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LAYRUS LOOPが初めてテレビCMのタイアップになった話


何度かnoteに書こうと思って下書きまでしていたのですが、結局公開できるまでの内容は書けず。今に至ってしまいました。

2023年は厳しい年でした

2023年は LAYRUS LOOPにとって試される年でした。
メインで担当していたスタッフが転職したり、海外へ引っ越したり、UK.PROJECT内で別のアーティストが忙しくなったり、また、関係者の生活環境も変わってしまって、コンスタントにリリース・ライブをしたいという想いがなかなか実らず。

そんな中でもメンバーは自分でできることを探して頑張って曲作りをし、なんとかミニアルバムリリースまで漕ぎ着けました

EP 「ジェットコースター」 リリース

このMVになった「二百円玉」という曲は、デモ音源を聴いた段階でビビビっと来て、音楽シーンに勝負できる曲だ!と感じて、一番良いタイミングで、一番良い環境でリリースできたらと思っていたのですが、正直、環境的に良いものとは言えない状況のままズルズルっと進んでしまいました。

プロモーション的も、仕掛けも、準備がうまく噛み合わず。正直悔しい想いを抱えた2023年でした。
(二百円玉はベストなタイミングで再プロモーションできる機会をまだ狙ってます)

新しいスタートへの第一歩

2023年の7月にEP「ジェットコースター」をリリースして、ラジオ局やニュースサイトへのアプローチなどしてみるものの、なかなかうまくいかない状況の中、反省しつつ凹んでいた11月にひとつ転機が。

BIGMAMAの金井さんと話していた中で「そろそろレイルスのプロデュースやらせてよ」(正確な会話は覚えてないですがそんなニュアンス)という会話に。
下北沢シャングリラで対バンした時からずっと気にしてくれていた)

今までやってきたことを続けても結局変わらない。
じゃあ新しいチームを組み直して、新しい視点で始めてみよう!と、パン天国に出演した翌日、に動き出しました。新しく勝負をするべく。

そこから数日は今ある楽曲のブラッシュアップと、新しいデモ曲の提出。

そして目標を定めることを課題に動き出しました。

目標を定める

まず1年間頑張って、2024年の年末にどれだけの結果が残せるか勝負しようと、金井Pから提案があった中で定めた目標が『初のワンマンライブ』

しかし、現状だとワンマンライブをするには、現在のレイルスの持ち曲だけだと圧倒的に成立できないのです。

現在、リリースしている曲は12曲/41分。
ワンマンライブを成立させるためには、曲数を増やすか時間を増やすか。
いずれにせよ今の倍、持ち曲を増やすことが必要となります。

そこで2024年内にアルバムを作る!という目標が浮かんできました。

もちろん一気には作れないので、デモ曲の中からまずは3曲。
レイルスの基準となる曲を3曲作って、レコーディングしました。

その3曲の中で、LAYRUS LOOPというバンドの魅力を再発見させてもらったのが今回TVCMになった「心躍る方へ」です

今日が良い日か悪い日かどうかは決めないでいいんじゃない?
頑張った日じゃない?

LAYRUS LOOP/心躍る方へ

何もわからないままバンドを始めて、色々な人と関わって、多くの大人からあれこれ言われて、でも『自分は自分だ』と強い気持ちを曲げない強い心を持つ(少し大人になった)LAYRUS LOOPの等身大の言葉に、改めてハッとさせられた歌。

テレビCMに抜擢される

その空気感を感じ取っていただけたのか、歌詞がハマったのか、たまたまなのか、ゆめタウン のCMに抜擢されました。

(中国・四国・九州エリアで展開しているCMですが、ユリヤ地元の兵庫にも店舗あるので神戸でも流れるのか?)

CMが決まったのでシングルリリースできることに

バンドとして活動するための戦略としては
『コンスタントに曲をリリースして、常に話題を提供し続ける』
誰もが共通の考えだと思っています。
ただ、会社/組織として成り立つためには、まず前作の実績、経費と予算。売上げというのを加味して、リリースするのかしないのかの判断となります(当然ですが)

いままで数曲リリースしても、国内での知名度があまりない状況。
そうなると、やはり"リリースする"というハードルが上がってきてしまって、会社としてなかなかGo出来ないという中、このタイアップがきっかけになってようやくリリースできることになりました。

タイアップというちょっとした話題

“タイアップ”という名目がつくと、リリースはもちろん、ニュースとしても取り上げられやすくなります。

その結果、各社ニュースサイトにも取り上げられました。

巡り巡ってYahooやGoogleにも掲載されました。
正直まだビュー数に関してはとても少ない状態ですが、それでもニュースを取り上げる側の人たちが、まずLAYRUS LOOPという名前を知るきっかけの一歩になれたのではないかと思っています。

内部の関係者さんが、まずLAYRUS LOOPという言葉触れることがあれば、次回のニュース配信の際に「あ、このバンド名見たことあるな」と思ってもらえて、じゃあ取り上げてみようと思ってもらう(そう思うかはわからないけど)ちょっとしたきっかけになったのは小さくても大きな一歩です。

リリースにあたって新たな試みも

今回のジャケットイラストは、ドラムのソラ君が描きました

今までは サンレモさん、mameさん、MUCHIさん、かたお。さんといった、超一流のイラストレーター(多分CMや広告などで見かけたことがあると思います)に都度、楽曲のイメージを伝えてお願いしていたのですが、
出会った当初からドラムのソラ君は絵や写真を得意としているのを見ていたので「本当は自分で描きたいけど遠慮しているのな?」と感じていました。

『自分はプロじゃないから』みたいな引け目を抱いているのも薄々感じてました。

そのきっかけとなったのが、今回のリリースです。

(こう見えて)実は強い魂を持っているバンドなので、ジャケットやビジュアル面に関してもメンバーで完結できれば一番の理想を表現できる。そんな一皮むけるキッカケとなるタイミングがあれば変わるかもしれないなとなんとなく思ってはいました。

そんな中、今回の「心躍る方へ」が急にタイアップがきまり、リリースが決まり、状況的にイラストレーターにお願いしている時間も予算もない。という中で、ソラ君に描いてもうキッカケができたのがターニングポイントかもしれません。

メンバー自身が一番バンドのことをわかっている。
それぞれのわがままと趣味を詰め込んだ、LAYRUS LOOP3人を明確に表現しているジャケットになったと思います。

同時にメンバー内に表現したい世界観を具現化できるイラストレーターがいる。という一つの武器が生まれた瞬間だと感じています。

ここからが新しい勝負

今回のタイアップはもちろん嬉しい出来事でしたが、LAYRUS LOOPの武器が一つ産まれたというのが、今回のハイライトとして(今後の方向性として)分岐点、大きな出来事だったと思います。

なかなかうまくいかなかった(自分のせいでも)2023年を越えて、新たな出会いがあり、目標が生まれ、その結果としてTVCMが決まり、良いリリースが決まって良い風が吹き始めてた今。

ようやく一歩目を踏み出せた心躍る方へ向かうLAYRUS LOOPの未来を一緒に楽しみたいと思います

sakaiwai

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