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投資の6STEP これから20歳になる社会人向け

これから20歳を迎える卒業生をはじめとする、社会人として収入を得ていて、これから投資を始める方向けの記事です。

※学生の方はこちらの記事を読んでください

まず大前提として、20代のときは、若い時にしかできないことにお金を使うことを最優先してください。それは株式投資よりも人生を豊かにしてくれます。

①ポイント投資を行う

 支払いアプリには、ポイントを投資して運用できる機能が付くようになりました。中でもPayPayは使える店舗が多く、ポイントが多くもらえるイベントも多いです。

 ただし、クレジットカードから支払う場合、ヤフーカードかPayPayカードでないとポイントがつきません。私はそれで長いことポイントがつかないミスをしていました。

カードを新たに作るのは手間なので、銀行口座からチャージして、残高から支払うようにすると良いでしょう。

 ※楽天をよく使う人は楽天Payで良いですが、最近ポイント還元が全体的に悪くなっているので、今後要注目です。

 PayPayのホーム画面に、「ボーナス運用」という項目があるので、そこで「チャレンジコース」を選択しましょう。

ポイントが入ると自動的に投資に回す、自動追加設定もしましょう。

②毎月5000円を投資に回せるようにする

 学生の人たちは懐を痛めないポイント投資だけで十分ですが、社会人として収入を得ている人たちはもう一歩踏み出し、iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めましょう。

これは投資信託を60歳までコツコツ積み立てて、老後の資金を作るものです。税金が安くなるので20代で始めればその効果は非常に大きくなります。

ただし、投資したお金を60歳まではおろすことができません。20代では最低金額の月5000円だけ投資しましょう。毎月5000円を確実に出せる状況になったら③に進みましょう。

月5000円であれば、「我慢」ではなく、「工夫」で確保できます。その工夫についてはまた別途記事にします。

③iDeCo(個人型確定拠出年金)を申し込む

投資をいずれ本格的に開始することを考えると、iDeCoのための口座と証券口座を同時に開設することをお勧めします。

証券会社は口座開設数も多く、取り扱いの種類も豊富なSBI証券が良いでしょう。

※楽天サービスをたくさん使う人は楽天証券で良いです。

基本的に個人情報を入力していけば良いです。ただし、特定口座と一般口座を選ぶところは、特定口座(源泉徴収あり)を選びましょう。確定申告という面倒な作業をしなくて済むからです。

④信託報酬が0.2%以下の、アメリカの株が含まれている投資信託を積み立て購入する

申し込みから開設までに審査があるので少し時間がかかりますが、開設完了の連絡がきたら、さっそく投資信託を買ってみましょう。

株じゃないの?と思った人もいるでしょうが、まずはリスクの低い、インデックス型の投資信託を買いましょう。それがこの先の投資の本丸になります。

SBI証券のiDeCoの中で買えるものとしては、

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

20歳でiDeCoを始めれば、投資期間は40年になりますので、S&P500の方で良いでしょう。

S&P500 → 全米 → 全世界と、対象が広くなるほど少しずつリスクが低くなりますが、どれもアメリカ株が大きな割合を占めるので、大きな違いはでません。

⑤数か月分の生活資金を貯金する

 若い時にしかできない体験にお金を使いながら、iDeCoに毎月5千円を投資するようになったら、毎月の収支がカツカツになる人がほとんどでしょう。

もしお金に余裕が出てきたとしても、iDeCoの投資金額は増やさない方が良いです。60歳までおろせないので、もし何かあったときにそのお金を使うことができないからです。(iDeCoの支払いをいったんストップすることは可能です)

スノボで骨折してしばらく働けなくなるかもしれませんし、ボーナスが下がるかもしれません。

そういうときのために、数か月生活できるだけのお金を貯金しましょう。数か月、というのは、人によって安心できる期間が違うので、自分で決めましょう。ちなみに私の場合は3か月を想定して、現金を確保しています。このお金を「生活防衛資金」と呼びます。

よくわからない人は、100万円を貯金の目標にしてみてください。

⑥毎月3万円を投資に回せるようにする

生活防衛資金が確保できたら、次はiDeCoの増額、といきたいところですが、今度はさらに月3万円を投資に回せる状況を作ることに注力してください。

月3万円というのは、つみたてNISAという、税金がかからないもう一つの投資方法のためのお金になります。

これもiDeCoと同様に長期間コツコツ積み立てて投資をするのですが、20年間という期間限定で、いつでもお金をおろすことができます。この便利な制度をフルに活用するために、毎月3万円を投資できる状況を目指してください。

これをクリアして、つみたてNISAをフルでやれるようになったら、iDeCoを上限額まで増やしていくことになります。

しかし、20代で⑥まで達成できる人はほぼいないでしょう。⑤まで達成する人も少ないと思います。

それで良い、というより、それが良いのです。しつこいようですが、20代は若い時にしかできない体験にしっかりお金を使ってください。

月5000円だけ、40年間、年5%(S&P500の平均リターン)で運用できたら、740万円になります。④のiDeCoを20代からやっていれば、もう十分に立派なのです。

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