学生が投資をする場合の7ステップ
私の教員人生で初めて送り出した卒業生たちが、20歳を迎える年になります。この記事では学生が投資をする場合にやるべきことを7ステップにして紹介します。
もちろん、社会人向けの記事も作成中です。
学生は投資にそこまでお金をかけられない人がほとんどでしょう。もしお金が潤沢にあるにしても、学生生活は短いので、エンジョイするためにお金を使ってほしいです。
ただ、収入を得るまで投資を全くしないのは言語道断なので、支払いアプリのポイント運用で、インデックス投資に慣れましょう。ポイントですし、長期間、少しずつ追加していくので、どれだけ株価が下がっても懐は痛みません。
①銀行口座 or クレジットカードを作る
支払いアプリには楽天PayやLINEPay等いろいろありますが、PayPayをお勧めします。取り扱い店が多く、ポイント還元アップイベントも定期的に行われているからです。
✳︎楽天をしっかり使っている人は楽天Payで良いです。
ただし、PayPayでポイント還元を受けるには、銀行口座からチャージして支払う「PayPay残高支払い」か、ヤフーカード・PayPayカードからの支払い設定が必要です。
私は他社のクレジットカードから支払いをやっていて、ポイントがずっとついていなかったというミスをしました。気をつけてください。
ヤフーカードは年会費もかかりませんし、PayPayの支払いも楽にはなりますが、銀行口座がない人はこれを機に作ると良いでしょう。銀行はこの後の流れと併せて考えると、住信SBIネット銀行がお勧めです。
※楽天をたくさん使っている人は楽天Pay、楽天銀行の組み合わせで良いです。ただし、最近はポイント還元が悪くなってきていて、今後も悪化する可能性が高いので、これから作る人はPayPay、住信SBI銀行の組み合わせが良いでしょう。
②PayPayをインストール
アカウント → 支払い設定 から、銀行口座、ヤフーカードの設定をします。できない人は個別に連絡ください。
③ボーナス運用でチャレンジコースを選択し、自動追加を設定
テクノロジーコース、スタンダードコース、チャレンジコースの3つがあります。
スタンダードコースはS&P500、
チャレンジコースはGAFAMの配分が多め、
チャレンジコースはS&P500の3倍の値動きをします。
働いて稼いだお金を、3倍の値動きをする投資に入れるのはお勧めしません。値下がりも3倍になるからです。
しかしポイント運用は数円~数十円をちょっとずつ投資していくので、値動きが小さすぎてモチベーション維持が難しくなります。失っても懐は痛まないポイントですから、チャレンジコースにしましょう。
また、ポイントが入ったらそれを自動的に運用に回す、自動追加も設定しましょう。
④SBI証券で証券口座を開設
とりあえず毎月お金がカツカツの人は、③までで十分です。
アルバイトで稼いだお金が毎月使いきれず、とりあえず貯金している、という人は、それも運用に回してみましょう。
証券会社は、口座開設数も多く、アメリカ株の種類が豊富なSBI証券が良いでしょう。
基本的に画面に情報をいれていくだけで申込できますが、口座の種類を選ぶところでは、「特定口座 源泉徴収あり」を選びましょう。これを選ばないと、確定申告という面倒な手続きを自分でやることになります。
また、①で挙げた住信SBI銀行の申し込みも同時にできます。
⑤米国株と名前の入っている投資信託を買う
申し込みから開設までに審査があるので少し時間がかかりますが、開設完了の連絡がきたら、さっそく投資信託を買ってみましょう。
株じゃないの?と思った人もいるでしょうが、まずはリスクの低い、インデックス型の投資信託です。それがこの先の投資の本丸ですから。
いかの3つであれば、どれを選んでも大丈夫です。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
S&P500 → 全米 → 全世界と、対象が広くなるほどリスクが低くなりますが、実質的にはほとんどアメリカ株なので、そこまで大きな違いはでません。
練習ですので、それぞれ少しずつ買ってみても良いですし、一つだけでも構いません。
⑥日本かアメリカの、好きな企業の株を買う
それでもまだお金に余裕がある人は、好きな企業の株を買ってみましょう。アメリカの企業である場合は、外国株式取引口座を開設する必要がありますが、簡単にできます。
ただし、よくわからない企業の株を、安いから、という理由で買ってはいけません。安いには安い理由があります。
大暴落しても持っていたいと思える、好きな会社の株を選んでください。短期的な値動きに右往左往するのが初心者の常ですが、それを防げるのはこういう愛情だけだからです。
⑦気が向いたときに値段をチェックする
最初は四六時中値動きが気になって仕方なくなるでしょう。それを若いうちに経験しておけば、社会人になって収入を得て、投資額が大きくなった時も、堅実な投資ができるようになります。
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