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私と息子の仁義なきインターネット攻防

>>SNSで子供が犯罪に巻き込まれる事件を想起させるというか皮肉なんだろうなと思った。どんなに酷く悲しい事件が起きても人はそれをすぐに忘れ、高価なデバイスをほいほいと制約無しに与えてしまう。それが間違いだったと気付く時にはだいたいがもう手遅れの後の祭りだ。

↑ホラー映画として有名な「ミーガン」ですが、私は親と子(もしくは映画のように親子ではなくとも近しい関係の大人と子ども)がインターネットやそれを用いたデバイスとの距離感や、"お互い"に依存症になっていないかを再確認する良いきっかけになると思う。

という訳で、今回はインターネットとの付き合い方についての話である。

ます"ポップコーン脳"という概念がある。

>>リアルでの用事よりも必要のない携帯メールなどを優先させてしまい、現実生活に支障をきたすという。(中略)継続的な刺激は、脳の側坐核と呼ばれる快感を感じる部分のドーパミン細胞を活性化させる作用があるという。(中略)インターネットを長時間使い続けると、脳の構造が物理的な変化を起こすという調査結果も最近発表された。中国の研究チームは1日10時間以上ネットを利用する大学生18人の脳をMRI(磁気共鳴画像装置)を使って調べ、利用時間が2時間未満のグループと比較したところ、脳の思考を司る灰白質が少なくなっていることが分かったと発表している。

ナ、ナンダッテー!?と驚きたいのだが、実はインターネット入り浸り人間からしたら、かなり前から定期的に言われている事象なのである。引用元のカラパイアさんに残っていた元記事の日付を確認してもらいたい。

2011年、今から20年以上前から既にずっと定期的に話題になっては忘れた頃にまた思い出されニュースになるのだ。つい最近も様々なネットニュースで話題になっていたが、インターネットにずっぷり人間からすれば最早またか…という風物詩なのである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/028e05e36736ac2e648d99a79443be6ee9d47b17

>>ポップコーン脳は長文を読み取る力がなく、3行4行といった短い文章さえうまく書けません。フェイクニュースに振り回され、指先で拾ったネットの情報や知識を自分の考えと混同します。

20年以上の時を経て細かな部分の定義や意味合いは変わったようだが、根本的には変わらない。インターネットを使い過ぎると集中力が無くなる。こんなのは当たり前の話である。

そもそもとして、インターネット黎明期…パソコンを個人で保有するのもインターネット接続するのも、ほんのごくごく一握りだった。むしろパソコンを持ってる&インターネットをやってる=ヤバい人という暗黙の了解があり、我々は隠れキリシタンのように密やかに石の下で蠢くダンゴムシのようなものだった。それが携帯やスマホの普及、インターネット回線の強化、簡単にアップ出来るアプリなどなどのお陰で、あっという間に今や立派なライフラインであり必需品になってしまった。

私は何度も言うが思春期からインターネットずっぷりマンなので、インターネットの恐ろしさも怖さもよく知っているし身に染みている。インターネットは身体と精神に良くない。という前提と経験を知っている人間からすれば、そんなのは当たり前体操なのだ。

だがしかし最新のスマホというのをいきなり子どもに与えるのは、🐒に核爆弾のスイッチがある部屋を掃除させる危険性までは行かないが、教習に行かずにいきなりスポーツカーで高速に出させるくらいの危険性はある。いやマジで。

何が言いたいかと言うと子どもにインターネット使用化のデバイスを与える時は、ペアレントコントロールをしっかりしようゼ!ということである。

https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/reference/reference04.html

大切なお子さんや子どもさんが、事件や事故に遭ってからでは遅いんです。頼むから、ペアレントコントロールをちゃんとやってくれ。マジで頼むから🙏

何度も言うが私は思春期からインターネットどんぶらこ人間だ。だからこそ分かる。隙さえあれば獲物を狩ろうとする変態たちが、インターネットにはウヨウヨしている。自分の体験例や具体例を挙げればキリが無いが、とにかくそういった事件を目にする度に「何故保護者は、デバイスをホイホイと与えてしまったのだ?」と憤りと悲しみを感じてならない。勿論、一番悪いのは犯罪を起こした加害者である。お前が一番悪い。だが、こんな事例もある。残念ながらソースが見つからなかったのだが、危険を避ける為にスマホを買い与えなかったら、なんと友達か知り合いを通じてパパ活を行い、スマホを手に入れていた…というニュースを確かに見た気がする。何故強烈に覚えているかというと小説「果てしなき渇き」の世界そのままで、現実は小説より奇なりをまざまざと感じたからだ。内容は、売春を斡旋していた少女が恩師(!)の娘に目を付け、売春させる代わりにケータイを買ってあげる…というものだ。私はこのニュースを聴いた時にまざまざと小説で感じた悪寒というか鳥肌を思い出し、血の気が引くような思いがした。

デバイスをそのまま買い与えてもダメ、全く与えなくてもダメ、ではどうすれば良いのか?

私がウンウン唸って捻り出したベストではないがベターな答えは、デバイスを買い与えるなら管理をしっかりしなくてはならないし、自分もデバイスの使い方を改めなければならない。ということだ。今や子どもや若年層にとってインターネット上の話題がメインである。私はまるで流行りのドラマや歌手に興味が無く、エヴァやアトラスのせいで神話や悪魔を図書館で調べて軽く悦にいる程度のオカルトハマりたての厨二クロニクルで済んだが、たぶんそんな子はもう現代には居ないだろう。いや、居るかもしれない。私は我が道を行く君を応援している✝️(念で送っています)

話が逸れたが、児童期の文化や体験の格差がインターネットやデバイスの有無によってドレイク海峡横断くらいには揺れ動いてしまう時代になってしまった。新時代だ!とか言ってる場合ではないが、正直こんなインターネット大時代に子どもを送り出すねは、荒海を前に小舟で漕ぎ出すサボを見る位にしんどい。というか海に行くな!!!

だが偉大なるタルコフスキーはこう言った。地球は揺籠、しかし人類はその揺籠から去らねばならないとーーー。

善悪や倫理やインターネットリテラシーが身につくまでは、子どもは保護者の管理下でデバイスを使用させるのは大前提です。
でもいつまでも親や保護者の比護下にも置いとけないし、大きくなったら四六時中見張ってるなんて無理だってこと。だから大人は子どもを信用、いや信頼するしか出来ないんですよ。

それからこれを機に親自身もスマホ依存になってないか省みたり、家族で今一度デバイスの使用方法について必ず子どもと一緒に話し合う機会になれば大変嬉しく思います。

私もデバイスの使い方については息子と日々議論(お互いの意見を言い合い、使用可能アプリや時間の折衷案を決めたが、長期休みや学年が上がる際にその都度変更している)していますが、私が息子以上に使っていたらお話になりませんよね?子どもって、幼くてもちゃんと大人の行動を見てますよ。なので先月の終わりくらいから、私もSNSを必要な時にしかしない約束をしました。早く体調を良くして働く為にもデジタルデトックスが必要だと自分でも感じていたので、良い機会だったと思います。今って何で炎上するか分かりませんからね…🔥😅🔥

https://www.pakutaso.com/20220410115content-38.html

↑ヘッダーお借りしました。良い表情ですね✨😂✨




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