゴンサロゴンザレス選手です。

アルビサポにとってはお馴染みの選手ですね。一応おさらいしておくと去年ウルグアイのクラブからアルビに加入した選手です。ひとたびピッチに入れば闘争心あふれるプレイでボールハントする仕事人。しかしオフザピッチではシャイというギャップも魅力です。そして彼は今季アルビで唯一の外国籍の選手。

ある時モバアルZ(アルビレックス新潟の有料コンテンツ)でゴンサロ選手(以下ゴンサ)に関する記事が配信されました。それからというものゴンサのことが気になって仕方がないのです。言葉も通じない異国のチームでたった一人の外国籍選手。寂しくないわけがありません。私だったらとっくにホームシックになって帰国しています。無理。

応援したい...。

ゴンサを応援したい!

いま一番応援するべき選手こそゴンサ。

本間至恩や高木善朗といった花形ポジションの選手は放っておいても応援されるしな(暴論)

ゴンサ…。放っておけない!

と、私の心の底から何かが湧き上がったきたのです。そうなるとあとは行動に起こすのみです。ゴンサを喜ばせたい。その一心でゴンサゲーフラの作成を始めました。

■デザインしよう

まずはどんなデザインにするか無料アプリCanvaをいじりながら考えました。ビアグラス片手に。

まずゴンサ本人のシルエットのゲーフラにすることに決めました。

シルエット化はどうやったのかというと

①お気に入りの写真を用意します

②remove.bgというサイトで背景を削除します

画像をアップロードするとAIが自動で背景を削除してくれます。

これを

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こう!

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綺麗に人物だけにしてくれます。楽ちん!

続いて人物を白黒のシルエット化します。

使ったのはこちらのサイト。


この中のグレースケールという機能を選択

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先程の切り出した人物をアップロードします。

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続いて色数を2色に設定。

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こう!

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これにてシルエット化完了です。楽ちん!

その後出来上がったデザインがこちら。

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さほど時間もかけず作りましたが、このデザインに至ったロジックをあえて言語化してインスタストーリーに載せたので転載します。

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(これちょっと誤植。6:3:1の間違いです)


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(このレイアウトが悪いわけではないが今回のゲーフラには適していない)

一応これくらいのロジックは携えてデザインしました。

偉そうにデザイン論とか書いてますけど

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大事なのはこれです。


■印刷をしよう

デザインが完成したら紙に印刷します。僕の場合はローソンが最寄りのコンビニなのでそこで印刷します。B4で出力。

B4用紙に印刷したらお次はそれをポスターサイズにコピーします。

拡大/縮小を選ぶ

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B4×4で印刷します。

それを持ち帰ってセロハンテープで繋げます。

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これで紙の準備は完了。

■材料を揃えよう

今回用意した布はナイロンオックスという布。撥水性が高く手触りがツルツルして薄く写しやすいです。

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アクリル絵の具も買います。

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筆とパレットも買いました。

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筆はちゃんとしたお値段の物を買いましたがパレットは100均で十分。

あとは布用の両面テープも購入。

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■塗るべし塗るべし

さっそくアクリル絵の具を直接塗ります。水で薄めたりせず原液そのままです。

布を紙の上に置き軽く接着して固定します。

まず人物の部分から塗りました。

多少の誤差なんか気にせず塗ってください。だんしますが遠目から見たら絶対分かりません。

塗り始めるとこれで大丈夫か?という気持ちになると思います。

大丈夫です。

塗ってるうちにちゃんと選手本人に見えてきます。そこに愛があるなら。

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一心不乱に塗ります。

塗るべし塗るべし。

推しを喜ばせたい。

その想いだけで塗るべし!

あとは両端をまるめて棒を通す穴を作ります。この時にミシンは使わず布用両面テープで接着します。

あとは上部も折り返して穴を塞ぎます。

これで完成。

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一日で出来上がりです。

ちなみにゲーフラの棒は100均の突っ張り棒でもいいですが、利便性を考えてこちらがオススメ。

■SNSで公開してみた

大宮戦に持って行くのは決めていましたが、悩んだのが事前にSNSで公開するかどうかです。SNSにあげると「このゲーフラ持ってるのがワイやで!」とアピールしてるようで気恥ずかしくなってきたのです。私はあくまでも匿名ツイッタラー。自ら特定されるような行為はやめておこうと考えました。うん、公表する必要なし。隠そう!

しかしそんな私を妻が一喝します。キモイと。その考えの方が自意識過剰だと。有名人気取りかと。気持ち悪い。バカかと。ブスかと。

くぅ!な、なるほどたしかに。

結局公開しちゃったよ。やべーよ。でもいいのだ。これでいいのだ。多分。

■待ってろゴンサ

待ちに待った大宮戦です。天候はあいにくの雨。待機列にいる間にも小雨に見舞われます。

この時に致命的なミスに気づきました。

撥水スプレーかけてくるの忘れた。

雨で絵の具が滲むかもしれない。だからあまり長時間は掲げられそうにない!短期決戦だ!

さてさてそうこうしてるうちに試合開始前のウォーミングアップ。

早くゴンサに会いたい。

会いたくて会いたくて震える。

選手達がビジタースタンドに挨拶にやってきますした!

今だ!えいや!

見てくれゴンサ!

西野カナはここよ!

ハッ!

たしかにこっちを見て手を振ってくれたのです。しかし!この時は撮影協力者がゲーフラの後ろに隠れてしまい動画撮影出来ず。

リベンジのチャンスは試合終了後だ。

勝って気持ちよく挨拶に来てくれることを祈るのみ!

■ありがとうゴンサ

試合はご存知の通り劇的な逆転勝利!

挨拶に来てくれた時の様子を今度は撮影成功。

うおおおおお。また震える。この動画で分かると思いますが、間違いなくこちらを見てくれてます。

他の方の証言も頂けました。

ありがたい証言!間違いなく見てくれてる!

ドヤ。

■おわりに

というわけで自己満足に浸っただけのnoteでした。

感想はとにかく嬉しかったです。あの距離でも何度も手を振ってくれてゴンサが喜んでくれてることが伝わってきました。もうね、距離なんて関係ない。間違いなく心が通じ合いました。えへ。言語も国籍も超えました。そして確信しました。選手は思ってる以上に自分のゲーフラを探してくれる。そして選手を喜ばせることはサポーターにとっての至上の悦びであると。何より声を出せないこの状況下では己が丹精込めて作ったゲーフラに手を振って貰えるのは立派なファンサなのです。さらに付け加えるならばその選手への愛着も増してくるでしょう。

ゲーフラの世界。思った以上に楽しいです。ぜひゲーフラ作成デビューしてみてください。


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