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2025年、商品棚を持ち歩く?

スマホは便利ですね。

何を今更ってはなしですが。

最近は、食料品を除いて、ほとんどスマホを使用して、ネットで購入しているんじゃないかと思います。

私は読書が好きで、休日になると本屋を覗いて、気になった本を買うのがお決まりのようになっていたのですが、最近はもっぱら「Flier」で要約を読んで、気に入ったら即「Amazon」で購入という風になっちゃいました。

早いし、簡単だし、それに加えて、あれば中古も掲載されるので、リアル書店より安かったりします。

そんなわけで、自然とリアル書店から足が遠のいていたら、ジュンク堂書店名古屋店、京都店閉店のニュース…。

なんだか後ろめたい気持ちです。書店は行けば行ったで、心から楽しめる場所のひとつですから。
これからは、つぶれてしまわないように、リアル書店でも買い物をしようと思います。

とはいえ、世界は諸行無常。
リアル店舗からネット、スマホへの流れは、今後もますます加速するでしょう。

『2025年、人は「買い物」をしなくなる』(望月智之著、クロスメディア・パブリッシング)という本をご存じですか?

私、この本、やっぱり「Flier」の要約で読みました。

このタイトルにある「買い物」とは、私たちがこれまでしてきたような買い物、お店に行って、棚を覗いて、選択して、かごに入れて、支払いをする、というようなプロセスのある買い物のことです。

この本では、そうゆう「買い物」、つまりリアル店舗での買い物は、2025年にはもはや主流ではなくなり、ネットに完全にその主流の座を奪われる、と衝撃の予想をしているわけです。

2025年ですよ。

たった5年後です。

でも、それは自分には深くうなずけるわけです。
まさに自分の買い物のほとんどがスマホだから。

そう、スマホ。

スマホで買い物できてしまうということは、いつでもどこでもお買い物できてしまう。しかもあらゆる商品と比較可能。それは常にあらゆる商品棚を持ち歩いているようなものだというんですね。

なるほど。うまい言い方ですね~。

「商品棚を持ち歩いている」

リアル店舗を小さな端末が凌駕していく勢いを、見事に表現していると思います。

そんな「持ち歩く商品棚」の便利さを享受している自分ですが、その反面、2025年と言われてしまうと、おいおい、ついていけないよ…という気持ちも正直あります。

リアル店舗がもし次々とつぶれるようなことになれば、経済への悪い影響もあるのではないか、と不安になります。

そして、現在新型コロナウイルスの影響で外出を控える人が増えています。
仕方なく、必要に迫られて、スマホで買い物してみたら、その便利さに気付く人はたくさん出てくると思います。
さらにリアル店舗からネット、スマホへの流れは加速される可能性があるでしょう。

しかし、グローバル化で、世界の人の行き来が簡単になった今日においては、また次いつ同じようなウイルス禍に巻き込まれるかわかりません。

そう考えてみれば、スマホで買い物ができることは、便利さもさることながら、グローバルなリスクに対応できるという意味でも、福音です。ただ、どうしても副作用はあるでしょう。

リアル店舗からネット、スマホへの流れはきっと止められません。
そうであれば、この新しい時代の流れを積極的に受け止め、適応して生きていくほかないと思います。

いたずらに副作用にばかり不安になるのではなく、その便利の素晴らしさを、新しい時代のわくわくを、私は積極的に生きていきたいと思います。

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