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自分の自意識が苦しい話

《私は自意識を拗らせている》

どこかの漫画タイトルみたいになったけど、
私の自意識は、編み物をしている最中に
絡まって解けなくなった毛糸より、
鞄に入れたらどこがどうなってるのか
分からなくなってしまった有線イヤホンより複雑に絡まっている。

これ以降は明るくない話なので、
影響を受けやすい方などはまた今度、
ハッピー回でお会いしましょう☺

《自意識が拗れ始めたあの頃》

最初に自意識が拗れ始めたのは高校生の時。
何度かnoteで書いたことがあるけれど、
家族が心身を壊してしまった頃だと思う。
家族の基本的な症状は自分を責めてしまう
ネガティブな感情に支配されるものだった。
でも症状の悪化に伴って、ネガティブ感情を
周りにぶつけることが多くなった。

例えば、私がアルバイトから帰宅して
「疲れた~!今日混んだ~!」と言ったら、「普通に生活が出来ているくせに」と
部屋の壁を殴る音がする。
私が学校で使う資料を印刷すると、
「その音がうるさい!」
「配慮できない人のせいで心身を壊した」
「そっちが心身壊せば良かったんだ」
これだけでそんなに言われるのかという
言葉が何個もまとめて飛んできた。
病気のせい。本人のせいじゃない。
言い返しちゃいけない。
そう思っても、飲み込むのは辛いもので、
私は過呼吸を起こしたり、逆流性食道炎を
発症したりして、カウンセリングに通った。

当時、学校で仲良かった友達に相談しようと
軽く前振りをしてみたことがある。
でも、「いや、どういうこと笑」と言われて、
彼氏が欲しいトークに変わってしまった。

楽しい自分でいた方がいい。
詳しいことは話すのはやめよう。

私なりの配慮のつもりだったけど、
もうしんどいという私の想いは、だんだんと
顔にも態度にも表れて、友達の前でも上手く
振る舞えなくなった。少ししたら友達から、
一緒に過ごすのをやめたいと言われた。

「振り回されるの嫌だ、一緒に背負えない」

簡単にまとめるとそんな内容だった。
その子は家の話とは言わず、他の相談事を
挙げて一緒に背負えないと言ったけど、
家の話なんだろうなってすぐに分かった。
そこで優しさを発揮されたくなかった。
余計に辛かった。

無理もないと今なら分かる。あの頃の私は、
ほとんど記憶がないくらい不安定だったし、
そのせいでTwitterで絡まなくなった人も
少なからずいて申し訳なかったなと思う。

この時期が完全に私の性格を変えた。
学校やアルバイトの実生活でも、
「私のせいかな?」「何かしたかな?」
そんな思考が染み付いた私には、
友達作りも、恋愛も難しくなってしまった。

有り難いことに他校やアルバイト先には
相談できる友達も、ネガティブを極めたとき
怒ってくれる先輩もいて、そのおかげで今
私はものすっごいピンピン生きている。

この界隈にもオススメソングやエールを
手書きでイラスト付きで送ってくれた子や、
心配だから年下だけど何でも話して欲しいと
一緒に泣いちゃうんじゃないかってくらい
親身になってくれた素敵な子、
話を聞いてくれた先輩お姉様方。
そしていつでもここにいるよ☺といつも
話を聞いてくれる大事な子がいる。
心の底からありがとう。

《自分だから伝えれると思った》

そんな時期を支えてくれたのがラジオで、
私の生きられた理由がラジオだった。

こんな経験をした自分だからこそ伝えられる
何かが絶対にあると思ったし、
自分を救ってくれたエンタメを同じように
悩む誰かに届けてあげたいと思った。
そもそも幼稚園時代に録音していたラジオの
真似事テープが家にあるくらい昔から話す
仕事に魅力を感じていたし、ここまでの人生
褒めて貰った誇れる物は声しかなかった。
中学生のときに出逢った大好きな芸人さん兼
パーソナリティーの方から、
「いつかの未来その声を待ってる人がいる」
って葉書が届いたときは声を上げて泣いた。
早くその未来で待ってる人に会いたかった。

私の夢はただの夢じゃない。
もはや意地で、10年間も思い続けてるんだ、
叶わないとおかしいだろって反骨精神で、
苦しんだ自分を救ってあげる唯一の道で。

でも、そんな簡単じゃなかった。
少し前、縁があり声の仕事をさせて貰って、
気付いてしまったことがある。

「私の性格はこの仕事に向いてない」

苦しんだ時期で私の自意識は育ちすぎた。
「今の言葉言わなきゃ良かった」
「これを言ったら言い訳だと思われる」
「今どう思われているんだろう」
そんなことばかりが気になって、
少し痛烈な言葉がくると引きずって上手く
笑えなくなって、綺麗に回せなくなる。
「タフにいこう!」そう励ましてもらって、
「はい!」と笑って返しても、心の中では
ずっと痛烈な言葉が回って離れない。
あの時どうすれば良かったんだろうと
後悔が回ってしまう。

仕事中、心の底から楽しめない。
失敗というより、失敗してどう思われるかが
怖かったり、そんなことが何個も重なって、
素で話した瞬間はまったくなかった。
笑いもどこか乾いてしまって、

「あー、私がやりたいことは私が
出来ないことの上に乗っかってるんだ」

と気付いてしまった。
話すよりもこうやって文字にするほうが
ずっと本音をかける。
私が夢見てたのは、
届けたい人に届ける喋りだったのかな…とか
10年間も思い続けてきた夢が揺らいでいる。

こんな自意識欲しくなかった。
何も考えずに、真っ直ぐ喋りたかった。
自分に自信を持てる人になりたかった。
ライブで声あげられる人になりたかった。
自撮り載せられるタイプになりたかった。
新垣結衣になりたかった。
橋本環奈になりたかった。
中川大志と付き合えるの凄いな。

…なんか違う感じになってきた。

でも、ないものねだりしても私の自意識は
元に戻ってはくれないし、これからも私に
ついて回るし。どうにかこうにか上手く
付き合っていくしかないんだと思う。

ドラマオタクを仕事にできれば良いのにな。
私ばっかりドラマのこと好きだからさ、
ドラマからも私を意識して欲しいもんだよ。

1つだけ勘違いしないで欲しいのは、
昔ほど家族関係は悪くないと言うこと。
心身の壊れは人の性格まで変えてしまうし、
その覚悟もないのに無闇矢鱈に人を攻撃する
人がいたら私は絶対許せない。
相手の気持ちを汲んで生きていこうな!!
そして周りに苦しんでる人がいたら少しでも
良い、手を差し伸べてあげて欲しい。
一言の声掛けだけで救われるから。

何か書き綴ったら少し気持ちが軽くなった。
さ、ドラマ見よう。
(先々週ドラマ1日で26本見たんだよ👀)








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