highlightスタッフにはこんな人もいるよって話
初めまして、Sakaiwaiです
highlight立ち上げに関しては一つ前の今井さんの記事を読んでいただけると。文章力もあってとてもわかりやすいので。
どのような人がhighlightに関わっているのかという点で”中にはこんな感じのスタッフもいるよ”というぐらいの気持ちで書きました。
アーティストと共に手探りで一緒に作り上げていくようなレーベルになれば良いですね。
自己紹介から
2008年頃からフリーランスのデザイナーとして、BIGMAMA、[Champagne](現[Alexandros])をはじめRX-RECORDSの関するデザインを中心に活動していたのをきっかけに、2013年にUK.PROJECT入社(前職はストロボカフェや地元のライブハウスでPAを行ったり、街スタで働いたりしてきました)
入社後、デザイン業務を中心に同時期にRX-RECORDSに所属したasobiusのマネージャーとして勤務。2016年より、BIGMAMAの現場マネージャーとして勤務しています。
どんどん脱線する話
UK.PROJECTに入社した当時は前職で音響PAをやっていたこともあり、演奏の上手い人や、独特な世界観を持っている人々を大勢見てきたうえで、なんで世間で認知されないんだろうと思ったアーティストが沢山いました。
今、人気のあるアーティストより、演奏が上手いし、良い歌を歌っているのに。と。
しかしその想いが覆るようになったのは、様々なアーティストの水面下での活動を間近で見てきたからだと思います。
入社当時はマネジメントというものをあまり理解していなくて、アーティストがやりたいように、自由にやらせてあげるのが正しい道だと思っていた節もあり、ちょっと違うなと思っても、傍観者として眺めていた部分がありました。
それが最終的にアーティストにとっての幸せにつながるのなら、一番良いのだと。
そんな中、ちょっとしたズレの広がりを感じはじめてから、徐々に意識が変化していきました。
”売れたい”というけれど、”曲やイメージは変えたくない”。
いままでは自分たちの力だけでなんとかやってきたという小さな裏付けからなる自信とプライドが、人の意見より、自分の想いを優先させてしまったり、下手に変えなくてもこのままの状況で頑張って続けていけば成功すると錯覚させてしまうのかもしれません。
アーティストというのは、たいがい、良い曲を発信していけば世間の評判が後から勝手についてくるものだと思っています。
演奏が上手くなれば、ライブの動員が増えるものだと思っています。
SNSで親しみを感じさせれば、フォロワーが増えるのだと思っています。
しかし”本人が思う世間が求めているだろう”と考えているものと、”実際に世間が求めているもの”の違いというのはどうしても生じてきます。それは当事者であるがゆえに気づかないズレというものです。その真ん中を取り持ってアーティストを導くのがレーベルやマネジメントの使命なのではないかと最近は感じています。(まあそんな大層なことはできていないのですが)
で、今回はマネジメントとしての話ではなくてレーベルとしての話でしたね。
もちろん、UK.PROJECTにはマネジメント部門がちゃんと分かれていて、自分はUKPMというマネジメント部門の会社に所属していますが、それぞれの仕事が交差している部分が多々あり、境界線が正直あまりはっきりしていないのが現状です(だと思っています)
自分はとにかくアーティストが売れるためだったら、できることをなんでもやっちゃう主義なので、CDを作ることも、グッズを作ることも、MVを編集してティーザー映像を作ることも、ライブ宣伝のチラシを作ることもしちゃいます。
そこには
アーティストの人気が出る=曲の再生回数が増える=ライブの動員が増える=グッズが売れる
というふうに全てが連動しているため、CDの宣伝=ライブの宣伝だと思っていますし、本当は良くないかもしれないのですが交差してくるものだと思ってなんでもやっちゃいます。(それによって揉めることも多々あり)
「これはレーベルの仕事」とか「これはマネジメントがやるべき」とかビジネスの世界では線引きがはっきりされますが、正直そういうのあんまり好きじゃないんですよね 笑
もちろん、大人の仕事としてその感覚が間違いだというのはわかっていますが、最終的にみんなで幸せになるために、できることをできる人がやる”チームを作る”というのがアーティストのために大切なんじゃないかなという、お金よりも感情で動くタイプです。
募集にあたって思うこと
新人発掘という立場に立って、送られてくるデモ音源を聴いていると本当に千差万別、様々な人から曲が送られてきています。
上手い人、下手な人、すでに出来上がっている人、まだまだこれからって人、熱い想いを抱えている人、なんとなく応募した人。
そんな中、自分が評価するにあたって一番重きを置いている点は、このアーティストに夢をみれるかどうかという点です。
なによりも、可能性の部分を一番大切に思っています。
”この人とだったら、こんな戦略を立てて、こういうイメージで”
その人と先の未来を想像できるかどうか、が、何よりも大切だなと思っています。
死んだ後に評価されるゴッホのような孤高な存在になりたいと思ってる人よりも、同時期に大成したモネのような存在になりたいと思っている人を求めます。(絵のタッチの話ではなく)
このレーベルhighlightはデジタルディストリビューションを軸に立ち上げたものではありますが、ただ配信するだけなら、highlightでなくても、もっと良いプラットフォームがあると思いますので、そちらをご利用いただいた方が良いかと。
配信先を探しているだけの人は求めていません(と勝手に思ってます)
「この先の未来を一緒に描こうよ」という、共に生きる仲間を探すような感覚で募集しています。(他の人はどうかわかりませんが)
あなたのその熱い想いをぜひ聞かせてください。
あなたの“好き”を教えてください
今回、応募フォームには
・好きな映画
・好きな本・漫画・アニメなど
・その他あなたの好きを何でも教えてください
という項目があります。
これは音楽以外の好きなものを知ることによって生まれる共通点や意識、その人がどんな性格なのか想像することによって互いに興味を持つことができる化学反応を意識しています。
Oasisが好きだけど、U2は知らない。NIRVANAはよく聞いたけど、Pixiesは全く知らない、など、通ってきた道は千差万別。ジャンルに括ってしまうと狭くなってしまう音楽の”好き”を、他の”好き”でつながる可能性を広げたいなというのが狙いでもあります。
また、質問の最後にあなたの目標を何でもいいので教えてくださいという問いがあります(募集直前にフォームに追加してもらいました)
これは手に届く目標だけでなく、将来の夢、妄想、なんでも良いです。
その人がどういう気持ちで応募して来たのかと知るひとつ大切な要素だと思っています。
言うのはタダ。どうぞ大風呂敷を広げてください。
最後に、自分の“好き”を書いて欲しいとリクエストいただきましたので、ざっくり記述します。
●好きな音楽
と言われると困りますね。かなりの偏食なので。
まず Norah Jones だけは本当に一生聴き続けられるだろうなと。
ツアーのロングドライブ中も、家でのんびりしている時も聞くたびに新しい発見があって何度でも感動できます。新譜も最高でした。
普段はインストものをよく家で流してまして、Ólafur Arnalds、Quentin Sirjacq、haruka nakamura、world's end girlfriend などはよく聴きます。
クラシックだとバッハのピアノ曲(チェンバロ曲)が好きです(Glenn Gould最高です)。また、一時期、ロシアのエルミタージュ美術館オーケストラを手伝っていたこともあって、ラフマニノフとかチャイコフスキーといったちょっとエモいサウンドが好きかも。
アコースティックではRachel Sermanni、Siv Jakobsen、Judee Sill、Predawn。
POPなものでは、Spangle call Lilli line、Fishmans、TAMTAM、waffles。
といいつつ、去年めっちゃ聴いてたのはMaroon 5、Coldplay、Mr.Children、Blankey Jet City、ONE OK ROCK、UVERworldだったりもします。そして高校時代は重い系が好きだったのもあって、envyはかかせないですね。SWITCH STYLEのコピーなんかもしたりしてました。
要するに完全なる雑食です。
●映画
・『戦場のピアニスト』
・『はじまりのうた』
・『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』
こうして並べると音楽ものばっかりですね、、、
自伝的な映画もよく見ます。ピカソ/ゴッホ/ゴーギャン/モーツァルト etc... この前アマプラで見たフェルメールの映画は面白かったなぁ
●本
原田マハさんの著書にハマってます。
『たゆたえども沈まず』『サロメ』『暗幕のゲルニカ』『美しき愚かものたちのタブロー』『ジヴェルニーの食卓』『楽園のカンヴァス』
今読んでいるのは伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』
パウロ・コエーリョさんの『アルケミスト』はもう10回は読み返してるかも。勇気を与えられる作品です。平尾香さんの表紙絵がとても好きです。
●その他
今、一番ハマっている趣味はなんといってもコーヒーですね。
コロナ渦のこの夏は音楽業界から離れてカフェを開こうかと本気で検討してました。(いや、今でも虎視淡々と計画中です)
コーヒー記録用のInstagramアカウントもつくりました。
といった感じでざくっと好きなものを記述しましたが、1年後全く違うことを言っているかもしれないし、基本気まぐれ屋で趣味もコロコロ変わります。次回は別のスタッフに書いてもらうかな。
それでは皆様のご応募お待ちしております。 Sakaiwai
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