フェイクドキュメンタリーQ「内部告発の配信」考察

2023年9月23日
フェイクドキュメンタリーQのライブオンリー配信
文字化けを復元したタイトルは「内部告発の配信1」
記憶が新しいうちにメモも兼ねてスクショ(ネット拾い含む)とともに書いていく

・あらすじ

車の中、投稿者がスマホの配信画面を写しながら移動する。
投稿者と同乗者は白の不織布ツナギ(簡易防護服らしいもの)を着て森の中へ
家の前でさらに装備を整える(さらな防護手袋か足袋か)
庭先には青シートにくるまれたまるで死体のような2つの物体

家の中では同じ防護服の作業員がものをゆっくり運び出している中
複数人が何かを拝むように手足をついたまま動いてない異様な光景
しかし作業員は平然と作業を続けている。
風呂場を覗くと暗闇の中後ろ向きに誰かが入っている。
拝んでいる奥には鉄製の箱が台に置かれている。床のシートはところどころ黒ずんでいる。
箱にはいろんなキャラクターのシールが張っている(昭和っぽい)
近づくと詳細不明の妙な音がする。
作業員に手招きされるまま風呂場近くの引き戸を開けて中を照らすと、奥に人影が立っている。

突然ブザーがなる。ただし作業員が驚いている様子もない。
ソレを合図に撤収するかのようにビニールとかを外に出し始め、拝んでいた人たちもいなくなっている。
箱をゆっくり運び出すが、一人が突然奇声をあげ(落とした?)運搬が泊まる。
すると投稿者の携帯が着信し音がなると、後ろから「携帯はダメ」とカタコトの声が
携帯を取り上げられ配信がバレるとカメラを取り上げられ(?)
「嘘だから」とカメラを切られてしまう。
ここで配信1は終了

配信2は時系列不明、ただし画質が非常に荒い。(画質設定は720pだったのでこちらの受信環境ではないはず)
同じような防護服の2人組が廃墟のあばら家に入る。
柱や壁にあちこちシールが張ってあるが、家の奥に存在感を放つものが。
覆いをかけられたそれは大きく、よく近づいて見ると下から複数の手がはみ出している。
「いたぞ」(来たぞ?)の声が外から響き、配信が切れる。


・考察

・ブリーフィングor告発文書

まずTwitter(X)に挙げられたメモが有る。

黒塗りが多く主語目的語がはっきりしないが、推測要約すると
・ある親子3人が「それ」を作った
・うち2人が死亡、1人が行方不明
(黒塗りの長さから推定すると、行方不明なのは最初に言及された片親か)
・どこかの団体が家を買い取る。
(同上、行方不明者はこの団体の関係者か)
・家から「それ」を回収、団体幹部が使い方を分からぬまま実験を繰り返し、犠牲を多数出している。
・「それ」は大量破壊兵器であり、一家の姿を変え「もの」を生み出した。
・(黒塗り)は現在も廃墟として存在している。
 買い上げた家のことか?あるいは「もの」そのものか。
・彼ら(団体?)は良からぬことに使う可能性がある

・登場人物

・撮影者
動画を撮影し、配信していた投稿者。
動画を撮影しているのを咎められることはなかったので、撮影自体は元々行動の内であると考えられる。

・防護服の作業員
撮影者の同僚と思われる人たち。白の防護服を着ている。
異様な光景に動じることなく黙々と作業をしている
このことから、少なくとも現場馴れしている、このような光景に慣れているという人たち。

・信者(便宜上そうする)
箱を拝み倒している人たち。合羽のような服を羽織っている

・信者の女性(ラストに出てきた人)
携帯を取り上げた信者の隣りにいた表情のすごい女性
この人だけ合羽を着ていない。

・団体(文書のみ言及)
言及がほぼないため、何かしらの宗教団体と思われる。
「それ」を利用しようとしている団体?

・金属の箱
シールが貼られた謎の箱。蓋が微妙に隙間あり。
近づくとノイズのような音がする。


・あの作業員は何者か?

あの防護服の作業員は一体何ものなのか。
いわゆる死体やそういった場所の掃除をする特殊清掃員に思えるが、当たり前ながらごく一般の特殊清掃員ではないはず。
加えて
・箱の存在やその異常な光景に全く動揺がない=通常業務
・家探ししても信者に怒られない=何かしらの協力・許可が有る
など、おそらくは団体の関係者もしくはお抱えの作業員と推測する。
例えるならSCPシリーズの財団エージェントのようなものか。

・文書は誰が書いたか

問題はこれは誰が書いたか。
全く第三者というのは情報的にも考えづらく、動画投稿者であれば作業員となる。
ただ、「内部告発」という言葉から考えると投稿者が内部告発のために書き記した手記とも思える。

・作業員の目的

今回の作業は何をしていたのか。
単純に整理すれば、箱とその周辺の回収作業である。これを拒否されていないあたり、拝んでいた信者とは何かしらの許可や締結があるには違いない。
つまり少なくとも信者からの依頼か、協力を受け入れた形には違いない。
そう考えると、協力関係が明言されているのはやはりここを買い取った団体である。
メモには「実験を繰り返し」とあるが、外にあった青ビニール簀巻きを犠牲者と考えれば、今回行っていたこれも「実験」なのではないだろうか。
ビニールシートなどはその実験に備えたもので、その後片付けに派遣されたとも言える。汚れていたのもその結果と言えるかもしれない。
ブザーもいわゆる作業限界時間みたいなものか実験終了の合図で、それを合図に撤収しているのも、もとからのことだというのだろう。

・内部告発2の廃墟

2において映された廃墟は、分かり辛いが非常にぼろぼろである。
またレイアウトも1の廃墟とは異なり、二階に上がっている様子もわかる。
最後に遠くから「いたぞ」と聞こえているあたり、また生放送を謳っているあたり1の直後であることには違いないだろう。
……ただ、逃走するならともかくなぜこちらにきたのかという違和感は有るが。

・箱と廃墟の物体(完全な想像)

家に置かれていた箱は、信者の信仰の対象もしくは何かしらの偶像的存在になっていたらしい。
対して2に登場する、廃墟に有った「覆いを被せたもの」は、まるで死体の山を想像させるようなはみ出方。
嫌な想像だが、あれは何かしらの生贄をもって作られる「呪物(兵器)」であり、廃墟に存在していたのはその初代、もしくはプロトタイプだったのではなかろうか。それを研究する実験を繰り返しているのが本編なのかもしれない。
信者らしい人に生放送が見つかった際「電話はダメ」「みんな死んでしまう」と発言したところから、一定のルールを破ることで死を及ぼす作用が出てくることには違いない。

・自分なりの結論

・団体は一種のSCPにも似たオカルトアイテムの実験を繰り返していた。
・投稿者は団体の作業員である。
・後片付け要員として従事してきていたが、その非道な行いや危険性から内部告発をネット配信という形で行う。
・元々撮影要員だったか撮影自体は問題ないためか、そのまま違和感なく撮影をする
・しかし箱の持ち出し失敗や突然の電話コールによって配信していることが信者側にバレ、拘束されてしまう。
・一度配信を切れるが、予備機と思われる別カメラから配信、根源たる廃墟とその中にある異常なものを映すも、追手にみつかり配信が切れる。

と、ここまでが今回の放送の経緯と背景と思われる。
また別の話として
・途中に映る例と思しき風呂場とキッチンの二人の影は、亡くなった発明者の親子?
という推測も一つ残しておく。

・派生考察

ネット上で見かけた話などを。
・作業員が持ち出している物品の中に、「ノーフィクション」の女性が着ていたのと同じ柄の服がある。
・特殊作業員は団体とは別の集団であり、信者がトリップ状態な間に箱を持ち出そうとしていた。
・白合羽の信者たちは「光の聖域」のあの信者たちなのではないのか。あるいはその前身なのではないか。
・箱は分霊箱のようなもの。もしくは犠牲者を吸収する対価になにかしら呪物となりうるモノ

まぁ考察したとことで意味はないんですけどね
うそだから うそだから




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