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料理写真のSNS投稿は自炊の励み

おじさん達へ

 「あなた家事は自動で済んでると思っていない?」

「手伝うって言うけど私の最低限の家事ルールを理解してからね!じゃないと結局やり直さなくてはいけなくなる。だって日々の家事は私がやっているんだから...」

「気が向いた時、高級食材で美味しいものをドヤ顔で作ってくれるのは良いけど、家計の心配はしてないよね!そしてシンクを洗い物で一杯のまま放置しないで!結局片付けるのは私だから...片付けは料理しながらする事」「食べ終わったら食器を洗い、棚に片付け、シンクを掃除して生ゴミを片付けて終了だからね」

こんな事を言われた事はないだろうか?

誤解しないで欲しいのは妻は優しい人だったし、穏やかな人だった。これだけは名誉の為弁明しておく。

これ一人になって家事全般をワンオペでやってみてやっと理解出来たこと。一方、家事を任せっきりにせず積極的に参加している人もいるだろう。そういう人はきっと一人になっても家事は大丈夫だろうが、大概の人はそうは出来ない。いざ一人になってパニクってカオスに陥る。下手するとよくテレビに出てくるゴミ屋敷へまっしぐらになるかも知れない。

朝餉


自分は仕事して稼いでいるんだから、家のことは妻に任せるで何が悪い。しかし、家事は重労働で、その上子供がいれば24時間体制で日々生活している訳である。お洒落に家事をシェアーしようなどと軽々しいものではない。

もし1人だったらと考えてみよう。
長い年月、パートナーとそんな生活をしてきた人だから料理は苦手、家事全般も苦手という人が多い。もっと積極的に家事に参加して、もしもの時に備えようではないか。今の時代、人生寿命は伸びている。80歳以上でも元気な人はたくさんいるのだから、1人で生きていく確率も上がっているはずだ。

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私はと言えばフォトグラファーになる前はカフェ業界に長年身を置いていたので料理を作るのは好きだ。ただ、仕事柄、家では殆ど料理は作らなかった。12年前、自らの病気をきっかけにフォトグラファーに転向した。そしてしばらくしてこれから人生を二人で楽しもうという時に、妻が同じ病気でこの世を去った。まさか日々賄いを作る事になるとは思ってもいなかった。まぁ〜いつかはどちらかが先にいなくなるんだろう位のまだ先の事だと思っていた。

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毎日3食自炊は結構大変だが、最初の内は得意な料理をHIGEHIRO YouTubeに投稿して楽しんでいた。その時は悲しみを忘れる為に必死で賄いを作る励みにしていたのかも知れない。

その後、料理を作りながら動画を回し、コメントを加えながら作るネタがなくなってきた。もっと経験して再チャレンジしたいと思っている。

次にSNSに作った料理を投稿し始める。この為にinstaram higehiro_cafeには新しいアカウントも作った。


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観ていただいている方から反応をいただけるようになり今は気が向いたら投稿を続けて4年目になる。

料理はゆるく作ればいい、そして気が向いたら投稿すれば良い。最近は気負わず、今日は作りたくないと思っら冷凍食品をチンして食べる日もあって良いと自分を許すというかゆる〜い賄い作りにしている。ある朝は一汁一菜と言う日も多い。例えば具沢山の味噌汁と納豆ご飯、漬物と言った感じで済ませることも多い。家事全般も最近はやりたくない時はやらない。家事ボイコットする日もつくっている。快適だったらそれでいいじゃない。

フォトグラファーとして賄いを撮ることも楽しんでいる。どうしたら美味しそうに撮れるか日々試行錯誤している。ただ、夢中で写真を撮っていると食事が冷めてしまうので程々にしてはいる。


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魯山人が言っている...天が作った味を人間が超えられるわけがない。

四季折々スーパーには旬のものが並ぶ、それを目にして季節を感じ料理に取り入れ味わう、そしてシンプルになるべく素材を生かして作る楽しさを身に着けたい。

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長く生きてきて思うことは、やってきたことは総て今に集約されている。料理が出来るのもきっとこの日のために学んだのかも知れないと確信した。

                                                                        

     2022年 5月6日 higehiro

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