中学生から頂いた質問が深くて本質的だったので、皆さんと一緒に考えてみたい
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中学生から頂いた質問が深くて本質的だったので、皆さんと一緒に考えてみたい

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先日、とあるご縁で、中学二年生向けに「イキルコト・ハタラクコト」といったテーマでお話をさせて頂く機会がありました。

自分なりに、人生の歩みや、悩みをどう乗り越えたか等々、伝えさせて頂いたのですが、その後で中学生から頂いた質問が、深く考えさせられるものでした。

「問いの力」ってとてもパワフル。質問されることで頭がブンブン回転するからこそ、思いもしない答えが生まれたり。そんなことってありますよね。

中学生二年生ならではの素朴かつ本質的な質問のおかげで、自分なりに考えを整理できたことが、とてもありがたかったなと思います。

そんな訳で、皆様にもそんな追体験を頂けたらと思い、中学生からの質問をシェアさせて頂きます。

ヒゲめがねなりの回答も記載してますが、できれば回答に目を通す前に「自分だったらどう答えるかな」を一度考えてみて頂けたら嬉しいです。

今回の中学生からの問い掛けが、皆さんの思考を深めるきっかけになれば幸いです。


(1)中学の頃、夢はありましたか。夢が特になくて悩んでいます。


中学生当時、夢は全くありませんでした。そんな豊田でも、今は日々を楽しく過ごせているので、もし今夢が無いことに悩んでる人がいても、心配は無用です。

そもそも夢の有無によって、人生の歩み方は2種類あると思ってます。

①明確な夢がある。
その夢に向かって、逆算して、今できることを頑張るパターン。

②今は夢が分からない。
分からないから、色々挑戦して、合う合わないを肌で理解しながら進むパターン。

①のパターンは、最短で自分のやりたい道を突き進めるメリットがありますし、②のパターンは、①の人よりも多様な経験を積んだからこその引き出しが増えます。どちらが良い悪いということはありません、どちらの生き方をしてもオッケーですよね。

なのに「夢を持て!」という空気感がなんとなくあるからなのか、夢が持てないことが何か悪いことだと思って自分を否定してしまい、自信を失うことが、一番もったいないです。そんな罠にだけはハマらないように注意ましょう。

そして、現時点で夢がある人も、無い人も、それぞれの道を謳歌してくれたらと思います。


(2)どうやったら人の気持ちをよく理解できますか


発言の裏には、その人なりの「価値観(≒正義)」が眠っていることが多いと思います。

その人が言っている「表の言葉(何を言っているか)」にだけ注目するのではなく、その発言の「奥に眠る価値観(なぜそう言っているか)」にまで、気を配ってみると良いかもしれません。

この時に、一つ注意点があります。それは自分の「価値観」というフィルターを持って、その人の発言を評価しないこと。これがとても大事だと思います。

価値観は、「持って生まれた性質」×「生まれ育った環境」という無限の組み合わせで身に付くもので、本当に人それぞれ。その価値観に、上も下も、良いも悪いもない。ただただ、その人は、そういう価値観を持ってるんだな―と受け止めることだと思います。

また、本心を互いにキチンと発信しあえる関係性を築くことも合わせて重要です。そのためには、人の話をきちんと聴くこと。きちんとキクとは「聞く」ではなく「聴く」のスタンス。耳+目+心でキクのが効きます。漢字遊びではありますが、どういう姿勢で向き合ってくれているかは、相手は敏感に察知するものです。

ただし、聴くというのは、いつでもどこでもやろうとすると疲れちゃいます。ので、聴く姿勢を出す時と、ただ雑談を楽しみたい時の聞くは、使い分けを意識すると良いと思います。


(3)人生で大きな選択をして「失敗だったかな」と思った時にどうしますか


人生の楽しみ方は、ありとあらゆる場面で自分ならではの選択を繰り返した上に生まれる「ドラマ」を存分に味わうことだと考えています。

生きてれば、失敗もあり、成功もある。あの時こういう選択していればなと思うこともある。でも、そんな後悔も人生を彩る大事な要素なんだろうなーと思っています。

色々な方の書籍にも書かれてますが、晩年になって思い返される後悔として「あの時あれをやっておけば良かった!」というものが、圧倒的に多いそうです。ので、例え失敗に終わったとしても、やらずに後悔するより、やって経験値を増やすことを意識するとイイのではないかなーと思ってます。

そして、自分で選択した道に後悔が生まれないよう、その道で全力を尽くすこと。「この道を選んだオレ最高!」っと思えるような結果を、自分の力で産み出す気概が重要だと思います。結果、上手くいかなくとも、その道で全力を尽くしたことは、必ず自分の血となり肉となります。


(4)自分の意思を貫くにはどうしたら良いですか!?


その意思は、どうしても、何が何でも、貫きたいもなのかを考えてみるようにしましょう。

どうしても貫きたいと思えるものは、誰が何と言おうと、文字通り、実行に移してしまうもの。もし、実行に移せずに悩んでるならば、そこまでの想いに至ってないということなのかもしれません。

そういうまだ想いが熟成しきってない意思であれば、無理に貫かずに様子を見て、無用な摩擦ストレスを避けるのも一案です。

豊田の例でいえば、本当にたくさんの方から「ハウスに居た方が良いよ!あなたのためを思って言ってるの」といった言葉を頂きました。が、どうしても移住して、どうしても家族との時間を大事にしたい!という想いは止めることが出来ず、実行に移してしまいました。誰にも止められない想いかどうかが、貫くべき「意思」かどうかを考える一つの指標だと考えます。

その上で、質問の意図とは少し違う話になりますが。

自分に貫きたい意思があるように、周りにも当然貫きたい意思があります。そして、ここが噛み合わずバッティングしてしまうことが、世の中には多々あります。そんな時はどうするか。

自分が信じる意思だけが絶対の「正義」だと思わないこと、相手には相手の「正義」が存在することをキチンと認めること。その上で、より高い次元での視点からよりベターと思われる決着点を喧々諤々やりあって探ることが必要になってきます。

この時に、自分本位の意思に固執して貫こうとすることは、問題をこじらせる要因ともなりえます。自分本位の意思を貫くことが、必ずしも正しいとは限らない、そんなことがあることも知っておくと良いかもしれません。


(5)自分の個性はどうやったら知れますか。ワタシは自分の個性がありません。


受け継いだ遺伝子は、唯一無二。世界に1つとして同じ生物は存在しないのは、まぎれもない事実なので「個性が無い」ということは理論上ありえません。まずはその事実を、事実のままに、噛みしめてみましょう!

何よりもこういう質問が出来ることが、立派な個性の一つだと思います。こういう質問できる人は、そうはいないと思いませんか!?そして、そういう問いを持つからこそ、辿り着く境地や、発想力というのは必ずあります。自信を持ちましょう!

そもそも「個性」というと「人より抜きんでた秀でたもの」と捉えているパターンが多いように思いますが、それだけが個性ではありません。「人よりも不得手なもの」も立派な個性です。そこに自信を持っちゃいましょう。そこに自信を持って、「ワタシはここが苦手だからタスケテ―!」と言える人はとても魅力的です。

歴史上でも「項羽と劉邦」など、なんでも出来るスーパースターよりも、欠点を魅力にした人間が天下を収めるなんて事例はたくさんあります。貴方の欠点=あなたの個性はなんですか?

その上で、個性をどう知るか。豊田が考える個性とは、何かが出来るとか出来ないとか、というよりも、どんなことに「喜怒哀楽」を感じるかだと思っています。canではなく、feelで考えると分かりやすいでしょうか。

嬉しいと思ったこと、怒りを感じたこと、悲しいなーと思ったこと、そして楽しいと感じたこと、それらの感情を寝る前にノートに走り書きしてみましょう。これは、誰に見せるでもない、自分だけの秘密のノートです。誰かの目を気にすることなく、かっこつけることなく、感情のおもむくままに書き出してみましょう。

これを習慣付けていくと、自分がどういうことに喜怒哀楽を感じる人間かが、自ずと見えるようになってきます。そして、その感情のうごめきは、誰かと比べたり、優劣を付けたりする必要はありません、そのものが自分の個性なんだなーと味わって見て下さい。

そして、自分自身の感情に気付けるようになったら、どういう状況だと自分は心地が良いのかが見えてきます。この心地の良いと思えるものは人それぞれ異なりますが、それが明確になってくることが、自分の個性を知ることなんじゃないかなーと思います。

貴方はどんな時に喜怒哀楽を感じますか?そして、どういう状況だと心地良いですか?そんなことを考えてみると良いかもしれません!?

(6)今まで生きてきて一番の困難は何ですか


一番の困難は、1年の育休から復職した時、「1年休んだ分も含めて、会社からの期待に答えなければ」という気持ちと、「1年育休取ったらこそ家族との時間が最も大事だと気付いてしまった想い」との板挟み状態の時。この時は本当に会社に行くのが嫌で。出社しようとすると、涙が止まらない、そんな時期がありました

でも、人間という生物は凄いもので、自身に無理が生じた時には、自ずと自己防衛のサインを出してくれる。このサインを見逃さないことが、今考えるととっても大事だったと思います。もしこの明らかに異常をきたしているサインに無理くり蓋をして頑張っていたら、取り返しのつかない闇に落ちていたと思います。

豊田は、幸いにも辛いことを1人で抱え込まずに、心療内科にかかることができ、また妻にも気持ちを吐露出来たことで、他人の期待に応えることよりも、本当に大事にしたい本心に軸足を移すことができました。

そう考えると、何かあった時に、気持ちを吐き出せる場を日頃から培っておくということは重要なのかもしれません。

もし皆さんもこれからの人生で、どうにもならない壁にぶつかり、心身に異常を感じることがあったなら、決して1人で抱えこむことのないように、迷わずに、周りに頼って下さい。

(7)色々なコトが嫌になって悩んだ時に、どう立ち直ればよいですか?過去に辛いことがあり、それで人を恐れてしまった時期があるので、乗り越え方を教えてほしいです。


辛いことを、悩んでることを、悩んでる自分を、まずは否定しないこと。これが一番大事かなと思います。悩むということは、その悩みに「気付けるようになった」という成長の証だと考えてみましょう。

更にいえば、悩みというのは、自分自身を成長させるための種でもあります。その悩みを受け入れ、その悩みはどうやったら解消するかなと考えることが、人生をより豊かにしていきます。

なので、辛いことがあった時に、悩んでるな―と思ったら、そのことをあるがままに受け入れた上で「ようこそ悩み!オレ・ワタシ、絶賛成長中!」とつぶやいてみましょう!

上記を踏まえた上で、あとはテクニック論的なことになりますが、悩んでるなーと思うことを、その「悩んでる事象」と、事象を「どう自分は解釈しているか」に分解をしてみることをおススメします。

事象は、起こっている事実なので変えることは出来ませんが、それをどう解釈するかは自分の心持ち次第、いかようにでも捉え方を変えることができます。そして、捉え方を変えると、悩みは、悩みでなくなり、成長の種に変化する・・・ことも多いです。

もし自分1人では良い解釈が浮かばない時には、本をたくさん読んでみましょう。世の中の本には、皆さんと同じ事で悩み、苦しみ、でも立ち上がったケースがごまんとあります。

または、周りにどういう捉え方があるかを聞いてみるのも良いですね。但し、周りの意見が必ずしも正解ということはありません。周りの意見に安易にのっからずに、最後は必ず自分なりに考え、自分で腹落ちさせた解釈を持つようにしましょう。

あと「悩む」と「考える」の違いを理解しておくと良いかもしれません。悩むは、同じことをグルグルループして次に進まずその思考に留まってしまう状態。考えるは、色々と想いを巡らし、合ってるかどうか分からないが、とりあえずこれをやってみるかと、小さな一歩が踏み出せる状態。

悩んでるなーと思ったら、考える状態に移行してみる、つまり小さな小さな一歩で良いから決めてアクションを取ることが重要です。一歩を踏み出すと、違った景色が拡がり、視界が開けることが多々あります。

悩んで、考えて、色々ありながらも前に進もうとしているのに、どうしても自分とは考え方が合わない人がいるのも事実です。それは、その人なりの性質×生きてきた環境で身に付いた「価値観(≒正義)」が合わないから。もしそんな人と出逢ってしまったら、物理的に距離をあけるようにしましょう。

そして、そのようなどうしても合わない人が居るように、世界には必ず貴方の力になってくれる人がいるので、その人に助けを求めましょう。一生懸命に生きるには、一「緒」懸命を考えること、つまり、誰と一緒に居るかを真剣に考えることも重要です。嫌なコトから逃げるため、そして必要な人と出逢うために足はあるそうです。

自分が自分らしくなれる環境を目指して、皆さんのペースで良いので、歩みを止めずに、進んでいきましょう。

っと、40年生きてきて、様々な経験も踏まえたからこそ、上記のように考えることが出来る様になりましたが、自分が中学生の時にこれが出来たかと言えば、全く出来ませんでした。

講演でも触れましたが、豊田が中学生の当時は、父親が蒸発し、母親が鬱となり、自分も反抗期に突入、勢い余ってリストカットするという暗黒時代でした。本当に辛かったと記憶しています。

では、どうやってその状況を抜けたか。まず母親がこのままではダメだと立ち直り、荒れてる子どもたちを静かに、でも暖かく、見守るようになってくれたことが大きかったなと思います。

また、豊田自身も反抗期のトンネルを抜けて、精神的に落ち着いてきたところに、高校進学で環境も変わったのもあって、落ち着きを取り戻していきました。自らがどうにかしたというよりも、周りの環境が変わり、時間が経過していく中で、変化があったような気がします。

なので、自分でうまく解決できなくて悩んでいる人も安心してください。環境は刻々と変わっていきますし、時間が経つ中で自分自身の心持ちも変化していく、いつの日か抱え込んでいたモヤモヤがパ―っと晴れる時が必ずあります。そう信じて肩の力を抜いてみてください。


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以上、中学生からの質問でした。いかがでしたでしょうか!?

ヒゲめがねならではの考えも媒介にしながら、ぜひ皆様ならではの答えを考えてみて下さい。

そしてもしよかったら、読んでみての感想や、皆さまなりの答えを教えて頂けると嬉しいです!

それでは、今日も良い一日を!

                                

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2020年6月長野県佐久穂町にIターンし「カレー屋ヒゲめがね」を開業。家族とゆったりと暮らすべく、営業は週4ランチのみ。人生100年時代における生き方の1事例として発信できるよう、日々奮闘中。 https://lifeshiftjapan.jp/interview/6833/